CSI : NY3 制作総指揮／ジェリー・ブラッカイマー http://www.watch-csi.jp/csi_ny/ http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny3/

第22話 暴かれたコールドケース Cold Reveal

脚本／Sam Humphrey、Pam Veasey 監督／Marshall Adams
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ブルックス神父のワインを飲もうとする子供たちは、礼拝堂
でステンドグラスを突き破って亡くなっている天子の格好を
した男性の遺体を発見する。
当時上空には遊覧飛行した形跡は無く、被害者のカラビナには
何かと繋がっている様な跡が見付かる。着地に失敗したのか。
男が命綱にしているロープに刃物で切れ込みが有る事を見つけ
これは事故ではなく人為的なものだと疑う。

シドがラボで検視している中で、体内からマイクロビデオカメラ
をけっ検する。
被害者はトビー・フィンチ(18歳)。血中アルコール濃度が高い
事がわかる。死因は地面に叩きつけられた事よりも早く、
首の環椎が外れたことによるものだと分かる。

一方マックが容疑者追走中に、容疑者のドブソンが手錠を
ハメたままビルの屋上から落下した件について、刑事局長の
シンクレアや警視ジェラードは、マスコミの対応に追われていた。
マスコミはマックがドブソンに復讐したのではないかと疑う
中、局長たちはマックはとても優秀な刑事だと告げた上で、
既に終わったことだという。真相を知るのは本人だけだと告げる。

そんな中、フィラデルフィア市警のコールドケースを扱う殺人課
部署からスコッティ・ヴァレンズ刑事がやってくる。
10年前の未解決事件での被害者の遺留品が今回CODISに引っかか
ったとの事。このラボから女性のサンプルが登録されたという
報告を受け調べると、ステラのもので、アダムがHIVの抗体検査
をした際に、何者かが誤って二次サンプルを登録してしまった
のではないかという。
スコッティは殺人事件の証拠として発見された服をステラに
見せるが、彼女は知らないとし、フィラデルフィアに行った事
はないという。

証拠として提示された服は、1997年3月29日に工事現場で発見
されたものだった。ブラウスには三カ所切られた後があり、
服には被害者以外に男性のDNAが検出されている。ガイシャは
フォトグラファーかもしれない事が服に付着する物質から
判明する。
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教会のステンドグラスを破ってきた遺体は一体何処から飛び込
んで来たのか。
一方、10年前の殺人事件の被害者の服からステラのDNAが検出
され、ステラ自身が容疑者となる。彼女は容疑を否定する
が・・・

ついにステラが養子時代の描写が描かれたね。
同じ養子として育ち、血の絆を誓い合った相手が殺人事件を
犯していたという物。そこには里親の虐待が有り、生きるために
必要な事だったとはいえ、実に辛い事実が浮かび上がってきた。

天使の服を着た遺体に関しては、いかにもアメリカンな事故だ
と思う。
フジテレビが放送する「バカデミー大賞」でも、アメリカ人の
パフォーマンスは他の民族を超越して、こういう事に命をかける
人が多い。
場所まで特定したりしていたけど、VTRを最初から復元しておけ
ば、無駄な時間を割かなくても良かったのかも。

一方10年前の殺人事件について。
なんと「COLD CASE」のスコッティ刑事がCSIに登場!!
クロスオーバー作品は、CSIでもおなじみだけど、他のドラマ
に知ったキャラクターが出るのはちょっぴり感動的で嬉しい。
ステラの事を容疑者として厳しい視線を送る辺りが、実に
興味深く描かれたと思う。

マックの件は、やはり政治的な駆け引きの為に使用されるもの
となった。しかしマックも一歩も引かずにやりとりする辺り
凄いね。
マックの元に銃を突きつける被害者の男は、ちょっと本質が
ズレている気もするけど、マックの仕事が難儀であることを
知る演出では有った。