CSI : NY3

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny3/



第9話 死の天使に乾杯 And Here's to You, Mrs. Azrael

脚本/Pam Veasey 監督/Rob Bailey
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19歳のニコールヘザーはパーティー三昧。
この日もパーティーで盛り上がった後、泥酔した二人は、帰り
道に自損事故を起こして病院に運ばれる。
一命を取り留めたかと思えば、ニコールはベッドの上で殺害さ
れて発見される。

マックらはすぐに病院にやってくる。
被害者のニコールは5日前にソーホーのバーで飲んだ後、帰宅
する際車の事故で大怪我を負う。医師によると下半身の麻痺
以外は順調に回復していたという。

ニコールの母・
エレンの元に付き添うのは、この病院でボラン
ティア活動をしているという
ジュリー・ローリングだった。
ジュリーの娘・ヘザーはニコールの車に同乗していて既に亡く
なったという。
話を聞いていると突然
フランク・ルッソがやってきて、娘・ニ
コールの死を嘆く。ジュリーによると別れた夫だという。

ホークスはかつてこの病院で働く外科医だった。その時の上司
である
リチャードと会う。ホークスはリチャードに対して、
当時当直していた医師たちのリストや訪問者リストを求めるが
リチャードは部下たちを疑う事に憤怒する。しかしホークスは
関係者しか入れないICUで死んだ事を告げ、もしも医師たちの死
を知って隠しているとしたら罪に問われることを告げる。

ダニーとリンジーは、ICUの鍵穴を調べると
工具痕が有る事が
分かり、指紋も検出される。

シドはニコールの検視を行い、唇の皺の間に未知の物質が見つ
かった事を語る。そしてマックに対して、今年の感謝祭には
ウチの家族と過ごさないか?と誘う。しかしマックは今年は予定
が有るとしてそれを断る。シドは一緒に過ごす相手が誰なのか
気になるも、マックは話そうとしなかった。

アダムは唇に付着していた生物が
オキアミである人を突き止める。
水槽の餌の材料として使われている事を聞くと、ホークスは
病院には水槽を管理している職員が居るとして、職員のケビン
グリーンから話を聞く。
事情を調べると二日前にエレンがケビンに苦情を告げ病院側から
処分を受けていた事を知る。病室に入って患者に手を掛けたの
ではないか?とすると、患者がジュースのコップを取ろうとして
必死になっていたので手助けしただけだと告げる。
ケビンを取り調べした事で、チャールズはホークスの元にやって
くる。ケビンは20年間病院に勤め、家族を養っている事を訴える
と共に、病院では90%の医療と10%の運が作用し、ミスすること
だって有ると訴えるが、ホークスはこの件はミスではなく殺人
であることを告げる。

ホークスはかつて外科医をしていた頃の事を思い出す。
エヴェレット看護師と共に、患者を知らせてしまった時の事
だった。
ロッカールームで落ち込んでいるホークスを見て、ダニーが
声を掛ける。病院に行ってから様子が変だと告げる。ダニー
はホークスに何故病院を辞めたのか尋ねると、経験を積むため
にハイリスクの手術を三回したが、最後の息を引き取る瞬間に
立ち会いたくない為だと語る。

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ホークスの過去

今回彼が外科医である時の映像が描かれた。
人を死なせてしまったみたいだけど、あまり詳しい背景が描かれ
ていないために、過失なのかどうかはイマイチよく分からない。

かつての上司を問いつめていく辺りは、ちょっと気分の良い事
ではないのかもしれないね。

しかし最後に人助け出来たことで元気がもらえたかな。

スタッフと患者の関係者しか入れないICUでの事件

ICUの割にスタッフが居なさすぎるという感じがする。
ピッキングで中に入る者(マット)が居たり、元夫(フランク)は
娘の為に知人の看護師に中に入れてもらっていた事が分かる。

更にスタッフの一人で水槽を管理しているケビンは、その非が
無いのに散々な目にあって可愛そうな役割だった。

心電図によって、当時の病室での状況を想像していく。

ドラマとしては、今回何故娘が母・エレンに対して何の感情も
抱かなかったのかという点がポイントとして存在した。

まさかヘザーとニコールが入れ替わっているとは誰も思わない
だろうけど、エレンの表情が冒頭から怪しかったのですっかりと
騙される内容だった。

動機は?

運転していたニコールは生き残り、助手席にいたヘザーが亡く
なったということで、母親が殺意を持ったもの。

DNAが違うとした時に一瞬何事かと思ったけど、入れ替わりの
状態が有ったのね。

ヘザー役のStefanie Butlerとニコール役のKimberly Pfeffer
って確かに似ているな。

人の尊厳死に対する見解

マックの父も小細胞肺ガンで亡くなっているらしい。
亡くなる8ヶ月前には栄養チューブを使われていたが、その後
痛み止めが効かなくなり終わりにしてくれと言われたという。

今回のニコールもかつてスキー事故で脊椎を怪我したボビー
シルーチの事を例に出して、友人に同様の状態になったら
殺して欲しいと言っていたみたい。19歳にしてそんな事で死んで
しまったら悲しい事だね。

金が無い割に豪華なニコール

母親は金が無くて、二度目の離婚の際に婚前契約で金がもら
えない事を告げ、娘に生命保険を掛けていた。
肝心のニコールに関してトヨタのレクサスSUVに乗っていたけど、
何処からそんな金が出ていたのだろうか。

出演者たち

母・エレン役を演じていたSheryl Lee。「ツイン・ピークス」
で、ビニールぐるぐる巻きで殺されていたローラ・パーマー役
の女優さんだよね。名前を見て何処かで聞いた名前だなと
思った。

ニコールと約束していて殺そうとしていたマット役のwendell
Brayは、BONESでシーズン4辺りからレギュラー出演する
スタッフだよね。

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ステラ・ボナセーラ (Melina Kanakaredes) CSI
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から

ジェシカ・エンジェル (Emmanuelle Vaugier) S3#1から
ペイトン・ドリスコル (Claire Forlani) 女性検視官、S3#1から


ジュリー・ローリンズ (Mel Harris) ヘザーの母
エレン・ガーナー (Sheryl Lee) ニコールの母
チャールズ (Sam Anderson) 医師
フランク・ルッソ (Richard Tyson) ニコールの父、離婚している
ケビン・グリーン (Mark Colson) 水槽の管理人
マット・ハクスレー (Michael Grant Terry) ニコールの友人
ヘザー・ローリンズ (Stefanie Butler) ニコールの親友
ニコール・ガーナー (Kimberly Pfeffer) 人気者。重傷!?
エヴェレット (Courtenay Taylor) 看護師、ホークスが医師だった
頃の同僚
キャビー (John Lorenzo Sanchez) 

--- (Richard Varga) ニコール担当のERドクター
--- (Angela Marsden) 救命士
--- (Kelly Gullett) 救命士


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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