CSI : NY3

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny3/


第3話 愛が冷める時 Love Run Cold

脚本/Peter M. Lenkov、Pam Veasey 監督/Duane Clark
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ジェニファーは、ウォッカ新商品発表会の場で客達に酒を注い
で回る。今日は
バーリウォッカ戴冠式。キャンペーンガールで
この新商品の
アイス・プリンセスとなったトーニャがその新作
発表会でプリンセス姿で登場するはずが、昇降機で登場して
いたトーニャは胸を一突きされて亡くなって発見される。
下の部屋には従業員しか行けないとの事。
CSIのダニーとマックとリンジーは早速現場で証拠を探す。
凶器は刺したまま抜かれた様な跡がない事から、氷の氷柱で
刺されているだろう事が推測される。現場を維持するために
室内を13度に保つも、恐らく一時間もすれば完全に証拠は汚染
されるという。

遅れてきたダニーはリンジーと調査する中で、デートに待ちぼ
うけを喰らわされたのは初めてだとリンジーに告げる。急な
用事が出来たとするリンジーに対して信じても良いのか?と
告げる。

ボトルからは指紋が検出。
現場からは野鳥の羽根らしきもの、血の付いた安全ピン、チュ
ーイングガムの噛み捨てたゴミが見つかる。また遺体の頬には
油が付着していた。

亡くなったトーニャの恋人・
リーアムから話を聞くと、自分はビーバーキル
の両親の元にいて、この発表会の為に急いで駆けつけようとした
が、
タパンジーブリッジで渋滞が有り、急いで車の中で着替えて
駆けつけたのだという。

一方
セントラルパークでマラソン中に遺体が発見される。
押されて縁石にぶつかったのではないか?という。
遺体は
ラッチフォードファイナンシャル社・上級副社長
オーウェン・リード。死体を調べていたホークスによると、
シアン化化合物が検出されたという。そんなものをマラソン中
のランナーに飲ませることなど可能なのか?とした際に、マック
は咄嗟に給水所の自ら口に入れることは可能だとして、すぐに
ボランティアスタッフに廃棄する様命じる。
そんな現場からは、
スプレーバルブが落ちているのをステラが
発見する。

ラボで遺体を調査した結果、シドは体内からはシアン化物は検出され
なかった事を語る。そして口の周りに凍傷の様な跡が見られること。
シアン化化合物ではないものの同様の症状が出るものとして、
ヘモグロビンと結合しやすい一酸化炭素では無いか?と疑って
いく。
更に遺体のシャツから検出された卵らしきものを
イライザ法
(酵素免疫測定法)
で調べていくと、魚の卵(マサゴ)である事が
分かる。
気温32度のランナーの顔に凍傷が出来ることなどあり得るのか?

トーニャはシラフの状態で血中アルコール濃度はゼロだと検出
されるが、胃の中はウォッカで満たされていたという。
恐らく死亡直前・直後にウォッカが入っていったのだろうという。
彼女は大きな氷の酌を持って現れることになっていた為、
恐らくそれが凶器として使われたのであろう事が推察される。

また現場に落ちていたスプレーバルブは最大に噴射するように
ノズルが改良されており、凶器に使われたものだと判明する。

現場に落ちていた鳥の羽根はウェイターたちが着ていた衣装の
ものであると判明。トーニャに付着していた頬の油は、氷点下
でも凍りにくい大豆油だと分かる。主に昇降機の潤滑油に使わ
れているものだという。安全ピンの血液を調べるもCODISでは
ヒットしなかった。ガムから検出されるDNAは女性のものである
と分かる。

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ウォッカの新作発表日にキャンペーンガールが殺害される

殺害されたのは、アイス姫トーニャ。

凶器が氷であるというのは、昔から有るオーソドックスな完全
殺人に使われる凶器のトリックだけど、そんなローテクは今更
CSIには通じるものがない。
ただ現場保存に限界があるので、時間的な制限は存在する。

氷に付着する指紋なんて採取できるのかな。
現場に落ちていたのは、ガムと羽根、そして油と安全ピン。
何処までが事件と関係のある物証なのか。

トーニャの件で疑われる人たち

店長のコリン。そして恋人のリーアム、そして同じくキャン
ペーンガールを勤めているジェニファー。
結局ジェニファーがリーアムに電話し、トーニャはオーナーと
寝て仕事を掴んでいる事を聞き殺害に及ぶ。

現場に落ちていた羽根はフライフィッシング用のもので、
それに気がついたのはリンジー。女性が釣りの事に気がつく
のは凄いね。釣りなんて何処でも出来るだろうに、リーアム
がビーバーキルに行っていたことを知って追いつめていく。


マラソン中に殺害された男・オーウォン

オーウェンという男、結構色んな所で殺されるだけの事をして
いる感じ。
目撃者がなかなか見つからないという事で、オーウェンと併走
していた人物を完走した時間から割り出して掴んでいくという
のは面白い方法論かな。まぁ現実にはそんな簡単なものでは
無いけどね。

現場に落ちていたスプレー

これだけゴミも散乱していると、どれが証拠品なのか見極める
のが難しそうだね。スプレーに関して、犯人が持ち帰れば見つ
からないだろうに、さすがはドラマって感じに証拠を残して
いく。

出てくる動物たち

マラソンランナーのシャツに付着していた魚の卵はマサゴ。
寿司のトッピングに使われるものみたい。
スプレー缶に付着していた傷は動物に噛まれたもの。
フェリス・リビカ・サルダ(リビア・ヤマネコ)と呼ばれる
保護動物のものであるらしい。サクラメントから引っ越しして
来た女性・ヘザーが飼っているもので、猫いらずを食べさせら
れて亡くなったという。
猫の爪から検出されたナイロンの一種をステラは一瞬で
上層階に住む樋とのカーテンだと特定してしまう辺り、かなり
インチキ臭い!?

それぞれの犯人

トーニャを殺したのは痴情の縺れで恋人リーアムが殺害した
もの。今回は田舎から都会に出てきた人たちが一つのポイント
として描かれていた。

オーウェンを殺したのは、交通事故によって足を奪われた
リチャードの姉・シャロン。何処までリチャードが関与している
のか分からないけど、約束していた和解条件にオーウェンは従
って居なかったみたいだし、どんだけいい加減な被害者なんだ
という気がする。

ダニーとリンジー

二人は良い関係にも見えたけど、リンジーの方に何らかの過去の
傷が存在するみたい。一体何なのだろうね。
腹減った!!何か食べたいとするダニーの訴えが空しく響く。



マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ステラ・ボナセーラ (Melina Kanakaredes) CSI
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から

ジェシカ・エンジェル (Emmanuelle Vaugier) S3#1から
ペイトン・ドリスコル (Claire Forlani) 女性検視官、S3#1から


マイケル・ギブソン (Matt Carmody) オーウェンと併走していた
リーアム・ギブソン (Shane Johnson) トーニャの彼氏
コリン・フリン (Chris Meyer) 店の支配人
ジェニファー・アンダーソン (Michelle Pierce) ウェイトレス
シャロン・カーテス (Lori Rom) 写真家、リチャードの妹
リチャード・キース (Marcus A. York) 車椅子のランナー
トーニャ・ネトルス (Lauren Rose Lewis) キャンペーン・ガール 
スチュワート・キットリッジ (Robert Parks-Valletta) 店員
ヘザー・ライアン (Jamie Proctor) リビアヤマネコの飼い主
オーウェン・リード (Stanton Barrett) 投資会社の上級副社長

--- (Giggi Thesman) 婦人


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