CSI : マイアミ (CSI : MIAMI シーズン9) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-miami9/ http://www.watch-csi.jp/csi_miami/

Oct. 31, 2010
第5話 マジック・フィッシュ Sleepless in Miami

脚本／Brian L. Davidson
監督／ Sam Hill
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ジェイソン・リーガーは気がつくと、浴槽にいた。
手には血の付いたナイフと金魚が居た。手に付いた血を浴槽で
洗い流す中、意識は混乱する。突然湿地帯で別の男性ともみ合
いになったかと思えば、目の前には浴槽内の光景に移り変わる。

そんな中通報を受けたホレイショたちがジェイソンの元にやっ
てくる。ジェイソン自らが通報して来たのだとし、その際に
自分が殺され、死体がここに埋められていると語ったのだとい
う。ジェイソンは自分の意識とは別に地面を掘っていた。
そこには何者かの遺体が埋められていた。ホレイショたちは
埋められている人物は誰なのかと問うが、ジェイソンは全く
身に覚えがない事態に応える事が出来なかった。

ナタリアはジェイソンの体から証拠を採取する。
体から体毛が発見される。
ウォルターはジェイソンの意識が飛んでいるのであれば薬を
調べるべきではないかとするが、薬は一年以上やっていないと
否定。しかしここまで車で運転してきたのに、その記憶が無い
というのは異常だった。
ローマンは遺体を掘り起こそうとするが、なんと遺体は首だけ
しかない事が分かる。残りは何処にあるのかとジェイソンを
問い詰めると、自分は夢を2つ見たのだと語り、一つは看板の
有る桟橋に立っていた事。そしてそこで木の箱を手にして箱を
海中に投げ込んだという。調べてみると確かに海から箱が見つか
る。もう一つの夢では、僕は走っていたのだという。
ジェイソンの近くの焼却炉に近づくと見覚えがある事を告げる。
ウォルターは急いで焼却炉を調べると中から焼け焦げた手が
発見される。

デルコとナタリアは取調室でジェイソンから話を聞く。
問題は何故遺体の在処をジェイソンが知っていたという事だった。
服に付着していた体毛は被害者のものだと判明し、被害者と接触
しているであろう事は明らかだった。ジェイソンは全く理由が
分からない事を告げると、突然ナタリアが声を荒げる。
ジェイソンの態度はまるで自分に責任能力がないと主張している
とし、これだけ証拠が揃っているのに真に受けろとでも言うのか?
という。デルコはそんなナタリアを見て、席を外させると、
取調室では容疑者を追い詰めないと約束したハズだと語り、これ
で容疑者は口を閉ざしてしまうかも知れないと語る。
ナタリアは元夫・ニックはDV裁判の際に、同じように夢遊病を
主張して罪を逃れた事を告げ、彼はしっかり起きていた事を
語る。まだ詳細がわからないのだから犯人を決めつけるべき
ではないと語る。ナタリアは容疑者の体から見つかった毛を
トラバースに急いで調べて欲しいと語る。

ローマンによると、遺体に外傷はなく、毒も検出されなかった
とウォルターに語る。内臓も健康体そのもの。恐らく年齢は
40歳前後だという。遺体を切断したのは死後の事で、ためらい
キズが有る事が判明する。焼却炉で見つけた手から、指紋を検出
する為に柔軟剤を使って水分補給する。その結果、被害者は
ブランドン・ギャレットだと判明する。

ブランドンの妻・ステイシーの元にブランドンの死を伝えに
いく。ホレイショたちは夫との関係を尋ねると、既に夫は
このスパの店の仕事はしていなかったという。離婚する予定で
別居しており、円満離婚のために弁護士もつけていなかったとの
事。トリップ刑事は、ブランドンの事を口にする度に妻がネッ
クレスに手を置くのを見逃さなかった。話を聞くとステイシー
は霊の存在を信じている事を告げ、その件で夫とは見解の違いが
有った事を語る。スパの経営権に関しては揉めている事は決して
ないと語る。

