CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン10)

http://www.tv-tokyo.co.jp/official/csi-miami10/
http://www.watch-csi.jp/csi_miami/





9 Feb. 2013
第18話 さようならマイアミ・ファミリー[前編] Law & Disorder

脚本/Michael McGrale、Greg Bassenian
監督/Allison Liddi-Brown
--------------------------------------------------------
クラブで女性がふらつきながら歩く。店員は声を掛けるが、
女性は気分を悪そうにしていた。
女性は車道で男性の車によって轢かれて発見される。

通報を受けたデイド署員たちはすぐに現場へとやってくる。
トリップは運転手の飲酒検査を行う。運転手はパーキングを
探している際に轢いてしまったと告げ、犬を轢いたかと思い
全く気が付かなかったという。
ローマンは遺体を調べると頸椎と両足のくるぶしが外側から
潰されていることを告げる。しかしそれではないと告げ、
車が轢かれる前からここに倒れていたであろう事を告げる。
被害者は泡を吹いていること。瞳孔収縮が見られ神経ガスにやら
れた時の所見だという。チアノーゼから見てまだ亡くなって
間もないものだろうとのこと。彼女はクラブにいたことを考える
とまだ犯人はクラブにいる可能性が高いとして、ホレイショは
封鎖を指示する。

クラブの店員に話を聞くと、グラスが殻になっていたので
アルコールを入れたことを認めるが、それが仕事だという。
ヨダレをタラしながら店に来た事を告げる。
そんな話を聞いてたデルコとカリーだが、カリーの元には
一本の電話が鳴る。指紋の提出をしたが血液サンプルが必要ならば
今日の2時にいくことを語る。
グラスを調べるが、どこからも神経ガスの証拠は見つからなかった。
店員に彼女はどこから来たのかと問うと、恐らくトイレからだ
と告げ、ふらついて咳をしていたのだという。

カリーとデルコはクラブのトイレを調べるが、シンクからは
何も見つからなかった。しかしゴミ箱に被害者のバッグが捨てて
あり、IDから被害者はデニース・ベインズ(25歳)キャロルシティ
に在住だと分かる。
バッグの中身を調べる中、デルコはカリーに先ほどの電話が聞こえ
てしまった事を告げ、私立探偵にでもなるのか?と問うが、
それは誤解だと語る。
バッグを調べていると目薬から、Gシリーズの神経ガスが検出
されたことを語る。一滴でも即死するものだという。
ローマンから話を聞くと、Gシリーズの神経ガスには、タブン
とソマンとサリンがあるという。無臭の液体だとすると、恐らく
サリンだろうとのこと。液体が気化すれば半径数十メートルの
人たちも死に陥るものだと語る。即アトロピンを打たないと
亡くなるという。
聞き込みの結果、30分前にタクシー運転手が気分の悪いとする
女性を乗せていったことを知る。駐車係の男性から話を聞くと
180cmで茶色の髪の毛をした女性を乗せたという。涙目をして
咳き込んで気分が悪そうだったとし、100ドルをもらったので
優先的に割り込ませたという。ウルフたちは受け取った100ドルを
調べるとサリンの痕跡があることを知る。サンスタータクシー
に乗っていったと知ると、ウォルターはすぐにタクシー会社に
問い合わせて何処で客を降ろしたのかを問う。

サマンサとトリップは女性を下ろしたという場所に向かうと
そこは使用されていない倉庫だった。トリップは息が出来ない
として苦しむ女性の姿を見て助けようとすると、女性は突然
トリップが手にしている銃を分解してしまいトリップを倒して
逃げようとする。大金とサリンを手にしている殺し屋だと
判明するがトリップは思わず不覚を取り熨されてしまう。
しかしサマンサが銃を向け投降を呼びかける。
特殊訓練を受けたプロの殺し屋で手には多数のパスポートを
所持していた。しかし彼女はデニースを殺害する際に自分の
手にもサリンを浴びて気分を悪くしていることを知る。
サマンサたちは今話さなければ終身刑だとして脅すが、それ
でも生きていられるとして暗殺者は何も語ろうとはしなかった。

デルコとナタリアはデニースのアパートを調べる。
中は本だらけでデスクに向かって常に仕事をしていたであろう
形跡が見て取れる。マイアミ・ビーコンに掲載する原稿を書いて
いたようだというナタリアは書類の中に何か手がかりがある
ハズだと語る。
更にデニースのアパートには彼女が食べるには不自然なくらい
の中華のデリバリーの容器が捨てられている事を知って
来客が有ったことを示唆していた。ソファーを調べると、サイズ2
のドレスが落ちており、そこには体液が付着している事が分かる。

