CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン8)

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第17話 ヘルエレベーター Getting Axed

脚本/Krystal Houghton
監督/Carey Meyer
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広告代理店で突然オフィス内で消防の警報機が鳴り、一時社員
が避難する事態に陥る。特に火の立つ場所はない事が確認され、
再び社員はオフィス内へと戻る。
この会社で働いているのは、CEOのケントを筆頭に、アシスタン
トの女性・ヴァレリー、受付嬢で19階のフロア監視をしている
ルネ。そしてマーク、ジェフリー、スーザン、テディ・・・。
ヴァレリーがケントに呼び出されてオフィスを尋ねると、みんな
からサプライズの誕生日のパーティーをしてもらう。
経費節減
為に社員3ヶ月分を一度に行うというものだった。
ジェフリーはこのパーティーからいち早く抜け出しエレベーター
に乗ると、突然エレベーターは不自然な動きを見せ始め、止ま
ったかと思えば急速に下に落ちていく。そして止まった衝撃で
ジェフリーは転ぶが、
天井窓が開きルネの血痕・遺体が発見
れる。

すぐにCSIが調査に入る。
ジェフリーがルネを最後に見たのは今朝の事だという。
19階のフロアの消防斧が無いことに気がつくホレイショ。
そしてここが殺害現場で有ることを知ると、恐らく警報機を
鳴らしたのは人払いした際に、ルネを殺害する為だと考える。

19階のフロアを調べるジェシーとカリー。
血を拭き取った跡が見つかるが、その行為が飛沫血痕のパターン
を分からなくさせていた。フロアには多数の指紋が見つかり、
誰が警報機を押したのか特定出来ずにいた。しかしカリーは
警報機には
イタズラ防止用のカラージェルが噴出するようにな
っており、押した人物の手には必ずその形跡が付いている筈
だという。社員の全てを調べていくと、ヴァレリーの手から
その形跡が見つかる。話を聞くと、空港まで彼氏を迎えにいく
為に警報機を押したのだという。ルネはナチみたいな女で、
社員の行動を逐一上司に密告していた為に、社員全員から疎ま
れていたという。自分は決して殺害していないと犯行を否定
する。

遺体を調べていたローマンとウルフ。
遺体の服には
陶器の破片がくっついていた。子供の写真が付着
している事が分かり、その陶器はマークのマグカップだと判明
する。父の日のプレゼントだったとするが、ウォルターは写真
立ての中に入っている子供の写真に違和感があることが分かる。
中を調べてみると、子供の写真ではなく雑誌の切り抜きだった。
マークには子供はおらず、扶養者が居ないと社内での待遇が
悪くなることから意図的に子供が居るように振る舞っていたとい
う。その事をルネに知られて言い争いにはなったが殺しては
居ないと語る。

そんな中、ジェシーとホレイショはフロアの天井裏から物音
が聞こえることが分かる。テディが住居としていた事が判明。
節約して家を購入する為だという彼。確かに天井裏を調べると
生活痕が有り、住んでいた事が判明するが、ルネをスパイして
いたのではないか?と疑う。

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広告代理店で起きた怪奇事件。
斧で殺害された女性は社員から疎まれていたという通り、殆ど
の社員には殺害するような動機が見つかるが、果たして殺害して
いたのは誰なのか。

ホラー映画にかぶせて描いたような話で、皮肉にも遺体の発見者
が復讐のために殺害したというものだった。

この手のドラマにありがちな、殺害された人物の人物像に迫って
行く物語で、社員全員から疎まれていた女性が、実は社員を守る
為に厳しく接していたことが分かるといった内容である。

最終的には血痕の飛び散り方が犯行の決め手となった感じ。

捜査線上から容疑者を外すために一人ずつ被害者ルネに対する
視線と結末を用意し、誰もに殺害する動機が存在したという事が
描かれる。

その中でも一番怪しい行動を起こしたのがヴァレリーであり、
警報機を鳴らしたり、ヒ素を食べ物に混入してルネに食べさせて
居たというのだから恐ろしいものがある。
今回事件が起こらなくてもこの人が最終的には殺害したのでは
無いのかと思わせるものが有った。

そして現在の不況の世の中を反映してのことなのか、社員が
会社に固執する様子や、その為に奇っ怪な行動に出る人物の
多い事。
マットが子供の切り抜きを使って子供が居ることを装っていた
とか正直あり得ないものがあるし、テディも会社に住んでいた
みたいだけど、社員は怪しまなかったのだろうか?
マークは一番ケントと親しい人物に思えたけど、リストラの対象
者だったみたいで、クラシックカーでわざわざルネの自宅を
襲う所など、猟奇的な一面が見られる。
結局マークってリストラされなかったの?

ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) CSI
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ダン・クーパー (Brendan Fehr) CSI (s6 #4で逮捕)
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI
レオ・ドンウェル (Josh Zuckerman) CSI、コンピュータ分析

フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
アレックス・ウッズ (Khandi Alexander) 検死官 (s6で辞める)
ジェイク・バークリー (Johnny Whitworth) デイド署・刑事
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 元刑事、現在私立探偵
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
サマンサ・バリッシュ (Jessica Szohr) CSI
タラ・プライス (Megalyn Echikunwoke) 検死官 (s7 #2から)
マイケル・トラバース (Christopher Redman) ラボ職員 (s7 #3#18)
ジェーン・バートレット (Samantha Quan) ラボ職員 (s7 #5#6)
デイヴ・ベントン (Wes Ramsey) 写真分析
ジェシー・カルドーソ (Eddie Cibrian) ラボ職員 (s8より)
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) ラボ/現場写真分析
トム・ローマン (Christian Clemenson) ラボ/監察医

ジェフリー・リプトン (Matthew John Armstrong) 社員
テディ・エンワルド (Adam Wylie) 社員、質素倹約
ヴァレリー・メトカーフ (Kaylee DeFer) アシスタント
マーク・ブロック (Daniel Roebuck) 社員
ルネ・ドーセット (Bridget White) 受付
ケント・アッカーマン (Bryan Callen) 広告代理店、CEO
ルイス・ベラスケス (Daniel Zacapa) 墓守人
--- (Raquel Bell) Paramedic
--- (Jarrod Robbins) Officer Everhart

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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