CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン9)

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Apr. 10, 2011
第19話 檻の中の強者ども Caged

脚本/Tamara Jaron、K. David Bena
監督/Larry Detwiler
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10月17日にマイアミ西刑務所脱獄犯の一人、ダンテ・クロール
がマイアミに居るとの目撃情報が寄せられる。
トリップはマスコミを通して情報を呼びかけると共に、容疑者
のダンテは殺しで
20年の罪で服役していた犯人で、格闘技の
プロ
なので、見つけても容易に近づかない様注意喚起する。
情報ダイヤルへの匿名の情報を求める中、
リバティシティのジム
で見かけたとの話を聞きつけ調べてみると、確かに一度は立ち寄
ったであろうダンテが愛用していたタバコの銘柄が落ちている
事が判明。
ウルフはダンテの仲間だったマイク・ダローを問い詰めると、
もうヤツとは連んでいないと否定しつつも、
フィルバート通り
で見かけたという情報が有ると語る。

一方その頃、ダンテは警察に扮して走行中のティム・ギャリガン
の車を止める。車から降りたティムを殺害し、車の中に入って
居た彼の荷物を盗み出していく。
すぐに殺人を目撃したという女子学生のキャシーは通報すると
警察が殺害したと訴える。乗っていたのは黒のSVUで彼女は
容疑者の顔写真を撮っていた。それを見るとダンテだと判明する。
ホレイショはすぐにかつてのライバルであるローガン・シェパ
ード
の元に向かう。

格闘家であるローガンは
マイアミで凱旋試合を行う事になって
いた。
ダンテとはかつてのライバルでトレーニング仲間でも
有った
ローガンは、インタビューを受ける。
ローガンが酒場で
喧嘩になって相手の男性を殺害したダンテの事を証言した事に
よってダンテは有罪判決の決め手になっていた
のである。
今まで全米を掛け回っていた総合格闘家は、事件当時は新人だ
ったが、事件より8年の時を経てチャンピオンとして王座防衛戦
を地元マイアミで行う事になっていた。

インタビューが終わるとホレイショは彼と接触する。
ローガンはホレイショを見ると手厚いハグをする中で、妻の
ブルックを紹介する。とても綺麗な妻に羨ましいとホレイショ。
そんな中ホレイショはダンテが
コーラルゲーブルズで人を
殺した事を告げ、試合は危険なので延期にした方が良いのでは
ないかと告げる。妻も心配するが、ローガンは決行する事を
宣言する。

車で殺害された被害者は荷物を盗まれた事からもIDがなく、
身元が分からなかった。車の登録者は修理工場になっていて
被害者本人を特定するに至らなかった。
ナタリアは被害者を見て凶器が使われず、加害者の格闘家と
しての力が凶器になっている事を指摘する。ダンテは期待の
新人だったが、バーで喧嘩してそのキャリアを不意にしたと
デルコは語る。ローガンが事件後初めてマイアミに来る事にな
ったので、ちょうど復讐する機会だと思ったのではないかと
推察する。

カリーは遺体を調べる。
ローマンがやってくると、検視官が見る前に遺体に触れるのは
規則に反していると言われるが、それどころではないと一蹴す
る。ローマンも柔軟に例外だとして認めてくれる。
髪の毛に土が付着しているとしてブラシで採取する。

モリーの元にウルフがやってくる。
モリーはウルフがマイクを捉えたことにヒーロー扱いする中で
カリーが採取した被害者の髪の毛の土壌の中に
ルイサイト
含まれているのを知る。第二次世界大戦の頃には"死の露"と
呼ばれた物質で、化学兵器として使用されたもの。50年代に
廃棄されたハズだったが、2、3年前の2009年に開発業者が武器庫
を取り壊した際に、この物質で検出され、土壌汚染が進んでいた
のだという。ウルフはそこにダンテが居たのだろうとし、モリー
に一緒に現場で捜査しないか?と誘う。

