CSI : NY

製作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny/
http://www.watch-csi.jp/csi_ny/


第3話 アメリカン・ドリーマーズ
 (American Dreamers)

脚本/Eli Talbert 監督/Rob Bailey

タイムズ・スクエアNY観光ツアー中のバスの車内で骸骨が見つ
かる話。

今回はこの件だけの取り扱いだけ有って、尺がちょっと余る
ような話だった。

骨を見ただけで、男性であり白人であり、また鎖骨の骨が
発展途上に有ることから10代のものだと分かる。

ドラマとしての醍醐味は、この白骨遺体は果たして亡くなって
から何年経っているかということか。
最初は3年以上は経っているという所から始まった。

事件は白骨遺体が有った場所の特定から。
骨と骨を接着したパテに付着した指紋から、バスターミナル
勤務のレスターが何らかの情報を持っているとして捜査。
案の定彼は骨をバスに並べて楽しんでいた人物。
しかしマックの機転によって、バスターミナルの死角の排ガス
の多く流れ込む部屋を見つけて、残りの骨を見つけ出した。
そこが同時に殺人現場となる。

遺留品からは、被害者の洋服、バックパック、メモ、本そして
ポケットナイフが見つかる。本は1984年出版のものからこの
時代に生きていたという事が判明。20年以上経っている事が
予期された。

凶器から指紋が採れたりDNA検査を行うが、この線からは足は
付かず。

新聞報道を見てモアランド家の夫婦が自分の息子・アーロン
ではないかと告げてくる。遺留品はアーロンのモノだが、
骨から復元した顔を見て全くの別人と判明。しかしなんらかの
関わり合いがあると予測される。

ドラマとしての決め手はメモの中にあった。
マックは必死になってこのメモを調べていたが、最初から何故
全てが見通せなかったのかやや不自然なところではある。
ネタを小出しにした感じの展開だったが、その分面白くなった。

メモに残された筆跡を見ると質屋に時計を預けた跡が見つかる。
都合良く時計を取りに来たことで判明するが、浮浪者同然の
人が新聞など読んでいるモノだろうかと疑問。
更に展開としては、捜査の最初の指紋の段階でレスターが過去に
犯罪を犯していないと記録として残っていないわけで、捜査と
しては最初の段階で手詰まりの案件だった。

しかし最後は実に切ない終わり方。
家出人の物語なんてどれもこういう切ないストーリーが有る
んだろうね。

マック・テイラー (ゲイリー・シニーズ)
ステラ・ボナセーラ (メリーナ・カナカレデス)
ダニー・メッサー (カーマイン・ジョヴィナッツォ)
シェルドン・ホークス (ヒル・ハーパー)
エイデン・バーン (ヴァネッサ・フェルリトプ)
ドン・フラック (エディ・ケイヒル)

J. Grant Albrecht (レオナルド・ガイルズ) 医師
Charles Parks (モアランド氏)
Susan Ruttan (モアランド夫人)
Johnny Sneed (アーロン・モアランド) 殺人者
John Ross Bowie (レスター・ジェイン) ターミナル職員
Frank Medrano (ブルーノ)
Julian Cain (ジョン・ドゥ) 名も無き死体

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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