CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン5)

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第5話 悪徳対決 Death Eminent

脚本/Corey D. Miller、Brian L. Davidson 監督/Scott Lautanen
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コバルト通りの空き家で市会議員のチャド・ブリッジスが殺害
される。体に刺し傷は8箇所。アレックスは遺体は4人前に殺さ
れたのだろうという。遺体は膨満していた。人間の体はバクテ
リアの飼育場の様なもので、人は亡くなると内部から腐食して
いくという。バクテリアはメタンガスを生成する為に、体内に
溜まるとして、ガス抜きを行う。その様子をウルフは嫌そうな
顔をして見守る。

通報をしてきたのは2軒隣の住人だという。この辺は高級住宅地
であり、空き家は2週間前に売られたばかりだという。購入した
のは企業のエイピアス・コングロマリットという会社だった。
遺体の有った現場にはブリーフケースが置かれているが、中には
携帯の充電器だけが残されていた。
ブリーフケースのロック部から皮膚が検出され、ゲイリー・ロ
ーガンのDNAだと分かる。過去に不法侵入や窃盗の前科が有る
隣人だった。

ゲイリーの元を訪ねると、引っ越しをする所だった。
DNAが検出されたことを話すと、中から携帯を貰っただけで
殺しては居ないという。カリーたちは裏庭で彼が作業していた
のを知り調べてみると、そこには遺体が有ったことが推測される
死蝋が検出される。こうなるには何ヶ月もかかるとして、一体
誰が埋められていたのか?

遺体をラボで詳しく調べると、腕に噛み後が見つかる。
挫創ではなく、犬が噛んだような裂創の後が見られるという。
確か第一発見者のダニエル・ウェルズは犬を飼っていたとして
話しを聞きに行く。
そんな中、現場に行くと、ジュリア・ウェルズや息子のオース
ティンウェルズが何かを叫んでいた。この一帯は立ち退き命令
が出ており、公用徴収だという。地方政府は個人住宅を差し押
さえて民間に売ることが出来るという。最近その制度がより
緩和するような法案が提出されて決まったのだという。フロリダ
知事は反対しており、殺されたチャドも反対派であった事を
知る。

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被害者のチャド

市会議員の彼は、公用徴収に反対の立場だった。
コバルト通りを再開発しようとしているエイピアス・コングロ
マリットという企業によって殺害されてしまったのか?

もう一つの殺人事件

思わぬ所から遺体が有ったことを思わせる証拠が発見される。
被害者は失踪していたマルタ・アルジェンタ。
死蝋という表現がなんとなく気味が悪い。
今回は遺体の膨満の状況が克明に描かれたりして、死体がどう
変化していくのかが描かれた。

公用徴収なる法律

決してアメリカだけの法律ではないのだろうけど、やり方が
実に強引で汚らしい。日本で言うところの地上げ屋のやり方
も十分汚いけど。

コバルト通りの人たちは土地を取り上げられ、しかも正当な
値段を与えられずに売却することになる。

ウルフは住民に肩入れする

ビッグスは確かに嫌な言い方をしていたけど、彼を責めても
始まらない。しかしウルフはそんなビッグスを突き飛ばしてしま
う事で、危うく処分の対象になる所だった。ホレイショからは
次は助けられないかも知れないとの言葉。

最後にオースティンからも、罪を犯したのに法を曲げてお咎め
無しだと非難された。これぞ飼い犬に噛まれた格好か。

ニックとナタリア

ニックはナタリアに気があり、こんな状況でもヨリを戻したい
みたいだ。現場に落ちていた指輪を彼女に渡す。
しかしナタリアはこんな所で甘い顔を見せてはダメだよね。

因縁の相手・ラトナー判事

シーズン3の10話「悪夢の始まり」に登場したラトナー判事。
シーズン4の6話「容疑者ホレイショ・ケイン」でもホレイショ
の前に立ちふさがる凶悪な人物。
しかも今回実の娘を殺害させるという非道さ。
ローガンを雇い殺させたとの事だけど、きっちりと立証出来る
のか。

やや強引な展開

現場に落ちていた指輪はジュリアのものだった。
刺し傷が浅いことから、女性の力で刺した物かとも思えたの
だけど、彼女はシロ。
議員のネクタイを調べるとナイフの血を拭った跡があり、その
跡からポケットナイフが想像され、それを持っているのは青年
だという論理へと繋がる。

ローガンの遺体の件も、状況証拠は全てローガンを刺している
けど決定打にかけるな。そしてローガンを雇ったのがラトナー
であるという証拠も裁判では見つけなければならないね。

エリカ登場

これまでにも度々登場しているよね。
彼女の情報網を利用して、ウルフは聴聞会の開かれる場所を
調べて欲しいと頼む。


ホレイショ・ケイン (David Caruso) リーダー
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
アレックス・ウッズ (Khandi Alexander) 検死官
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) 新人CSI
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 刑事
フランク・トリップ (Rex Linn) 刑事
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ダン・クーパー (Brendan Fehr) CSI
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI

ニック・タウンゼント (Rob Estes) ナタリアの元夫

ダニエル・ウェルズ (Michael Reilly Burke) コバルト通り住民
ジュリア・ウェルズ (Suzanne Cryer) 妻
オースティン・ウェルズ (Reiley McClendon) 息子
ジョセフ・ラトナー (William Allen Young) 判事
エリカ・サイクス (Amy Laughlin) テレビ局・レポーター
ゲイリー・ローガン (Colby French) 隣人
ロレンツォ・アジェンタ (David Barrera)
ティモシー・ナッシュ (Jamie McShane) コバルト通り住民
ビッグス (Larry Bates) 保安官
ウィリアム・プレストン (Gregg Henry) 開発業者
イーサン・ダンバリー (Ben Livingston) コバルト通り住民
チャド・ブリッジス (Richard Gleason) 市会議員
ドナ・スコット (Megan Boye)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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