1 Dec. 2012
第9話 19年の呪縛 A Few Dead Men
脚本/K. David Bena 監督/Don Tardino
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1992年マイアミ、少年は森の中でフードをかぶった男たちに 追われて、捕まり縛られると殺害されてしまう。
当時巡査をしていたトリップは現場に一番最初に到着して 現状を報告する。すると14歳の少年トロイ・フェイバーが木に
くくりつけられ拷問されて殺害されているのを目にする。 トリップは現状を本部に報告して鑑識を寄越すよう告げるが
あまりに凄惨な事件なので嘔吐する。
容疑者として、高校の陸上部のスターだった、ロッコ・ダマラ、
ヴィクター・シェットランド、ダレン・リグスは第一級殺人 として起訴される。当時現場で目撃したものがいて、その証言
が決め手となり、エハーソル裁判長は終身刑を言い渡す。
しかし2011年11月20日、目撃者が重要証言を撤回した為に、 有罪判決は破棄され、それに反証する証拠もない事から、
アルフォード・プリーに対する司法取引のやり方に対する風辺り
が強くなっていた。
19年ぶりに出所することになった三人。歌手のケイラ・ブレッ
ドソーは彼らが冤罪で捕まっているとして、先頭に立って
釈放を喜ぶ。彼女の行動に賛同するものたちは裁判所から出て 来た三人の冤罪者に対して、ようやく自由になったと考えて
喜ぶ中、プラカードを持った群衆は「アルフォードプリー反対!」 を掲げていた。正義の目が見ているんだと叫んでいた。
そんな群衆の中に、ホレイショとトリップは被害者のトロイ の両親である父・ブルースと母・コニーの姿を目にする。
ダレンたちは、19年の刑務所生活で希望を失いかけていたが 支援者たちのお陰でまた生きる勇気が出たことを唱える。
そんな主張をしているダレンに対して、ブルースは殺害しよう として近づくが、ホレイショがそれを止める。私に任せて欲しい
とするが、ブルースは警察に任せた結果がこれだとして不信感 を露わにする。
ケイラは三人の為にプール・パーティーを催す。 しかし3人のウチのロッコがキッチンに居る際に殺害されてしまう。
すぐにトリップやホレイショは現場へとやってくる。 ホシは誰なのかという問いかけに、ホレイショは「マイアミだ〜」
と語る。
ダレンとヴィクターはロッコが死んだというのにまるで悲しんで
いる様子もなく別の場所でパーティーをしていた。その姿を見て 何か隠しているのではないかと疑う。ウルフは警察に
保護してもらうべきだとして、二人に告げるが、二人ともこれ以上 警察につけ回されるのはゴメンだとして断る。トリップはお前たち
がどれだけ酷いことをしたのか知っているとして容疑の視線を 向ける。ウルフは判事の決定なので受け入れないといけない
事をトリップに伝える。
ロッコの遺体を検視するローマン。
鋭器損傷によって体には10カ所の傷跡があるという。内出血に よって亡くなったことは明らかだった。トロイは刺されて死んだ
為にこれは復讐事件だろうというウォルター。 被害者の腕につけ爪の破片が付着していた。女性のつけるつけ爪
はアクレルボンドを使うので外しづらいのだという。ケイラは 確か会見の時につけ爪をしていたという。しかし現在ケイラはジャ
クソンビルでのツアーに向けて出発している事を告げる。
カリーとウルフはケイラの元にいく。
ロッコが死んだ件で現場につけ爪が落ちていた事を語るが、 私の爪ではないと否定する。ビクターの話ではないのかという
ケイラは、この件で何かを知っていると悟る。カリーは二人きり でケイラと会話すると、ビクターは少年殺害の犯人ではない
事を告げ、私はビクターによってレイプされた事を告げる。 助けた相手から襲われるなんて恥ずかしくて言えない事を告げ、
しかも自分でまいた種だと語る。 カリーと共に病院にいきレイプ検査を受けることになる。
ダレンとビクターはボートを乗り回している筈だという情報を 受けてマリーナにいくと、ビクターはダレンをボートから
落とし、ビクターは一人で逃走する。 ダレンから話を聞くと、あの舟は支援者であるザック・アンダー
ソンから借りたものだとし、私はこれ以上逮捕されるのは嫌だと 語る。
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