CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン10)

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Sep. 25, 2011
第1話 私は死なない Countermeasures

脚本/Marc Dube、Barry O'Brien
監督/Sam Hill
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ホレイショはマリソルとデートの待ち合わせ場所に行く。
海の見えるレストランでの食事。ホレイショは逢いたかった
事を告げ、彼女を綺麗だとして称賛する。好きなものを注文
したのかと問うと私の好きなものはホレイショだという。
しかしそんな状況の中、ホレイショは腹部から血が出ている
事を知る。すると突然目の前に居たマリソルはあなたはもう
帰らないといけない事を語ると、"立ち上がるのよ!!"と語る

その頃ランディナタリアを車のトランクに詰め込むと、
その車を海の中に落としてしまう。ナタリアは携帯で助けを
求めるがとても落下した海まで助けにくる時間も無かった。
そんな中、ホレイショは立ち上がると、腹部から血を流しなが
らも海に飛び込み、なんとかトランクを開けてナタリアを
救出する。
救急車によってすぐに病院運ばれる中、ホレイショはマリソル
の夢を見てはうなされていた。

一方ナタリアも病院に運ばれる中、ランディが言った言葉を
思い出していた。
「大事なものを総て奪われて心を空にされた人間は誰でもこう
なる。」と。

マスコミはマイアミ市内に二人の凶悪犯が逃走中であることを
報道する。一人はランディ・ノースであり、もう一人はジャック
・トラー
だという。現場レポーターのレスリーによると、特に
危険な方はトラーの方で5年前に3人の女性を殺して有罪判決が
出ている事。3人の女性を燃焼促進剤によって燃やして殺した
人物だった。ランディ自身も警察官の2名を撃って逃走中との事。

病院に運ばれるホレイショとナタリアだったが、ナタリアは
病院にいた人物を思わずランディの見間違える。
ホレイショは24時間経過観察しないと危険だとして、医師は
退院の許可は出せないとするが、ホレイショを止めることなど
出来なかった。
ホレイショはナタリアとカリーに対して、ランディを追ってくれ
と告げ、ランディの里子の事も調べて欲しい事を語る。

一方ホレイショの元にはロックリア調査官がやってくる。
安全保障省の上司と会話したが、先日押収した紙幣の紙は有る意味
氷山の一角であり、販売したのはバーナード・アシュクロフト
だけでなく他にもマイアミ中の犯罪者に売っている事を知る。
しかしホレイショはトラーは金よりも殺人を最も目的としている
人物なので、金に固執はしないだろうとの事だった。

デルコはランディの里子であるオースティンを署に連れてきた事
を語る。カリーは帰宅する予定だったが、今帰る訳にはいかない
として仕事を継続する。そしてカリーは自分がオースティンと会話
してみると語る。

オースティンから話を聞くカリー。
オースティンは妹のことを気にしていた。カリーは彼にパパは
何処に居ると思うのかと問う。オースティンは捕まえないで欲しい
とするが、これ以上、父が誰かを傷つけても良いのかと問うと、
パパを探すことを手伝って欲しいと頼む。

オースティンはランディの携帯に電話すると、里親の家を出て
一人でいる事を語る。もう戻るのは嫌だとして迎えに来て欲しい
と語る。
現在ショアウェイパークのライフガードのタワーの下にいると
いうと迎えに行くという。しかしその回りには警察官を配備する
中、オースティンを海岸沿いの砂浜で一人で遊ばせていると、
ランディが来たところを逮捕する。

ホレイショは一仕事終えたところで、アドレナリンの関係からか
傷口が痛みだし、ナタリアも殺されそうになったことを受けて
PTSDの症状が出始める。
ウルフはそんなナタリアに声を掛けると、平気だと思っていたが
やはり駄目だと彼に相談する。どうしてもトランクの中で殺されそう
になった事を思い出してしまうのだという。今年は何度もそんな
場面に出くわした事を告げ、これ以上は難しいかも知れないと
語る。するとウルフはかつて自分もネイルガンで撃たれた事(s4-8話)が
有り、その際PTSDの状況に陥ったという。何をするにも駄目だった
が、彼女から「貴方は怪我や仕事のプレッシャーに負けたりしない
人だとして、黄色いテープをくぐるのよ」と言われた事を語る。
それを聞いた彼女は自分がウルフにかけた言葉である事を思い出す。

取調室でランディから話を聞く。
法廷で貴方に有利な証言をしたのにこの仕打ちかとして、ナタリア
はランディに感情的になっていた。トラーは何処に居るのかと
問うと、自分は刑務所で同じ房だっただけであり、あまりよく
知らない関係なのだという。ただヤツは出所したらデカイ仕事を
すると語っていたとし、会話の中には、「ATM強盗」がどうとか
語っていたのだという。
ホレイショはそれを受けて確か昨年ATM強盗事件が起きたことを
語る。行員が至近距離で撃たれたもので、恐らくレオ・ケンドリー
とパートナーのリッキー・ガリンドによる仕業だろうとのことだ
った。リッキーが所持する車は、黒のポルシェ・ボクスターなので
手配する事を語る。
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    いよいよ始まったマイアミ版のラストシーズン。
ニューヨーク版のラストシーズンも日本では今週から放送が始ま
るし、一時代を築いたであろうCSIもいよいよ終わっていく。
シーズン9のラストで捜査官たちの間に衝撃的末路が有った事
も有って、どう切り抜けていくのか気になる作りだった。

