第11話 一族の汚点 (Addiction)

脚本／Charles Holland 監督／Steven DePaul

レストランの駐車場から出た夫婦コールマン家の乗った車が
ジャックされ、走行中車外に放り出され、妻・ケイが亡くなる。
生き残った夫・モーガンから話しを聞くと、犯人は財布を要求
してきたというが、車内には財布が落ちており、亡くなった妻
の頭には銃弾で撃ち抜かれた跡が残っていた。不自然なカー
ジャック事件に捜査の目が光る。

いやぁどこかで見たことのある顔が出て居るなぁと思えば、
ロバート・ネッパーが出演していた。彼は「プリズン・ブレイク」
で、Tバッグ役を演じる俳優さんだ。
今回のCSIでは三人兄弟の次男役を演じ、ちょっと気弱で三男の
妻を好きになるという役柄だった。

ドラマはカージャック犯を追う件と、検死局での飲酒に関する
事件だった。メインは当然カージャックから発展する一族の
物語だが、後者である検死局の事件も後を引くような事件で
有って、寧ろこちらの方がドラマとして印象深い。

カージャック犯はすぐに見つかる。
後部座席で顔面を痛打した時の皮膚跡からDNAを検出し、犯人を
特定する。しかし既にその犯人も撃たれて亡くなった後だった。

コールマン家の事情を探るウチに色々と黒い事情が浮かび上が
ってくる。中でも三男の妻のギャンブル癖。
これがドラマとして殺害される動機へと繋がる。

正直殺すにも値しないものだと思うが、長男は何故こんなにも
簡単に人を殺せるのかという疑問が残る。殺し屋にしても
三男の妻にしても、自らの手で殺している。

もう一方の件は、検死局が行うアルコール中毒患者の回復プロ
グラムから発展していく話だ。
最後検死局を辞めたデレックが亡くなったかと思ってヒヤヒヤ
した。彼が検死局を辞めたのはアレックスの疑いの目から
発したものだったし、彼女は責任を感じていたことだろうから、
ここで彼が亡くなっていたら心の傷が残ってしまうよね。

遺体の所持品である酒を盗み飲んだ検死局員が亡くなるが、
アルコール中毒になると遺体の所持品でも平気に酒が飲めて
しまうところが凄い。普通の感覚していれば、気持ち悪くて
とてもじゃないけど飲めないと思う。

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

デビッド・カルーソ (ホレイショ・ケイン) リーダー
アダム・ロドリゲス (エリック・デルコ) CSI
ロリー・コクレイン (ティム・スピードル) CSI/殉職
カンディ・アレキサンダー (アレックス・ウッズ) 検死官
エミリー・プロクター (カリー・デュケーン) CSI
ジョナサン・トーゴ (ライアン・ウルフ) 新人CSI
ソフィア・ミロス (イエリーナ・サラス) 刑事
Rex Linn (フランク・トリップ) 刑事
Boti Bliss (マキシ・ヴァレイラ) CSI
Brian Poth (タイラー・ジョンソン) CSI・分析
Cristian de la Fuente (サム・ベルモンテス)
Brooke Bloom (シンシア・ウェルズ) CSI分析ラボ 美人職員
Christina Chang (レベッカ・ネビンズ) 州検事補
David Lee Smith (リック・ステットラー) 内部調査。サラスの彼

guest
Matthew Marsden (モーガン・コールマン) 三男
Robert Knepper (フレディ・コールマン) 次男
Avery Waddell (デレク・ロディソン) アル中、新人検死官助手
Joseph Kell (グレン・モンロー) 検死官。交通事故
Erinn Bartlett (ジュディ) コールマン家秘書
Dan Cortese (サル・コールマン) 長男
Holly Valance (ケイ・コールマン) モーガンの妻。ギャンブル狂
Jose Solano (エンリケ)
Greg Dohanic (フォスター) 検死官
Grace Renn (リサ)
Onaje Gittens (ウィリアム・ディーン)
Chad Hall (クリス・テイト) (uncredited) 事故遺体