CSI : マイアミ (CSI : MIAMI シーズン5) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-miami5/ http://www.watch-csi.jp/csi_miami/

第14話 心停止11分 No Man's Land

脚本／Dominic Abeyta 監督／Scott Lautanen
--------------------------------------------------------
荷物を積んだトラックが走り出すと、突然目の前にトレーラー
が立ちふさがる。危険を察知したトラックの乗員の二人の刑事
クリス・ライダーとマット・クランビーはすぐに後ろ向きに
走り出す。しかし突然マンホールが飛び出し、トラックを横転
させる。トラックの積み荷は大量の押収した銃器。
この日は年に一度、押収した銃器をフルトン製鋼所に持って行き
熔解させる日だった。積み荷がトラックからこぼれ落ちると
一斉に人々が群がり略奪していく。クリスはすぐに応援を呼ぶ
が、彼は犯人の一人ともみ合うウチに自分の拳銃で撃たれて
しまう。

クリスは自分の銃である9mm弾で亡くなっていた。
検視に入るアレックスは、彼の手の中に何か掴んだ跡があると
いう。中からは毛髪が出てくる。刑事魂ねとアレックス。
刑事が乗っていたトラックを押し倒したのは、C4爆弾を使い
爆風で吹き飛んだマンホールがトラックの車底を押し上げて
倒れた物だった。現場にはヒューズが落ちており、配線をたど
っていくと、起爆装置が見つかる。明らかな指紋が付着していた。

ナタリアは毛髪のDNAを調べた結果、ペドロ・サルバード(別名
クルーズ)だと分かる。デルコはそれを聞いて数年前に同じ名字
の奴を捕まえたという。経歴を調べると1997年にアメリカ市民権
を得ており、出身はバラカスのエル・サトリ。まさにクラーボ
クルーズの故郷だという。バラカス領事の息子で、テスという
女性を殺害した容疑で捕まった犯人でも調べると二人は血の繋
がった兄弟だと知る。

ペドロから事情聴取する。被害者の刑事が掴んでいた毛髪から
DNAが検出されている事、そして拳銃に指紋の一部が付着して
いた事から問いつめると、相手がしつこかったから撃ったという。
ホレイショは従兄弟のクラーボについて話してくれという。
過去にクラーボが収監されているマイアミ連邦刑務所に11度
も訪れており、今週になって5回も訪れた記録が残っていた。
武器を強奪するよう命令されたのだろう?と聞くが何も話さなか
った。

ホレイショは刑務所に収監されるクラーボから話を聞く。
何をたくらんでいるのか?と尋ねるが、お前のせいで全てを失っ
た為話す義理もないと告げられる。
--------------------------------------------------------

★銃器を積んだ警察官の車両が襲われる。

なんと盗まれたのは千丁に渡る武器。
それだけでなく警察官二名を殺害されたと言うことで、今回
のデイド署は相当ご立腹な事だろう。

★現場に落ちていた手がかり、証拠

見た限り銃器を盗んだのは相当な数の人間が居たけれどね。

爆発させた人物は誰なのか。
そして警察官を殺害したのは誰なのかという所に、捜査は
絞ったみたいだ。

現場に落ちていた起爆装置には堂々と指紋が付着していたし、
刑事が犯人と争った際に犯人の髪の毛をむしり取っていると
言うことで、すぐに犯人は捕まる。
犯人は意外と簡単に発見されたよね。

★クラーボ、三度目の登場

第2シーズン第1話「南米の極悪人」と
第3シーズン第15話「猛獣の正体」。

最初の登場ではテスという女性をひき殺したけれど、外交特権
に守られ検挙出来なかった。
しかし二度目の登場に追いて、外交官とは血の繋がりが無いこと
を暴いて上手く父親との関係を絶たせた。

そして今回はホレイショに恨みを持つ中、彼が脱獄、そして
大金を得るために犯行を主導していたようだ。

★ホレイショの貯金

犯人のクラーボはどういう方法を使ったのかは知らないけれど
ホレイショの口座の中に100万ドルを海外から振り込んだという。
口座の金を見たら、1021325.36ドル入金されていた。
100万ドルは犯人の物だとすると、ホレイショの貯金は21325.36
ドル。果たして多いのか少ないのか。

★盗まれた銃で新たな事件・事故

13歳の少年が殺害される事件が発生する。
被害者はジェシー。
父・ギルベルトは服役中、9日前に出所しているとのこと。
長女のカミールが保護者で、長男・ベン、次男・ジェシー
三男・ダニーの自宅前で、ジェシーが撃ち殺される。

★犯人は??

ギルベルトが出所していたり、車の荷台に血痕が付着していた
り、現場に残されていたワークブーツは刑務所からの支給品
だったりと、父が容疑者である可能性が高い。しかしいざ
捕まえてみるとそれを否定する。

更に容疑は姉・カミールにかかった。
嘘の供述をしていた事だが、姉も犯人ではなかった。

結果として現場で弾道検査をしていると、ベンの部屋から
発射されていることが分かる。結果的にゴミ箱に捨てられていた
銃を触っていて謝って誤射したら、それが偶然にも弟に
当たってしまったというもの。

★姉のカミール役のDanay Garcia。

1984年7月5日、キューバのハバナの出身
「プリズン・ブレイク」でソフィア役として出演していたね。

★デルコが・・・

今回は妙にスリリングな展開だった。
事件自体は単純なものだったのにね。

アレックスは対戦者ロケット砲で裁判所が打ち込まれて
怪我をすることになるし、ホレイショも下手をすればいつでも
犯人に撃たれていたよね。あれほど恨んでいる相手なのにそれ
をしない辺りがドラマっぽさだったけど。

そしてなんと言ってもデルコが撃たれてしまった。
今回妙にカリーの服のボタンが外れて胸の谷間が見えていた
ので嫌な予感がしたんだよなぁ。

流石に助からないような感じがするけど、タイトルからすると
生きそうな感じもする。


ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
アレックス・ウッズ (Khandi Alexander) 検死官
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) 新人CSI
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 刑事
フランク・トリップ (Rex Linn) 刑事
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ダン・クーパー (Brendan Fehr) CSI
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI

クラーボ・クルーズ (Gonzalo Menendez) 囚人
リチャード・ウィリアムス (Shaun Baker) 起爆装置の指紋
クリス・ライダー (Mykel Shannon Jenkins) 刑事
マット・クランビー (Curtis Mark Williams) クリスの相棒
ペドロ・サルバード (Robert Montano) クラーボの兄弟
カミール・タベス (Danay Garcia) 長女、清掃のアルバイト
ベン・タベス (J.R. Villarreal) 長男
ギルベルト・タベス (Billy Gallo) 父、出所
ジェシー・タベス (Gabriel Brock) 撃たれて亡くなる
ダニー・タベス (Cody Benjamin Lee) 三男
ケラー (Tom Choi) 法廷の警備
キャシー・ギブソン (Jennifer Hall) 速記官。人質

--- (Jillian Reeves de Ortiz) 銀行の受付。ホレイショに対応
--- (Alan Pietruszewski) 看守
--- (Daniel Arrias) スナイパー

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)