ナタリアは先に帰宅する中で、デルコは近くでケンカしている
カップルのクライドベスがいることが分かる。デルコは床に
証拠品の箱を置いてカップルのケンカを止めに入る。
ラボに戻りドレスを分析すると、DNAはなんと現職のマイアミ
市議会議長・ランダル・スタフォードのものだと判明する。
--------------------------------------------------------
クラブから出てきた女性・デニースは何者かによって神経ガス
を使って殺害される。デイトレイプなどドラッグが疑われるが、
死亡所見を見る限り、サリンが使用されていることが判明する。
女性のことを調べていくウチに、彼女は何かをマスコミ紙面で
暴こうとしていたことが分かり、市議会議長との関与が
疑われていく。

マイアミ10の後半は弁護士が最大の敵として浮上したって感じ。
マイアミではS8-16話に出てきたダレン弁護士が再度登場する。

アメリカのクラブを舞台にした刑事ドラマだとよくありがちな
デイトドラッグによる暴行事件なのかなとは思ったけど、
使用されているのはなんと神経ガスのサリン。液状化されている
訳だけど、日本人にとっては、地下鉄サリン事件を彷彿させる
もので、特定の人物だけをターゲットにして殺害出来るものなの
かって感じもする。殺し屋ならば目薬などを使わず、注射でも
使ってブスっと行った方が手っ取り早いのではないかという
感じがした。
そしてこの女性殺し屋は、トリップ刑事を相手に隙を突いて
ボコボコにする。なんと言っても凄いのは片手で銃を分解して
しまうところだ。女性の下着を片手で外すレベルで男性のシンボル
的な銃という武器を軽く壊してしまうところに、ものすごく深い
メッセージ性が含まれていそうだけど、単なる深読みか(笑)

敵は悪徳弁護士の典型で、デルコやサマンサは完全にハメられて
しまうけれど、CSIなどの証拠品は一度封を締めると開けたか
どうかは一目瞭然となっているハズなので、そんなに問題はない
かと思うのだけどね。ナタリアが突然証拠物を持ち帰らずに
一人でスタスタ現場から帰宅したので、絶対に何かあると
思ったら案の定やられてしまった。こんなに手際が良いとナタリア
も何か有るんじゃないかって疑いの目を持ってしまう。

ドラマとしては市議会の議長が主導して犯罪を犯しているのか
と思ったけど、それは完全にミスリードでいつの間にか弁護士
のダレンが人々の弱みを握り、犯罪隠蔽のネットワーク作りを
している。そんなに敏腕にも思えないけど、全員で一斉に
この弁護士が悪いんですと名乗り出ることは出来ないのだろうか。
一度悪い奴に弱みを握られると一生たかられるということを考えれば
告白した方がラクになると思うんだけどね。全てを肩代わりした
女性弁護士のギャビーことガブリエル弁護士も、弱みを握られては
いるのだろうけど、肩代わりするだけのどんな酷いネタを捕まれて
いるのだろうか。

カリーは冒頭から訳ありの電話。
なんとオースティンとパティを養子にすることを考えているという。
カリーって男運が無いのは有名だけど、カリーの男性遍歴は、

ジョン・ヘイゲン (S3) ->S3ラストで自殺
・エリオット (片思い)
・ジェイク (S5から) S7の初回で別れる
・デルコ (S7から) S8で別れ

今回の事件を見ると、サマンサはジョシュによって銃弾をすり替え
られてしまうけど、カリーもまたジェイクによって銃弾をすり替え
られたのではないかとされる疑いをもたれたことが有ったね。
刑事という立場上、出会いは限られるのかも知れないけど、
カリーってずっと刑事としか付き合いがないのも不運さを助長して
いるのかも。

・FawnのMiami


ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) CSI
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) CSI

フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
デイヴ・ベントン (Wes Ramsey) 写真分析
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) ラボ/現場写真分析
トム・ローマン (Christian Clemenson) ラボ/監察医
サマンサ・オーウェンズ (Taylor Cole) ラボ、夜番から異動

ランダル・スタフォード (Richard Burgi) マイアミ市議会議員
ジョシュ・アヴェリー (Ryan McPartlin) 検察官、サマンサの彼氏
クライド・ノヴァック (Zack Ward) ケンカする夫婦
--- (Katrina Law) Assassin / デニースを殺害
ガブリエル・ウェイド (Danielle Bisutti) 弁護士、ダレンの部下
デロンテ・カセル (Tory Kittles) クラブオーナー、客殺し
ダレン・ヴォーゲル (Malcolm McDowell) 悪徳弁護士
デーニス・ベインズ (Jessica Garvey) 25歳、マイアミ・ビーコン誌
ベス・ジョンソン (Danna Brady) ケンカする夫婦
--- (Lawrence Adimora) Valet
--- (Al Coronel) Male Waiter
--- (Tim Coyne) Driver
--- (Zach Criswell) Night Club Attendant
--- (Judy Echavez) Reporter
ジミー・ルイーズ () カセルに殺される
オースティン
パティ


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


inserted by FC2 system