CSI : マイアミ (CSI : MIAMI シーズン9) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-miami9/ http://www.watch-csi.jp/csi_miami/

Jan. 16, 2011
第12話 ダービーガールの死に様 Wheels Up

脚本／Corey Evett、Matthew S. Partney
監督／Sam Hill
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女性たちのローラースケートでの格闘。ローラースケートイン
サウスイーストが行われる。トリックアップトリートvsミニテ
ィアーズ。そしてその試合が終わると今度はコニーやデビーが
所属するマイアミスパイスvsロカボカラトーンズの試合が
行われる。コニーは"怒りのコニー"との異名を持つ破壊王で、
ライバルのオリビアは敵対心を露わにする。
いざ試合が始まるが、コニーは周回を回るもいつものキレが
なかった。オリビアによって吹き飛ばされるが、オリビアの反則
の為にペナルティボックス"シンビン"で5分の出場停止が
言い渡される。コニーは一人控え室に戻ると、体調が悪そうに
ベンチに座っていた。そんなコニーが一人試合中に控え室で
亡くなる。

すぐにCSIが現場へ入る。
目撃者はなく、一人で居る際に死んでいたという。
被害者はコニー・ブリッグス。検視医のローマンによると、
上部胸椎周辺に血腫が見られるとし、背部肋骨が複雑骨折して
いるという。死因は詳しくは分からないが、結膜蒼白状態で
内出血によるものだろうとのこと。肋骨が折れているが、人の
肋骨を折るには150psi以上の力を与えないと折れないという。
しかし傷を見る限りでは意図的に凶器で殴られた跡が背中に
見られるという。試合中に誰にも気づかれずに凶器を使うのは
無理であり、ロッカールームで殴られたものだろうという。
ウルフとウォルターは現場へとやってくると、まるでラウエル
ウェルチの映画みたいだと呟く。ウォルターはローラーダービー
のファンで、絶頂だったコニーが亡くなった事に複雑だった。
試合を撮影しているチームマネージャーが居る為にベントンに
調べさせろという。

コニーと敵対しているオリビアから話を聞く。
オリビアは卑怯なのはデビー(Dビートダウン)の方だと告げる。
ウルフは何の事か分からなかったが、テビーのダービーネーム
がDビートダウンであり、デビーとコニーがチームメイトである
事を知る。試合を見る限りコニーに対する怒りは本物ではないか?
とするが、オリビアはあくまで競技内での闘いだという。
事件当時自分はペナルティボックスであるシンビンに居た事を
告げ、殺意などないと否定する。

ロッカールームを調べるナタリアとデルコ。
コニーとデビーはとても親しい間柄である事を知る。
ロッカールームにはコニーのヘルメットが落ちていて襲われて
落としたのかと推察する。デルコは便器に吐瀉物がある事が
分かり、マウスガードが落ちている事を知る。殴られて落とした
のかそれとも具合が悪くて自ら外したのか。嘔吐物から毒物検査
をすることになる。

ベントンは試合中のVTRを検証する。
確かにオリビアがシンビンに居るのを確認する。
デビーが試合中にもみ合い、観客席に落ちているのを見つける。
15分間試合会場には現れずにVTRに写っていないのを知る。
デビーに事情を聞くと、自分はコニーとは公私ともにダービー
ワイフで有り、その相棒を殺害するハズがないと否定。互いに
支え合っていたと告げ絆の強さを強調する。会場に戻るのが
遅れたのはファンと写真を撮ったりサインをしていたからだと
告げる。

ローマンは胸腔から激しく出血している事を告げ、肋骨が骨折
しているという。胃からはトコンが検出されたとして、
トコンは嘔吐を誘発するものだという。上歯膜が炎症しており、
マウスガードが口に合わず、炎症したのだろうとのこと。何者
かがマウスガードにトコンシロップを塗り込んでおいて、別のモノ
と取り替えたのだろうとの事だった。DNAを調べると、ヴィンス
という敵チームの関係者だと判明する。
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ローラーダービーの人気選手、コニーが殺害される。
一見すると試合中の激しい争いの末に肋骨を怪我して、その
骨が血管を破ったものだとするが、何者かが意図して骨を
折ったであろう形跡を見つけていく。

結果的に凶器とは言えない凶器が殺害の中で使用されていた
けれど、試合中に傷つけられたものだと容疑者からすっとぼけら
れたらまず証明出来ない案件だったような気もする。もちろん
エルボーパッドに血痕が付着していたことから証明されたもの
だけど、そのキズがロッカールームで付いたものか、試合中に
ついたものなのかに関してはまるで説明が無かった。

悪そうな人物がシロとして導かれ、殺害しそうもない人物が
殺害したという流れ。
コニーがデビーと関係を寄せていく事で、ルーシーは嫉妬心を
抱いたものなのかと思わせつつ、内容を見ていると、どちらか
と言うと、友情関係のもつれというよりも、自分が誘ったロー
ラーダービーへの道で友人の方が活躍してしまった事に対する
嫉妬心から起きた殺意という感じで、なんともスッキリしない。

相変わらずシロからクロい人になるホレイショの中の狂気具合
が凄かった。
バイカーのジェイクに対して、弁護士を呼ぶまでに取調室で
何をしたのか気になるものがあった。
"弁護士を呼んでくれ〜〜"、"呼ぶよ"というドロ〜ンとした
やりとりが何とも言えなかった。

また今回、女性ラボ職員が、パンチマシーンでの実験をする
というシーンが描かれた。
ナタリアとラボスタッフのサラ・クラークで、エルボーパット
を使って何度も殴る姿。力は質量掛ける加速度だとするデルコ
がそれに加わりハイアベレージを出す所など、当たり前と言えば
当たり前の感じがするけどね。
因みにサラはシーズン8の2話「デイド署襲撃」に続いて二度目
の登場。

ウルフがトップハンという大柄の選手に殴られていたけど、
エルボーパットを回収する際には律儀に謝っている姿が有った。
会場でのアドレナリンがウルフを殴ってしまったという事なの
だろうね。

周りはコニーの優しさを強調していたけど、試合中に脊椎を
折られてしまったタラの兄にとっては死んで当然の女性という
皮肉な感じが描かれた。タラ本人がある意味では一番大人だった
という所なのか。

バイカー役のTodd Loweは、「ギルモア・ガールズ」のシーズン3
から登場するザック役、「トゥルーブラッド」ではテリー・ベル
フルーア役でレギュラー出演している。



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