CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン5)

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第24話 Yのメッセージ Born to Kill

脚本/Ann Donahue、Sunil Nayar
監督/Karen Gaviola
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夜通しクラブで踊る男女。アレクシスシェリーはルームメイト
で夜遊びする一人。二人は夜通し踊った後に
ニッキー・ビーチ
に行こうという事になる。その時ちょうどバイカーである
トラ
ビス
から声を掛けられるが、シェリーは不気味だとして辞めて
置いた方が良いとし、それでも聞かないアレクシスに、自分は
タクシーで向かうと告げる。
しかし殺害されて発見されたのはシェリーだった。
シェリーの殺害現場にはデイド署の
ジェイク・バークレー
担当する事になる。トリップ刑事は、裁判の件に参考人として
出廷を命じられていた為のもの。

アレックスが到着し、シェリーの遺体現場を調べる。
シェリーは
手首を釣り糸で縛られており、性的暴行を受けたと
思われる跡が見つかる。死因は腹部をナイフで刺殺されていた
ものだったが、腹部と胸では明らかに傷跡が違うことから、
犯人は二本のナイフを所持して居るであろう事が分かる。
胸の切り傷は「Y」の文字が刻まれており、それは死後に刻んだ
ものだと判明。この文字は何らかのメッセージなのか?

被害者・シェリーと一緒に行動していたアレクシスに話を聞く
も混乱しており、何も分からないという。自分はバイクの男と
ビーチにおり、寝るのを断ったら怒って帰ってしまったとの事。
彼にはうっかり住所を教えていることを後悔する。
ビッチに設置してあるカバナの何処にいたのか?と問われると、
シェリーはカリーと一緒に自分が何処にいたのか思い出しながら
現場に行く。パラソルが投げられた跡があった。ここから指紋が
出れば良いが、と呟く。

一方トリップはいち早く署に戻り、類似の事件が起きていない
か調べる。少しずつ検索条件を絞っていく。直刃と波刃を
使った犯行、手首を釣り糸で絞り付ける事、死後「Y」の文字
を残す事。すると共通する犯行条件に3件が引っかかる。何れも
ボストンで起きており、被害者の全ては20歳代の女子大生で
ブロンドの女性だった。

パラソルに付着していた指紋から、アレクシスと共に過ごして
いたのはトラビスだと分かり事情を聞く。自分には関係ないと
犯行を否定。直刃と波刃のナイフを所持していたが、波刃の
長さが合わず。
被害者の爪から蛇腹状の皮膚が見つかる。

ホレイショはトリップの元に来ると、被害者の体から見つかった
ものを尋ねる。すると魚の鱗を残している事が判明。魚は
スキアエノブス・アケルラータ(レッドドラム)と呼ばれる
魚で、ボストンでは全域に生息しているものの、マイアミで
取り扱っているのは
モスキートラグーンだけだと知る。
その市場で魚を卸しているルーカスは、顔にひっかき傷が有った
為に捕まえて事情を聞くことになる。

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連続殺人犯

意外とあっさりと犯人が特定していった感じ。
何よりも被害者の爪に皮膚片が残っていたわけだし、精液も
傑出された。問題はそれが殺人を侵した人物であるかどうかの
見極め作業だった。

DNA検査の結果

ルーカスはアメロゲニンと呼ばれる染色体を持つ人物だと判明。
Y染色体が余分に有り、XYYという染色体は犯罪になりやすいと
一時学説で唱えられていた時期があるみたい。
Yが多いことから、被害者の体にYと記していた様だ。

ルーカスには妹・リンジーが居る

ルーカスが捕まったと同時にすぐに保釈金を用意してやってくる
妹。幼い頃には動物を殺したり暴力的な性格になり、父はルーカス
の事を化け物扱いしていたという。リンジーは兄が犯人ではない
と信じるが・・・

ルーカス拘留中の事件

ジェニファーが殺害される事件が発生。
息子・アーサーが通報人で口を閉ざしていると聞いて、ホレイ
ショが子供の心を解きほぐすというのは、これまでにもよく
見かけたシーンだね。
結局ナイフの傷口からジェニファー殺害に関しては別人であり
左利きの人物であると特定されていく。

ルーカスには彼女が居た。

リタ・ボルトンという名の彼女。ルーカスにとってはターゲット
とする人物像からはかけ離れているので狙われずに済んだみた
い。しかし連続殺人鬼にもこんな綺麗な彼女が居るなんて
なんという事だ。

狩り/ハンターは男の夢

本当にそうか?という気がするが、トラビスがルーカスに手を
貸していたのは、ルーカスを崇拝していたらしい。
ド変態二人組が一体何をしているのだかね。

人には過去が有る。

ウルフはデイド署の刑事時代に、不審者だったルーカスを事情
聴取した事があった。自分があの時捕まえていれば被害者も
出なかったと後悔する。ナタリアが慰め役をしていたけど、
シーズン5の開始直後は、ウルフとナタリアの関係は最悪だった
だけに、時の流れを感じる。

殺人犯ルーカスは、妹に裏切られた一人だった。
妹・エマの死はジェニファーが犯した事故だったにも関わらず
彼女が保身のためにルーカスになすり付けたために、殺人鬼へ
と発展していってしまう。
まぁ元々は染色体の偽の風評によって、ルーカスの人生は惨め
な事になったのが原因だね。

カリーを巡り、デルコとジェイクの三角関係

カリーはデルコに対して、信頼しているのは貴方で、ジェイク
の事はよく知らないと言ったにもかかわらず、退院してきた
ジェイクと熱いキスをしていた。ここ数話、カリーとデルコの
ロマンスを感じさせてきただけに、シーズン6では二人の関係
がメインになるのかな。

最終話にしてはあっさり味

シーズン4から5に跨ぐ展開が相当インパクトが有っただけに
シーズン5の最終話はあっさりとした印象が残ったかな。


ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
アレックス・ウッズ (Khandi Alexander) 検死官
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) 新人CSI
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 元刑事
フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ダン・クーパー (Brendan Fehr) CSI
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI
レオ・ドンウェル (Josh Zuckerman) CSI、コンピュータ分析
ジェイク・バークリー (Johnny Whitworth) デイド署・刑事


ルーカス・ウェイド (Michael Kelly) 兄
リンジー・ウェイド (Monet Mazur) 妹
アレクシス・ドーソン (Daniella Alonso) シェリーのルームメイト
トラビス・ペック (Taylor Handley) バイカー
リタ・ボルトン (Wynter Kullman) ルーカスの彼女
アーサー・ロイス (Logan Grove) ジェニファーの息子
ジェニファー・ロイス (Kim Shively) 母親、殺害される
シェリー・シーバー (Chelsey Crisp) 最初に殺される
ホリー・ウェイド (Cassie Hartmann) リンバーの娘
エマ・ウェイド (Mackenzie Aladjem) 次女。幼いとき階段から落ちる
Mrs.ウェイド (Tara Price) 母親

若い頃のリンジー (Coral Conroy)
若い頃のルーカス (Aaron Sanders)
--- (Raniel David Castillo) 警察官
--- (Cassandra Jean) 被害者
--- (Kimberly Leemans) クラブに行く人


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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