亡くなった筈のホレイショの妻でデルコの姉のマリソルが
クレジットされているのを見て、ホレイショが生死をさまよう
演出の中で出てくるのは明らかだとは思っていたけど、それを体験
しつつも、その日・その場面からまた捜査に復帰してしまうと
いうズボラで無謀なシナリオが如何にもマイアミらしく、ホレイ
ショ依存症体質を浮かび上がらせている感じ。
ホレイショが片づけなければならない案件だとしても、どのシーン
を見てもわざわざホレイショが出てくるのを待ってからの捜査
という感じが否めない。

流石のホレイショも今回のラストでは、ちょっぴり弱気な発言も
見られた。「大丈夫なの?」「そうでもない」・・・。なんとなく
ホレイショの傷ついた体だけでなく心をロックリア捜査官が受け
止めて欲しいと思わせるシーンだったね。

ナタリアもまたトランクに閉じ込められて殺されかけた
ことも有ってPTSDになりかかっているけど、この辺は、CSI:科学
捜査班
のサラがシーズン7と8辺りで車の下敷きになってしまう
辺りの流れに通じるところがあるかも。

ATM強盗の流れが過去に有り、その共犯者を知りつつもホレイショ
は何故これまでに逮捕していなかったのかという感じにも思える。

手配車両を見つけ、その車の中に有るフロアマットの小魚・ガラ・
ルファ(ドクターフィッシュ)がひからびているのを見つけて
エステだと突き止めるウォルター。

レオとガリンドはその流れであっさりと捕まったけど、
捜査官たちを傷つけたランディを電話でおびき出す流れと、
トラーもまた同様の流れで捕まえようとするところなど、ちょっ
ぴりワンパターンな流れを繰り返してしまった感じ。

容疑者を追いかける際に列車が走って来て取り逃がしてしまう
というシーンはよく見かける事だけど、あれだけ回りで見張って
いたのに、見張りに死角が有って取り逃がすというのは正直
考えられないところが有った。

トラーの着衣からまたしてもウォルターが捜査に於けるメガヒット
な証拠を見つけて、有機化合物の付着から、大気管理局のデータ
ベースと照合してエッドウッドのゴミ廃棄場を特定。
トラーもまた母親によって激しく虐待を受けていたということで
ネックレスは母親を象徴する持ち物であり、彼が女性を殺害する
理由にも繋がるものが有った。

「お前は駄目な子だと言え!」と犯人のドMっぷりが凄い。
トラーの母が息子に対して「ちゃんとしな!」と虐待している
映像が有ったけど、海の上の診療所の武井咲さん役の子の台詞
がフト頭をよぎる。

父親が逮捕されたことで、オースティンは最後にカリーの家に
行きたいことを語っていた。カリー役のEmily Procterは
シーズン9撮影の頃に出産を経験しているので、シーズン9では
かなりふっくらした印象が有ったけど、シーズンファイナルでは
随分と元通りの体型に戻った感じだった。

・The WhoのWon't Get Fooled Again



ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) CSI
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI
レオ・ドンウェル (Josh Zuckerman) CSI、コンピュータ分析
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) CSI

フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
ジェイク・バークリー (Johnny Whitworth) デイド署・刑事
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 元刑事、現在私立探偵
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
サマンサ・バリッシュ (Jessica Szohr) CSI
タラ・プライス (Megalyn Echikunwoke) 検死官 (s7 #2から)
マイケル・トラバース (Christopher Redman) ラボ職員 (s7 #3#18)
ジェーン・バートレット (Samantha Quan) ラボ職員 (s7 #5#6)
デイヴ・ベントン (Wes Ramsey) 写真分析
ジェシー・カルドーソ (Eddie Cibrian) ラボ職員 (s8より)
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) ラボ/現場写真分析
トム・ローマン (Christian Clemenson) ラボ/監察医
ニッキー・ヴェガ (Alexandra Adi) ラボ
モリー・スローン (Leven Rambin) ラボ

ジャック・トラー (Callum Keith Rennie) 最後の脱獄犯
ランディ・ノース (Ethan Embry) 4年前ナタリアが薬物所持で逮捕
レネー・ロックリア (Natasha Henstridge) 国土安全保障省・偽札調査官
リッキー・ガリンド (Will Rothhaar) ATM強盗共犯、ポルシェに乗る若者
レオ・ケンドリー (Sticky Fingaz) ATM強盗共犯、競馬好き
メラニー・ガーランド (Rachel Brosnahan) トラーに誘拐される女
オースティン・ノース (Maxim Knight) ランディの息子
マリソル・デルガド (Alana De La Garza) ホレイショの元妻・回想シーン
--- (Miguel Perez) Register Clerk
--- (Brian Ibsen) Doctor
--- (Dana Ward) Female Reporter
--- (Eliott Rodriguez) Male News Anchor
--- (Eileen Grubba) Toller's Mother
--- (June Carryl) Nurse
--- (Christopher Judd) EMT
若い頃のジャット・トラー (Shane Roney) 母親に虐待されている
--- (Wesley J. Szabo) Mistaken Serial Killer

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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