CSI : マイアミ (CSI : MIAMI シーズン9) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-miami9/ http://www.watch-csi.jp/csi_miami/

Mar. 6, 2011
第15話 戦慄の瞳 Blood Lust

脚本／Krystal Houghton
監督／Gina Lamar
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ブリジットとミッシェル、二人の女性は家の地下室に監禁される。
あいつはいつ戻ってくるのかと怯える中、冷静に手足を縛って
いるロープを外して逃げようと考える。先にロープを外した
ミッシェルはブリジットのロープを取ると、天窓からなんとか
逃げようとする。先に外に出る事が出来たミッシェルは、ブリ
ジットを上から引き上げようとして、手をさしのべるが彼女は
足を掴まれてしまい、仕方なくミッシェルは一人隣人に助けを
求める。

すぐに通報を受けたデイド署は現場へと駆けつける。
家の地下はハリケーンシェルターとなっていて、女性のブリジ
ットは殺害されて発見される。本人のベルトと着衣を使って
縛られているという。地下室のシェルターには不釣り合いな
埃の被っていない箱が見つかる。中を調べるとそこにはエーテル
ダクトテープ、ペンチや防水シートなどが入っていて、殺しの
道具一式だろうと推察。
ローマンによると絞殺による窒息死であり、凶器は被害者が身に
つけていたブラジャーだという。防御創はなく、爪は強引に
剥がされたであろう形跡を見つける。

ウォルターは家の侵入経路を調べていた。
花壇に鍵が有ったことから、トリップにこの家のことについて
確認を取る。すると売り家となっていて、抵当流れになっている
物件だと分かる。住人は住宅ローンが払えず、家財道具が残され
ていることからも夜逃げをしたのだろうとのこと。ウォルターは
鍵を使って犯人は中に入っていることを報告する。

助かったミッシェルから話を聞く。
レイプ検査にフェンタシルが使用されていることから、事情を
聞くウルフとナタリアは、彼女が襲われたであろう事を知る。
ミッシェルは記憶が曖昧だとするが、ナタリアは自分たちが
その記憶を引き出すので協力して欲しいとの事。
自分は昨日の夜から拉致・監禁されたが、隣で監禁されていた
ブリジットは何日も前から居たと語っていたという。彼女は飼い犬
のラブラドール犬"ベル"の事を気にしていたとのこと。犯人の
特徴を尋ねると、目隠しをされていたのでよくは分からないが
とにかく力強い人物だったという。そんな中、ミッシェルの夫
であるデニスが署にやってくる。彼はタラハシーに出張だった
事を告げ、昨晩妻に電話をかけたが、もう寝ているものだと
思ったと語る。ミッシェルからこれ以上話を聞くのは難しいと
考えたナタリアは、署のセラピーセッションに予約して欲しいと
告げ、帰宅を許可する。恐らく彼女は立ち直るまでに時間が
かかるとし、トラウマだけでなく生き残った事での罪悪感を
抱えることになるのだろうと告げる。

監禁の舞台となった邸宅は、マイアミユナイテッド銀行が管理
している事が判明する。そして住宅管理を担当しているのが
ヒュー・パーカーだと知り話を聞きに行く。秘書のカイラと共に
ローンの回収を担当していたパーカー。トリップがパーカー
に接触すると、自分は物件を70軒以上担当しているので、誰に
鍵が渡ったのかは分からないという。つい最近には十人以上から
物件を見たいと問い合わせがあったとの事だった。トリップは
殺害事件当時のアリバイを尋ねると、記録保管室でローンの書類
を見ていて、カイラも一緒だったと語る。トリップはパーカー
の命令に従う都合の良い秘書が居ると感じるが・・・

新しいラボスタッフのモリーは現場から採取した物証を調べる。
ブリジットは先週ジムで消息を絶っており、ミッシェルは
ジムのインストラクターをしている事から共通性が有るのでは
ないかと疑うが共通性はないという。見つけた箱の中から
昆虫の羽根が見つかり調べると、マイアミ・ブルーと呼ばれる
蝶だと判明。フォートシャーマン公園にしか生息しない蝶だと
分かり、デイド署は総出で公園をしらみつぶしに探ることになる。
すると穴が掘ってある事が判明する。ここにブリジットを埋め
ようとしていたであろう事が判明する。しかし近くには、
別の穴を掘ったであろう形跡を見つけると、これは連続殺人事件
だと分かる。

現場を掘り起こしてみると、被害者のアリソン・コールドウェル
(26歳)の遺体が見つかる。彼女はレストラン"イエールハウス"
の従業員で、二週間前店出た所から消息が途絶えている事が
判明する。彼女の爪も剥がされていることが判明する。
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このエピソードからカリーは産休のために出演見合わせ。
クレジットを見てもcredit only扱いになっている。
シーズン9に入ってからカリーの顔が変わったという話が聞かれる
ようになったけど、妊婦さんでちょっぴりふっくらした姿が
有った。「デスパレートな妻たち」のブリー役のマーシア・クロス
が2007年のシーズン途中に双子を44歳の年齢で出産したことも
話題になったけどね。

デルコ役のAdam Rodriguezが初監督を担当したエピソードだと
いう事で、今回のエピソードは随分とデルコ自身がプロファイ
ラー的思考を巡らせて、被害者・加害者心理を語るシーンに
繋がるところがあった。

事件としては連続殺人事件もの。
共通性は何なのか。
不動産業者と、店の経営者で前科者が容疑者として浮上するも
どちらもシロ。限りなく怪しいし、限りなく容疑者としての
行動を取っているのだけど、流石に寸でのところで違うと判明。
ただこの両カップル共に浮気をしているという設定が何を意味
するのかが、メインの流れにも上手く結んでいくものがある
ようにも感じる。

事件自体は何処にでもある感じのものだったけど、犯罪を繰り返す
事に証拠や物証は多くなるので、容疑者は見つけ出しやすく
なるけどその分被害者も増えてしまう。

旦那に対して相当入れ込んでいる妻。
異常者は妻なのに夫も荷担している姿。
違和感はあるけど、フォリエ・ア・ドゥーと呼ばれる二人組精神
病で、精神的症候群というものが存在するようだ。

ナタリアが一人で被害者宅に向かうだけで、そんなに信用して
も良いのかと思う物があり、またしてもラボ職員の中にトラウマ
が発生してしまうものがあるのではないかと思ったけど、思った
程にホレイショたちの対応が早くて助かったかな。

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