CSI : マイアミ (CSI : MIAMI シーズン9) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-miami9/ http://www.watch-csi.jp/csi_miami/

Mar. 27, 2011
第18話 逃亡者 About Face

脚本／Corey Evett、Matthew S. Partney
監督／Sam Hill
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脱獄犯の一人、パトリック・クラークソンが再び犯行を繰り返し
たであろう手口の犯行が起きる。被害者はキャラ・ランドリー。
デイド大学近くのアパートで起きた事件で、かつてはデイド大
の生徒・ヘレン・シャーマンが殺害された事も有って、
ナタリアはデイド大学に赴き、学生・職員に注意を促す。
マスコミではパトリックが起こした事件をバーターキラーだと
名付けていた。バーターパーティーサイトというネットの
売買サイトを介して、被害者の家の家具を買いに来た事を
名目にパトリックが家の中に入り込み殺害したと思われたから
である。
4年前に起きたヘレンもまた、インターネットを介してパトリック
と知り合い、殺害されたと思われていた。

生徒たちは何故そんな犯罪者が野放しになっているのかと
ナタリアに説明を求めると、10月にマイアミウエスト刑務所で
脱獄事件が起きた際に逃亡したのだという。身を守る為には
インターネットでの使用には十分注意して欲しいと語る。

CSIのスタッフたちは被害者の自宅を調べる。
バーターパーティーサイトの広告が開きっぱなしになっていた。
ナタリアはこのサイトで商品の売買を行う際には、客で有って
も自宅には呼ばず、どうしても接触する場合には公共の場で
友達を連れて行く事だと語る。相手は信用させ巧みに利用して
くるのだとし、慎重・賢く行動して欲しいと告げる。
ナタリアはもしも何か有ったときのために名刺を生徒達に
配っておく。

ナタリアは犯行現場に行こうとして駐車場のハマーを取りに行く
と駐車場にに隠れていた犯人のパトリックによって覆いをかぶ
せられて車に乗せられ拉致される。車の中に手足を縛られ
ダクトテープで口をふさがれていた。

ベントンはなんとかバーターパーティーサイトで被害者がやりと
りしていた相手のIPアドレスを調べる為の令状を取ろうとして
いた。
休みだったウルフも現場に駆けつけ、捜査に協力する。
サイトでは"フェイス2011"という人物からのメールの主だけ
連絡が取れていないとし、彼のIPアドレスを何とか令状を
取って調べたいと考えていた。

ローマンによると、キャラの遺体は死後10時間から12時間が
経過しているという。頸椎の前腕部を折られて、首が180度
曲げられていた。4年前の犯罪よりも凶悪性が増している事を
告げると、心の闇が膨らんでいる事を指摘する。
4年前の事件では性的暴行の後が有ったが、ソーダのボトルを
使って挿入した事が判明していた。

そんな中、グレッグという男性がパトリックが被害者のアパート
から出て来たのを見たとホレイショたちに報告する。何度も
テレビで見ているので彼に間違いないという。しかしグレッグは
次の瞬間報奨金の話を口にする。犯人に繋がる情報には5万ドル
の懸賞金が出るのである。ホレイショたちは逮捕され有罪が確定
した際に払われるものだと語る。

一方ウルフはナタリアと連絡を取ろうとするが全く繋がらない
事に違和感を覚える。デルコにも相談すると彼も全然連絡が
取れなくなっているとのこと。ウルフはトリップに話して、
ナタリアと連絡が取れなくなっているので調べて欲しいと頼む。

その頃、ナタリアは手足を縛られパトリックと共に車で走行中
だった。昨日は息子の6歳の誕生日だったとし、自分が犯人ではない
事を妻に知らせたいのだという。

ラボのローマンから今回のレイプで使われた犯行で、アメロゲニ
ン遺伝子解析をした結果、X染色体しか検出されなかったとの事。
出て来たものは被害者ではなく別の女性だという。女性の共犯者
が居ると言うことなのか?

ネットで出会った人物と会ったことがあるか?とウルフとモリー
は話し合う。ウルフは二度ほど出会っていることを告げる。
そんな中、被害者のキャラにはルームメイトが居た事が判明。
ルームメイトは現在大学病院に勤めているシェリル・ブラウンと
いう女性だった。キャラについて尋ねると、彼女は家賃を払って
くれないので家を出た事を告げる。私に3千ドル以上の借金が
有ったとし、工面する計画があるといっていたという。
最初は卵子を売ると言っていたが、ホルモンコントロールが出来ず
失敗。次は大学の論文を書くと言っていたが、まともな仕事を
しようとはしていなかったという。部屋には色んな男性が出入り
していたので、売春していた可能性も有るという。シェリルの
アリバイを尋ねると、友人とディナーと映画を見に行ったと語る。
刑事が来るまで彼女の事など忘れていたと。

そんな中、ナタリアのキーが駐車場のハマー近くに落ちている事
が判明する。それを受けて犯人は恐らくナタリアが指導していた
講義中の中に客として紛れ込んでいたであろう事を知る。
防犯カメラが設置してある事を知ると、ホレイショは映像を
ベントンに調べさせろと告げる。ベントンは表情や呼吸のパターン
から心理を読むソフトを開発したという。裁判には使用できない
が、捜査には役に立つはずだという。案の定帽子を深く被っている
パトリックの姿が有り、顔認識ソフトから彼だと断定される。
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マイアミウエスト刑務所から脱走した犯人が犯行を犯したのでは
無いかとする事件が発生する。既にマイアミからは遠い所に
高飛びしていると思われていただけに身近に居た事に驚く中、
辺りは警戒態勢が取られる。
そんな中、捜査官の一人・ナタリアがパトリックによって拉致
され、彼からは自分が無罪であるのを証明して欲しいと言われる。
ナタリアはパトリックから犯罪当時のアリバイを聞かされたり、
4年前の事件でも自分は犯行を犯していない事を聞かされるが、
ナタリアは信用出来ず、自力でテープを解いて運転中のパトリック
に飛びかかると車は崖から転倒し、大げかが負うことになる。

ナタリアが犯人と行動を共にしたことでストックホルム症候群
にかかったのではないかと疑われるものが有った。
周りの捜査官に色々とナタリアがパトリックと接触した際に
聞いた話を告げるが、当然有罪判決になった事件を無罪だと
信じるものがなく、まるで頭がおかしくなったのではないかと
いう目で見られていた。まぁ一度決まった判決に対して、それを
疑うと言う事は自分たちの捜査自体を否定する事にもなるので、
容易に否定する事は難しいとは思うんだけどね。

インターネット絡みの事件ということで、シーズン9ではそれが
事件の糸口になる事が多いな。昨日も麻薬を売るのに無線が
利用されていたし、今回の容疑者もパトリックの家の無線を
利用して侵入していた後が発覚。

ただこの犯人、口を割らねば4年前の事件では有罪に導かれるのは
難しかったのではないかと思わせるものが有るよな。

そして何と言っても酷い冤罪事件になってしまった今回の件。
下手するとパトリックが人生を壊されたという怒りから犯罪者
になる可能性も有るし、当時の捜査官や陪審員を襲う可能性も
十分あるようなものがある。一度疑われた容疑というのは、
無罪となった後でも、他人からは白い目で見られそうだし、
当時の捜査官は一体何をしていたのかという事ばかりが目立つ
事件だったね。