CSI : NY2

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny2/

第11話 悲しき罠 (Trapped)

脚本/Peter M. Lenkov 監督/James Whitmore Jr.

ローション・プロレスを行うストリップクラブで人気の女性
キャンディが高熱を発する大型照明の上で亡くなっていた。
まずは昨晩彼女と戦った客を洗い出すことになる。
一方大富豪で隠遁生活を送るハドソンが喉元をナイフで切られて
殺害される。捜査に当たるダニーは、現場検証をしている途中に
パニックルームの非常用ボタンを押し、部屋にとじ込められて
しまう。

今回のメインは大富豪のハドソンの件だったか。
完全に閉じこめられ、電源も落とされる状況の中、非常用電源
で細々とした照明と在り合わせの道具で現場検証を行わ
なければならない面白いシチュエーションを作ったわけだ。

ハドソンの件は、全てが現場からの物証から捜査範囲は広がって
いく。まずは死亡推定時刻。死斑の状況から6時間以内と特定。
体温計を使って4時間以内というところまで限定する。
ドラマとしての面白さは、パニックルームがある意味犯人を
狭めることに繋がっている点。このパニックルームは一度稼働
させると朝の9時までは開かないという設定なのだ。
これを故意に開けられる人が居ない限り、完全な密室であり
アリバイも証明されるというもの。

現場近くに落ちていたナイフの指紋から、警備員ロジャーも疑わ
れたが完全に白。タバコの染みを見つけて喫煙者である主治医
のライルやメイドのリンダに捜査の範囲は及ぶ。
犯行を特定したのは現場に落ちていた洗剤から、血痕の付いた
メイド服を洗い落とそうとする洗濯機にたどり着いた点。
更に現場の血痕から共犯者がいたことまで判明する。
ジェリーが犯人というのはちょっと不自然な気もしたけどね。

一方ストリッパー・キャンディの件。
こちらはそれ程難しい捜査にはならなかったと思う。
当初は当日の客探しに躍起になっていたが、現場に落ちていた
樹液から元女・彼女であるアンジーだと判明する。
遺体の太ももに描かれていたAの文字。当然男性のモノだと思い
当初はマネージャーのアンディも容疑者の一人として浮かび
上がっていた。しかしマックが写真のピンボケの真実を上手く
見抜いた格好だ。流石はリーダー。

今回検死官は早くも三人目のピノという男性だった。
あとダニーの元に兄のルイから度々電話が鳴っているのが気に
なるね。

レギュラー
ゲーリー・シニーズ (マック・テイラー) CSIリーダー
メリーナ・カナカレデス (ステラ・ボナセーラ) CSI
カーマイン・ジョヴィナッツォ (ダニー・メッサー) CSI
エディ・ケイヒル (ドン・フラック) 若手刑事
ヒル・ハーパー (シェルドン・ホークス) 検死官。元ER
アンナ・ベルナップ (リンジー・モンロー) CSI
ヴァネッサ・フェルリト (エイデン・バーン) CSI

guest
Jonah Lotan (マーティ・ピノ) 検死官
Wayne Duvall (ジョン・グリムス) クラブ来店客
Alexandra Barreto (リンダ・コルテス) メイド
Val Lauren (ジェリー・ゴードン) パニックルーム制作者
Vince Grant (ライル・ペン) ハンターの主治医
John Eric Bentley (ロジャー・ハグラー) ボディガード
Ryan Alosio (アンディ・クーラ) クラブのマネージャー
Dylan Tays (アンジー・チャールズ) キャンディの元女彼女
John Dove (ジョン・スカネッティ)
Allison Steward (ジョアンナ・ケルトン) 'キャンディ'。被害者
Christopher Le Crenn (ハンター・ハドソン) 被害者
Gregory Alosio ... Clubgoer (uncredited)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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