CSI: 科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン9) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi9/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi9episode.php

第19話 スカイハイ The Descent of Man

脚本／Evan Dunsky
監督／Christopher Leitch
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スカイダイビング教室の経営者ピエールは、この日ミンクと
スカイラーの二人と一緒にダイビングする。ピエールのヘルメ
ットにはビデオカメラが設置してあり、着陸するところを
撮影していた。しかしピエールは空中で制御不能になり、予備
のパラシュートも開かずに墜落してしまう。
すぐに通報を受けて救急救命士が到着。そしてCSIも現場入り
する。共同経営者の男性マックスが事故ったであろう車と共に
駆けつけると、ピエールは一緒にフランス外人部隊に所属して
いてスカイダイビングでは1500回以上フライトしたベテラン
故に絶対に事故ではなく事件だと主張する。
一緒にダイブした二人の女性達も、途中までは完璧なダイビン
グだったと主張する。ピエールがデザートパーム病院に運ばれた
事を知ると、一同病院に行く。マックスによると俺たちは兄弟
も同然で、一緒にベルギーから渡ってきたと語る。

一方砂漠ではバードウォッチャーの男性が変死体を見つける。
駆けつけたラングストンは、遺体は30歳代の白人男性で、両目
が食い荒らされている事を知る。砂漠故に現場周りには足跡が
くっきりと付着していた。しかし変死体の周りには、通報を
受けてかけつけた警察官以外の足跡が見つからなかった。
モルグで遺体を調べると、体には聖スティーブンスと書かれた
タトゥーが彫られていた。"伝えるために我は来たれり"との
メッセージも。

ニックとライリーはパラシュートを調べる。
ハーネスにはキャノピーが片方しか付いておらず、装備を外す
為のカットアウェイが行われているが、不自然に青いコードが
切れていて、リザーブのパラシュートが開かないようになって
いるのを見つける。装備のチェックには十分気遣っている
ハズなのに、二重にミスが重なることなどあり得ない事を告げ、
ケーブルに容疑者のDNAが付着していないかを調べようと言う。

砂漠の遺体の大脳に出血痕が有った。この血腫が死因だという
ロビンス。鈍器による損傷が原因だろうとし、倒れたことで
頭をぶつけた事も考えられなくもないが、頭頂部にあることから
その可能性は低いという。
そんな中、ブラス警部から、亡くなった男性の本名はマーク・
ヴァングローヴストリートで布教活動している事を知る。
早速その住所に行ってみると、そこには聖スティーブンス教会
の文字が不自然に消されて聖ジョージ教会と書かれていた。
中で詠唱しているジョージという男性に話を聞く。

一方セブンスビルで二重殺人事件が起きる。
グレッグとキャサリンは現場に行く。
妻のグレッチェン・ジャビードがL.Aから帰宅すると庭で
二人の遺体を発見したという。一人は夫のイスマイル・ジャビ
ード。もう一人は共同経営者のアレン・マッケンナだった。
彼らはイスファハン大理石タイルを経営していた。一番最初に
現場に駆けつけた警察官・エイカーズに話を聞くと、押し入った
形跡は無いとの事だった。
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■3つの事件が起きる

CSIでは複数の事件を同時に扱うことがあるけど、今回もその
パターン。まるで科学捜査をあざ笑っているかのような話の
顛末だったけど、ラングストンが来てようやく少し余裕が出て
きたという所だろうか。

■パラシュートで落下した事件

結論から言うと事故ではなく自殺未遂だった。
容疑として女性同士が嫉妬心から男性に対して殺害に及んだかに
思えるものが有ったし、共同経営者のマックスなど怪しい人物が
捜査線上にあがる。

事の顛末は二人が毒殺された事件と関連があった。
何故マックスの車が事故を起こしていたのか。
そして冒頭で彼が絶対に事故ではなく事件だと力説した理由が
隠されているという感じだったね。

■砂漠で亡くなった伝道師・スティーブン

結論から言うと事件性は無く、亀が落ちてきた事による死だった。
事件捜査を担当したラングストンが、"以前ならほぼゼロだと答
えるが、実際に起きた以上100%だ"と語る辺り、いよいよCSIに
ハマり始めたなという印象。ギルもこういう台詞を言いそうな
所を見ると、互いに学者肌という共通性を感じるところかな。

ジョージが殺害したのかと思いきや、彼は正しくあるより同意
せんとする、スティーブンの第17の教えを忠実に守っていること
が判明。ジョージを演じているGreg Germannは、「アリー・my
ラブ」でもリチャードという癖のある役所だったね。

■ペルシャ人の経営争い

二人の男性が殺害された事件。
エイカーズ刑事や妻のグレッチェンも倒れて運ばれたことから
毒殺だと判明していく。使われたのはジギトキシン・強心配糖体
と呼ばれる心臓のクスリ。
低空飛行で飛んだ飛行機から散布されたもので、その飛行機を
操縦していたのがピエールだった。
イスファハン大理石タイルの経営者が狙われ、マックスが脅され
ていた事を知る。外国人部隊だったという彼らも家族を楯に
されると流石に厳しいね。

■出演者

ミンク役のCharisma Carpenterは、「バフィー 〜恋する十字
架〜」のコーディリア・チェイス役、「チャームド〜魔女3姉
妹〜」預言者のキラ役、「ヴェロニカ・マーズ」ではケンドー
ル・カサブランカス役で出演。

彼女のライバルスカイラー役のErin Danielsは「Lの世界」
でデイナ・フェアバンクス役でレズビアン役を演じている。

■警察官・エイカーズ

度々CSIでは登場するキャラクター。
一番最初に出たのがシーズン4の7話「猶予24時間」に登場し、
そこから16回目の登場のようだ。特に目立つ役割ではない
けど、出たり出なかったりの役割の中で、いよいよ脚光を
浴びた感じのエピソードだったね。