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時々CSIでも容疑者がプロの格闘家という事例が有るね。

大抵はゴツいヤツだけど、それ以上にゴツい警察官が居るのが
アメリカなんだよなぁ。
ただ今回のダンテにしてもローガンにしてもヘビー級というより
もそれなりにスリムさも有ったので、少しは安心するものが
有った。ただ今回ウルフが殴られ逃走してしまったけど、
直前に警備員の男性が殺害されている事も有って、ちょっぴり
緊迫感に包まれたシーンだった。

格闘家が暴れ出したら、今回のオチのように銃殺するしかない
んじゃないかという感じもするし、これだけ殺害していれば、
例え捕まえたとしても極刑は免れない。

ホレイショとローガンの間にちょっとした友情なども存在して
いたけれど、ローガンが嘘を付いていた事実を持ってその関係
が崩れる危うさが何とも言えなかった。妻が人質に捕られていた
という事で、それなりに弁解の余地のある事件では有ったけどね。

ウルフたちがダンテの知り合いであるマイクを尾行していた
流れは、捜査に於いても間違いは無かったのに、一度取り調べ
した後にはまるでその後のフォローの流れが無い所は違和感が
有る。ダンテが逮捕されるまでは末端の刑事でも良いのでマイク
を尾行すべきだよなぁ。

ダンテが狙っていたものが、ローガンではなくローガンが
格闘で得た収益だったこと。ローガンもまた撃たれてしまった
けど、肩だけで済んだのは、ダンテもそこまで憎んでいなかった
という所なのか。

あの会場での警備は群衆も多いので難しいものが有った。
ナタリアが試合会場の金網の目の前で警護していたけど、
一体こんなの見て何が楽しいの?と指摘しつつ、血を浴びている
姿が有った。これで益々格闘技に対する偏見が出て来たかも。

ウルフとモリーはまたまた良い感じに。
前回コーヒーに誘われていたけど、今回はウルフがモリーを
現場捜査に誘う姿。モリーが現場で水とグリセリンを混ぜた
溶液を使って消えかけた設計図を復元しようとしていたけど、
ウルフが赤外線ライトを取りに行く間に、一人になる彼女に
何か起きるのではないかとちょっぴり心配した。何も無くて良
かったけどね。

ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) CSI
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ダン・クーパー (Brendan Fehr) CSI (s6 #4で逮捕)
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI
レオ・ドンウェル (Josh Zuckerman) CSI、コンピュータ分析

フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
アレックス・ウッズ (Khandi Alexander) 検死官 (s6で辞める)
ジェイク・バークリー (Johnny Whitworth) デイド署・刑事
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 元刑事、現在私立探偵
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
サマンサ・バリッシュ (Jessica Szohr) CSI
タラ・プライス (Megalyn Echikunwoke) 検死官 (s7 #2から)
マイケル・トラバース (Christopher Redman) ラボ職員 (s7 #3#18)
ジェーン・バートレット (Samantha Quan) ラボ職員 (s7 #5#6)
デイヴ・ベントン (Wes Ramsey) 写真分析
ジェシー・カルドーソ (Eddie Cibrian) ラボ職員 (s8より)
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) ラボ/現場写真分析
トム・ローマン (Christian Clemenson) ラボ/監察医
ニッキー・ヴェガ (Alexandra Adi) ラボ
モリー・スローン (Leven Rambin) ラボ

トレバー・メーソン (Christopher Titus) 格闘技プロモーター
ダンテ・クロール (Franky G) 元格闘家・脱獄
ローガン・シェパード (Chad Michael Collins) 格闘家・チャンピオン
ローズ・ギャリガン (Heather Mazur) 被害者の妻
マイク・ダロー (Ramses Jimenez) ダンテの仲間
ブルック・シェパード (Erin Cardillo) ローガンの妻
--- (Rich Eisen) Male Interviewer
キャシー・ヘースティングス (Angelique Cinelu) 女子学生・目撃者
--- (Russell Reynolds) Male Fight Fan
--- (Austin Bowerman) Suspicious Man
ティム・ガリガン (Christopher Bello) メトロアリーナ警備員・被害者
コール・グライダー (Roman Mitichyan) 対戦相手"メンティスの脅威"
--- (Scott Ferrall) Announcer (voice)

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