CSI : NY5
(CSI:ニューヨーク / シーズン5)

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny5/





第24話 偽りの地、ギリシャ Grounds for Deception

脚本/Melina Kanakaredes
監督/Duane Clark
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チェルシー大の古代ギリシャクラブでは毎年春に芝居をするが、
その芝居の会場で殺人事件が起こる。

一方その頃、ステラを襲ったディアコスが殺害され匿名の女性
からの通報でその事実が判明するが、マックはその通報者が
ステラだと聞かされ、感情で捜査するへの危険性を問われ、
停職処分に値する行為だという。私の立場も考えてくれという
マックに対して、ステラは警察バッヂを置いてラボを出て行く。

遺体を調べるホークスたち。現場の被害者からは茶色い粉末と
石粉のようなものが付着していた。観客席にいた生徒達は
みんな舞台裏で起きていた殺人事件のシルエットを見て、
舞台演出だと思っていたという。被害者を調べると
二カ所刺さ
れており、失血死
だった。
凶器は円柱状のもので、幅3cm、
傷口は丸くなっている
という。被害者の服のポケットからメモ
紙が出て来てなんと
ステラの家の住所が書かれていた。

ステラを現場に呼び出し事情を聞く。
すると被害者はコロヴァスだという。大使館のコンサルタント
をしている男で私を襲ったディアコスと一緒に手を組んで盗品
をアメリカに運び売りさばいていた人物だという。
マックはステラが嘘をついていた結果がこれだとして、彼女を
非難し、これまでの経緯を説明する様求める。
彼らはキプロスの刑務所に居るべきハズで、我々がアメリカ
から引き渡したという。しかし何故アメリカにまた戻ってきた
のか。

一方体内から何らかの物体が回収される。
二度の刺し傷があるが、二度目に刺した跡が致命傷で、皮下挫
傷が起きているという。傷跡に
短剣の鍔のような跡が付着して
いるとの事だった。

ダニーとリンジーは娘のルーシーをラボのみんなに披露する為
に来ていた。アダムはダニーを見て
プリアボス(生殖能力の神)
だと告げる。ラボ職員の一人・ブレイクが娘に触れているのを
見てダニーは心配する。
アダムとダニーは証拠を調べる。
被害者の服に付着していた
白い粉末は石膏で、その中に凶器を
隠していたのだろうと推察。
茶色の物質はコーヒー豆を挽いた
ものだという。
またその凶器を入れていた石膏を修復して凶器を特定する中、
凶器にはギリシャ文字が刻まれている事が分かる。

ステラはNYPDのドンの元に行くと、ジェシカを捜す。
ドンはジェシカがこの一件に絡んでいるのかと心配してステラ
に事情を尋ねる。コロヴォスが亡くなった事を伝えて欲しいと
いうステラは、彼女は少し手伝ってくれただけだと語る。そして
ジェシカにこの件からは手を引いて欲しいと話して欲しいと頼む。

しかし一体何故貨物に乗せたハズなのにコロヴォスは戻ってきた
のか。そしてステラの事を知っていたのは何故なのか。
ステラはパパコタ教授の下を尋ね、コロヴォスの件を話す。
教授はギリシャ政府筋に知っている人物が居るので何か知って
いるのではないか?と尋ねるが、知らないという。
ステラは聖バシリウス学園に居た頃からパパコタによって面倒
を見てもらっていた。教授は私の守護天使だとステラは語る。

そんな中、リンジーは凶器に使われた物のマークが
ベルギナの星
で古代マケドニア王国のシンボル
だとしる。
アレクサンドロス
大王の副葬品
だとするが、マックは未だその大王の墓は発見
されておらず、考古学上の謎の一つとされているものだとして、
否定する。
アダムは被害者の体内から出て来た物質が
象牙で、紀元前300年前
のものだった事を聞く。

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■いよいよギリシャの盗品事件が解決する

コロヴォスまでも殺害されたことで、予定外のことにステラも
ビックリ。
シーズン5が始まる前に、散々番宣で流れていたマックとステラ
が言い争うシーンが今回ようやく訪れた。停職処分に値する
という流れは、既にこれまでにステラが相当リスクの有る
甲とヴとして描かれていたので分かっては居たけどね。

■ギリシャ関係者はただ一人だけ

ステラを除くと、ギリシャの関係者で重要人物はステラの事
を気に掛けて育ててくれたパパコタ教授だけという事になる。
如何にもきな臭さを感じていたけど、ステラの事を考えると、
出来れば教授の弟の単独行動だと思いたい事件だった。

■ステラの母親、そして出生地が明らかに。

今回は盗品の捜査と同時にステラのルーツを探る旅でも有った。
まさかギリシャの地まで直接出向くとは思わなかった。

過去の写真の中で、パパコタ教授が79年に美術品の修復作業員
として一緒にやっていたのがステラの母親だった。
写真を見る限りそのまんまステラだったけどね。
可能性としてはステラの母とパパコタが夫婦で、ステラはその
子供なのではないかという感じにも思えたけど、父親はイタリ
ア系だとしていた事から、その可能性も否定されてしまう。

■ギリシャのコーヒー占い

ステラが教授の部屋にあったコーヒーカップの件で、教授の
犯行説は否定されるかと思ったけど、殺人には関与していなく
とも、盗品に関しては少なくとも関わっているようだ。
先祖の土地を政府の補償金と引き替えに提供していたこと。
しかしその補償金が打ち切りになったことで、裏切られたと
知ったパパコタ兄弟が関与していたようだ。
でも考古学界では謎になっているアレクサンドロス大王の
副葬品を探し出していたという事なのか。

■ダニーとリンジーの子

ゴッドファーザー・マックは、二人の子をルーシーと名付けた
様子。みんなに可愛がられる反面、早くも男性を近寄らせまい
とするダニー。流石にそれは早すぎるだろうと小一時間。

■脚本を担当したのはMelina Kanakaredes

なんとステラ自身が脚本を担当したらしい。
ギリシャ編での流れはかなり強引なものが有ったけど、まぁ
面白く見ることが出来たかな。

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ステラ・ボナセーラ (Melina Kanakaredes) CSI
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から

ジェシカ・エンジェル (Emmanuelle Vaugier) S3#1から
ペイトン・ドリスコル (Claire Forlani) 女性検視官、S3#1から
スタントン・ジェラード (Carmen Argenziano) 警視
ブリッガム・シンクレア (Mykelti Williamson) 刑事部長
ケンダール・ノバック (Bess Wohl) CSI、アダムの彼女

コスタ・パパコタ (Tony Amendola) 教授
アレッティ・モーグリ (Georgia Hatzis) メトロポリタン美術館員
クリストス・テマス (Louis Mandylor) ギリシャ情報部
ジョージ・コロヴォス (Paul Papadakis) ギリシャ大使館コンサルタント
--- (Steven James Price) Police Officer
--- (Brenna Radding) 若い頃のステラ
--- (Georgia Reed) Greek Statue
ダナウス (Bettis Richardson)
オリンピア (Sofya Skya)
タッソ・パパコタ (George Tasudis) コスタの弟
--- (Kaye Marie Talise) Greek Statue

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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