ステイシーからブランドンの住所を聞いて調べに行く。
デルコは最初の証拠を見つけたとして、ウルフに今日の昼飯は
奢れと告げる。現場の床には引きずった跡があり、バスルーム
から玄関に向けて木箱を押したような跡が有るという。木箱の
サイズを考えると、遺体を中に入れて運んだのではないかと
いう。ウルフはライトを照射すると浴槽から大量の血痕が検出
するのを見つけ、ここが殺害現場だと語る。
流しにはプラスチックの金魚が落ちていた。ウルフによると
マジックで使用されるマジック・フィッシュというものだと
いう。これを使って恋愛感情などを読み取るものだが、大抵
は体温で曲がるだけのまがい物だという。現場にはエレナ・マナス
という霊能者の名刺が落ちていた。

エレナから話を聞くと、ギャレットという客は担当していなかっ
たという。私の力はどちらかというとヒーリング作用が有る
もので、体のバランスをオーラで整えるものだという。
試しにウルフに試してみると、ウルフにはお金の問題が有り、
何か邪魔なものが金運を阻害しているとのこと。額にオイルを
塗れば解決出来る問題だという。エレナに容疑者が持って居た
であろうマジック・フィッシュに触れてもらう。するとエレナは
驚き、これを所持していた人物は暗黒の闇のオーラを持って居る
と語る。その闇は人をも殺害するものだろうと聞かされる。
しかしエレナはそれを持って居たのはジェイソンだと語る。

すぐに取調室に戻るとジェイソンは弁護士を同行させていた。
ジェイソンのマジックフィッシュの事を尋ねると、確かにそれ
を所持しているという。特徴は背びれが切れたものだとするが、
まさに殺害現場に落ちているものと符合する。ナタリアはしかも
ジェイソンの体から見つかった毛は髪の毛ではなく、体毛だった
事から、未だに見つかって居ない体毛に触れている可能性が
有り、容疑者としては十分だと語る。
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記憶が支離滅裂な容疑者・ジェイソンは、被害者のブランドン
を殺害したのか。色々と犯人にしか知り得ない情報がジェイソン
の中から見つかる中で、エレナという霊能者の存在が浮上し、
ジェイソンもブランドンもそしてステイシーもエレナに逢っていた
事を知る。霊能者は売春や薬物の密売に手を染めている事も
有るので、殺し屋の仲介をしていてもおかしくはないという。
ナタリアは自分が潜入してエレナから色々と事情を探ろうとする
が・・

ナタリアが今回元夫ニックから受けていたDVの件で、トラウマ
にも似た感情をはき出し、感情的に捜査するシーンが描かれた。
ナタリアの夫のニックは

シーズン5の12話「愛憎の残骸」で殺害されたけど、
シーズン5の4話「美しい男たち」
シーズン5の5話「悪徳対決」
シーズン5の10話「非情の戦場」

に登場する過程で、10話ではラボスタッフのヴァレーラとデート
しており、ナタリアにシツコク迫る過程で、とてもリスキーな
三角関係になった感じだった。

更にウルフの金の件でもピタリと当ててしまうエレナの存在が
また驚くべきモノがあった。
追い詰められていく内に自分には能力はないとしてインチキ
発言するも、悉く当たっていたとする流れは、ウルフのオチに
見るように笑える所に繋がっている。

ただナタリアが幻覚剤を使われて発砲したとする流れは、ホレイ
ショは隠蔽したけど、今後明るみにならなければ良いけどね。
ナタリアのロッカーをウルフが開けていたけど、女性はそう
簡単に自分のロッカーの鍵を同僚に渡すものなのかと。

事件としては立証が難しそうだったけど、ステイシーの恋人の
ピーターが追い詰められて自爆してくれた感じもする。
使用されていた毒が、デトラの毒であり、イモガイの毒だった
という事で、水槽の有る場所に犯人が居ることは明らかだった。

インチキ商売をしているエレナも問題だけど、ステイシーも
最悪な人物だし、ピーターとの関係も用意では無さそうだね。

ウルフは最後に釣り銭が思わぬ所でスロット状態で出て来た
けれど、警察官として真価が取られている感じ。まぁネコババ
するのだろうけど。