CSI: 科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン7)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi7/
http://www.watch-csi.jp/csi/csi7episode.php


第18話 ダイイングメッセージ
Empty Eyes

脚本/Dustin Abraham
監督/Jeff Woolnough
--------------------------------------------------------
突然人通りの多いストリップクラブにリムジンが突っ込んでくる。
通報で駆けつけてきたハスキンス巡査が現場を指揮していた。
目撃証言によると遠くから銃声が聞こえたという。
リムジンに乗っていたのは麻薬の売人のドロップスとチャンプ。
そして運転手だが、チャンプだけが頭を打ち抜かれて死亡して
いた。車内からは白い粉末と被害者の脳、そして100ドル札など
が見つかる。
チャンプに事情を聞くと被害者は20年来の付き合いであるチャ
ンプで、ファミリーの一人だという。誰が撃ったのか?と尋ねる
が狙う者は沢山いるとのことだった。
銃撃現場を捜索すると、9mm弾、4号オート、38口径の357に
50口径のデザートイークルの銃弾など多数見つかる。

一方住宅地で全身を擦過傷で傷つけられた女性の遺体が発見
される。免許証から被害者はメリッサ・ジェントリーだと思わ
れた。服装を見る限りではパーティー帰りに車から突き落とさ
れたのではないかと推察される。ウォリックは彼女が車から
突き落とされたと思われる現場からプラスチックの欠片を見つ
ける。

ドロップスをラボに連れてきて色々と取り調べをする。
発射残渣が無いか、そして着ている服を全て脱がせるグレッグ。

リムジンを調べると、車体を貫いた銃弾は6発だと分かりその
一発が被害者チャンプの頭を貫いている事が分かる。その内、
窓ガラスを突き抜けているのは2発で、内側からと外側から
撃たれている事が分かる。恐らく外から撃たれて中からも反撃
したのではないかとの事だった。では車内では誰が銃を撃った
のか? 38口径の銃登録しているのはドロップスだと分かるが、
彼は撃っていないし、過去に盗まれたのだと告げる。しかし
ブラスが問い詰めると今度は撃った後に投げ捨てたという。
しかし現場捜査官が調べた結果銃は見つかっていなかった。

現場で見つけたプラスチック片はGMC社製のシートベルトの
アジャスターであることが判明する。その部品が使われている
車種は多く特定は難しいという。

そんな中被害者メリッサの母親・パメラをラボに呼び事情を
聞くことになるウォリック。しかしメリッサの遺体を調べて
いたキャサリンは緑色のコンタクトレンズを見て気がついた物
が有った。免許証の写真とは似ているが本人ではないという
のである。キャサリンは本当のメリッサが生存していることを
確認し、ウォリックに連絡を入れる。それを知った母・パメラ
はウォリックに安心して抱きつく。パメラに被害者の顔を確認
してもらうと、メリッサの友人のシモーヌだと判明する。

リムジンに搭乗していたと思われる三人からは一切コカインは
検出されなかった。しかし車内では100ドル札が落ちていたり
白い粉が落ちている跡が見つかっている。他にも人間が乗って
いたのではないかと言う。

メリッサから話しを聞くとシモーヌには有効期限の切れた免許証
を挙げたという。彼女にはリッチな友人が居たようで、男を
利用して奢らせたりしていたとのこと。サンセットのゴールド
スクエアによく行っていたことを知る。彼女の所持品の中から
ナンパした際に店の紙ナプキンに書いた電話番号とケアリーと
書かれた名前を見つける。
--------------------------------------------------------

麻薬の売人ドロップス

この男性、度々CSIでは登場する。
最初に登場したのはシーズン6の20話「クレージーストリート」。
自らプロモーターでイベントを仕掛けている様なことを言って
いるけど、同時に麻薬などにも手を出している様子。
シーズン8の14話「二階の出来事」で彼との因縁の関係は終わる
様だ。彼はブラス警部を知っていたし、ニックについても
鑑識課のニックかと言っていたモノね。

二つの全く関係の無さそうな事件が一つになる。

しかも女性を我が物顔でクラブから連れ去ったことで常連客が
怒ってマフィアみたいな男達に襲いかかるというのだから
凄いよね。

グレックと因縁の関係にあるジェームズ家。

デミトリアスの件では和解金を払うことになったけど、グレッグ
にとっては不満な結末となった。今度は彼の弟のアーロンが
事件に関わることになる。皮肉にも和解金で得た250万ドルが
元で金持ちになった彼らに目を付ける人は多いような感じだ。
今回のアーロンは確かにたまたま居合わせただけの様子。
グレッグがマーラに正当性を訴えるところは格好良かった。
アーロンに関しては逆に無実になる為の口添えをするというの
だから皮肉だね。

キャサリンとソフィアの面白いやりとり

ナンパのテクニックとして紙ナプキンを折り紙にして電話番号
を渡す手をキャサリンは古くさいと一蹴するも、ソフィアに
とっては効果的な方法らしい。そんなに悲惨なの?というキャサ
リン。でも今回そんな折り紙作戦をしているケアリーの元に行く
と、二人は美人だと褒め称えられていたね。

結局全ての解決の鍵はシートベルトだった。

これだからシートベルトの着用はお忘れ無くという皮肉が
込められているのだろうか。
結局現場から見つかったプラスチック片はリムジンの物。
しかもシートベルトをしていたために車から落ちた後にも
引きずられていたのだという。
案外そんな引きずられている姿を見て、常連客の男達は発砲
してきたのではなかろうか?


ギル・グリッソム (ウィリアム・ピーターセン) CSIリーダー
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI (新主任)
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (ジョージャ・フォックス) CSI
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事
ウォリック・ブラウン (ゲイリー・ドゥーダン) CSI
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) ラボ
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事

ドロップス (Method Man) リムジンの乗客
マーラ・ジェームズ (Lorraine Toussaint) 母
アーロン・ジェームズ (Vicellous Reon Shannon) 次男
チャンプ・プランドリー (Dheeaba Donghrer) リムジン被害者
ジェフリー・マッキーン (Conor O'Farrell) 郡保安官代理
ケアリー・コービル (Ben Crowley) ナンパ
デュアン・マクウェーン (William Allen Young)
メリッサ・ジェントリー (Aimee Garcia) 被害者の友人
パメラ・ジェントリー (Marlene Forte) メリッサの母
--- (Laura Vandervoort) ミス・タンジール
--- (Robin Sydney) ミス・パレルモ
--- (Katie Chonacas) ミス・ラッキー・ドラゴン
ブラッド・ルイス (Terry Bozeman) 弁護士
ベイリー・ハスキンス (Charley Rossman) 巡査。冒頭で登場
--- (Jon K. Farless) CSI
--- (Bobby Hall) CSI
ジュディ・トレモント (Victoria Prescott)
シモーネ・モリーネス (Alicia Sixtos) 被害者
スコット・ブリティントン (Ari Zagaris) 被害者
デミトリアス・ジェームズ (Willie Macc) 元被害者


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system