CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン8)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-miami8/
http://www.watch-csi.jp/csi_miami/





第24話 皆殺しのメッセージ All Fall Down

脚本/Barry O'Brien、Marc Dube
監督/Joe Chappelle
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CSI職員宛に一斉に消印無し、差出人の名前のない手紙が送られ
てくる。中にはプラスチックのシートが入っており切り刻まれ
ていた。みんなが集まり、細切れになったシートをパズルの
ようにして組み立てると、そこには女性がライフルの照準で
狙われている様な絵が出てくる。シートには
ハムデンコート
5010
と書かれており、それが住所である事を知った職員たちは、
すぐに警察官を現地に向かわせる。するとその住所の主婦・
ャニス・ガーバー
が殺害されて発見される。娘のダリア
母が倒れたとして駆けつけたホレイショに告げる。

現場を調べると、殺害に使われたのは
狩猟用のライフル銃
ジェシーとウォルターは犯人が撃ったとする現場を調べる。
するとなんと現場に人はなく、ライフル銃だけが無造作に置か
れていた。スコープにはカメラがWi-Fiで接続されており、
インターネットから遠隔操作して被害者を殺害していた事が
判明する。
夫のクレイグが事件を聞いて駆けつけてくる。
夫は離婚専門の弁護士をしており、クライアントの離婚の相手
が犯行に及んだのかも知れない事を口にする。

現場を調べていると妻のジャニス宛に、
デイド大から120ドル
分の小切手が毎月送られてきている
のを知る。クレイグに妻が
何の仕事をしていたのか尋ねるが専業主婦だったという。

送り主であるメリッサの元を尋ね、ジャニスに支払っていた
小切手の事について尋ねる。メリッサは
博士論文の実験ボラン
ティア
をしてくれていた彼女に支払った報酬であることを告げる。
メリッサは、権威への服従に関するミルプラム実験の応用に
関する論文を書いていたとの事だった。主にジャニスは被験者
に対して、電気ショックを与える役を務めてもらっていたという。
被験者が間違えた答えを出すと電気ショックを流すというもの。
メリッサは本当に電気を流していたのではないと告げる。

ラボで銃を調べるカリーだが、指紋など一切検出されない。
銃弾をIBISで検索するも手がかりはなく、スコープに取り付けて
有ったカメラの無線のipアドレスを調べるも、複数のプロバイダ
を経由している為に捜索は難航する。

そんな中、ラボに居たナタリアの元にクレイグがやってくると
脅迫を匂わす手紙が送られてきたという。CSIの職員に送られて
きたのと同じ手紙だった。ウルフはその手紙を見て、
拡張現実
のタグ
が添えられているという。切手の消印だと思っていた
が、実際には一種のバーコードであり、雑誌の広告などで使用
されているものだという。バーコードを読み取ると、インター
ネットに接続され、そこには
3Dの地図が出てくる。一体この場所
は何処なのか。次なる犯行を予告しているのか。ウルフは
3Dの地図を動かしていると、
デイド大のベルタワーが該当する
事が分かり、急いで現場へと向かう。途中でデルコも合流し
プールにいくと、そこにはブルサッティ教授の遺体がプールの
中で浮かんでいた。

ローマンによると頭部に打撲痕が有るが死因は溺死だという。
爪の中に青い繊維が有る事が分かり、プールのシートをかぶせ
られて溺死させられていた事が判明する。

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シーズン8の最終話を飾るドラマ。
CSIのラボ職員宛に送られてきた殺害予告は一体何を意味する
のか。解析しているウチに一人、また一人と被害者が発見され
連続殺人事件へと発展する。そしてついにはラボにまで被害が
及んでいく。

とりあえず事件としては解決した感じだけど、ラボの職員の
命は助かるのか。そして容疑者は捕まえられたけれど、それを
起訴するだけの証拠が揃っているのかは疑問が残る。
またこの一件で、ボブと協力していたであろうメリッサに対す
る罪を証明出来るのかも興味深い。

冒頭から色んな興味深い殺害方法が提示された。
無線を使って遠隔地から人を殺害する方法論。
コロンの中にカリウムを仕込ませて置いて、命を奪おうとする
ところなど、それなりの知識を要するものだし、今回固執信念
と称して、意図的にメリッサがCSIの捜査を攪乱役として
動き回っている所など、如何にも教授や論文を手がけている
理論派的な犯罪者の姿が有り、CSIも手を焼かされる。

次の犯行を予告している辺り、捕まらないという自信が有った
のか。メッセージ性の高い事件だけど、その自信感は最終的に
CSIラボ職員を殺害することまで計算に入れていたからなのか
など、理解できないところも多い。

汗をかいた中年男性教授にナタリアが良い感じの視線を送って
いたけど、アメリカの女性は男性の汗を好むと言ったことを
口にする事が多いね。サニー with チャンスの17話だった
か、あこがれの男性が汗をかいているかどうかで会話が盛り
上がるシーンが描かれていた。日本の女性ならば嫌がりそうな
感じだよね。

しかし犯罪計画の中にCSI職員が巻き込まれてしまう辺りは
完全に不条理としか言いようがないものがあったな。


教授のボブ役にはデスパレートな妻たちのシーズン2で
登場したジョージ役のRoger Bart。ロストルームでは
オブジェクトを狙うイタチ役として出演していた。

ボブと共に怪しげな容疑者として捜査線上に浮かび上がってきた
メリッサ役のKristen Hagerは「ランナウェイ / Runaway」
カイリー役、「Valemont 〜大学の知られざる秘密〜」では
殺された兄の真相を明らかにしようとするソフィ役、イギリス
のドラマ「ビーイング・ヒューマン」ではノラ役に出演して
いる。

ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) CSI
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ダン・クーパー (Brendan Fehr) CSI (s6 #4で逮捕)
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI
レオ・ドンウェル (Josh Zuckerman) CSI、コンピュータ分析

フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
アレックス・ウッズ (Khandi Alexander) 検死官 (s6で辞める)
ジェイク・バークリー (Johnny Whitworth) デイド署・刑事
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 元刑事、現在私立探偵
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
サマンサ・バリッシュ (Jessica Szohr) CSI
タラ・プライス (Megalyn Echikunwoke) 検死官 (s7 #2から)
マイケル・トラバース (Christopher Redman) ラボ職員 (s7 #3#18)
ジェーン・バートレット (Samantha Quan) ラボ職員 (s7 #5#6)
デイヴ・ベントン (Wes Ramsey) 写真分析
ジェシー・カルドーソ (Eddie Cibrian) ラボ職員 (s8より)
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) ラボ/現場写真分析
トム・ローマン (Christian Clemenson) ラボ/監察医

メリッサ・ウォールズ (Kristen Hager) デイド大、修士号の取得目
指す
ボブ・スターリング (Roger Bart) デイド大、メリッサ指導教官
スティーブン・マドセン (Esai Morales) 教授、審査
クレイグ・ポッター (J.R. Cacia) 夫
ジャニス・ポッター (Justine Eyre) 妻、殺害される
ニール・ブルサッティ (Jim Vickers) 心理学教授、審査
--- (Mary Alyce Kania) CSI Tech
--- (Gina St. John) Reporter
ウィリアム・ダンソン (Dean Cates)
--- (Booker T. Washington) Uniform
--- (Abhi Sinha) Undergrad Test Subject
ダリア・ポッター (Abby McCoy) 娘
ダリア・ポッター (Emma McCoy) 娘

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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