CSI : NY6 (CSI:ニューヨーク / シーズン6) 制作総指揮／ジェリー・ブラッカイマー http://www.watch-csi.jp/csi_ny/ http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny6/

Sep. 23, 2009
第1話 エピローグ Epilogue

脚本／Pam Veasey
監督／David Von Ancken
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ジェシカ・エンジェル捜査官が殉職する。
NY市警はアストリアでジェシカの追悼をして飲み明かす中で、
突然店の中に車から激しい銃撃が起きる。すぐに刑事達は身を
かがめて防御態勢を取るも、ダニーはリンジーを庇い脊椎を
損傷して車イス生活を余儀なくされる。

みんなあまりのショックで、仕事を休んでそれぞれのリラック
ス方法を探して生活する。マックだけは一人職場で犯人を捜す
為に躍起になっていた。ステラはアダムと一晩だけの関係を
持つ。

一ヶ月後のある日。
そんなオフィスで証拠を捜しているマックの元にダニーから
電話が鳴る。高層ビルの30階に来いと電話で言われたこと。
バー襲撃のことで有力な情報を知っているという女性からの
電話だった。マックとダニーは現場に行くとそこには女性の姿
が有った。女性は容疑者に繋がる情報を抑えているとするが、
話をする前に約束して欲しいという。弟が無事になるよう手を
貸して欲しいとの事だった。弟のジェイクはあの三人によって
脅されていただけであり、死なせたり刑務所に入れたくはない
という女性。そんな会話をしていると突然エレベーターのドア
が開き再び銃撃が始まり、女性が撃たれてしまう。マックは
犯人を追いかけ、ダニーは止血をして女性を助けようとする
がクビ元に撃たれて亡くなってしまう。

現場には捜査官達が集まる。
ホークスは頸動脈への一発目の銃弾が致命傷だという。
ステラは今回の銃弾が一ヶ月前のバーでの襲撃の際の弾と一致
すれば捜査は進展すると語る。ホークスはその間医療ボランテ
ィアで活動をしていたが、寝不足故に立ちくらみになる。
しかしマックとダニーは一体ここで何をしていたのか。
ダニーはみんなにバーの銃撃戦に関する情報を知らせいとの
密告の電話が有って話を聞きに来たという。女性はジェイクと
いう名を残して亡くなってしまったとの事。
現場には休暇を取っていたドンもやってくる。仕事をしていた
方がジェシカの死などを忘れられるとのこと。

当時の警備員はアルバート・ペルトン(28歳)が担当していたが、
彼は犯人を追ってビルから居なくなっているという。二日前に
雇ったばかりのスタッフだという。防犯カメラを確認すると
被害者の女性がビルに入った形跡は写されて居らず、犯人の
男性は正面から入り、アルバートを殴ってビルに侵入している
事が判明する。ただし出て行く際には防犯カメラにその姿が
写っていなかった。

リンジーはダニーの元にやってくる。
ダニーは彼女に一ヶ月も経ったが未だに足の感覚が無いことを
告げる。しかしリンジーは脊髄の損傷は一時的なものであり、
腫れが引けば歩けるようになると励ます。

シドはラボで遺体から銃弾を摘出する。
そんな中、肩口に当日の傷ではない場所に何かが埋まっている
事が判明する。手術で肩口から異物を取り除くことにする。

オフィスに居るマックの元にステラがやってくる。
これは今まで事件とは違うとして、マックのデスクには普通の
捜査では考えられない量の資料が置かれていた。マックは
この三週間捜査資料とにらめっこしながら、誰が犯人で、何の
ために起こしていたのかを考えていたという。三人が重症を
追った事を告げ、シェイクスピアは"絶望した者には逆らうな"
と言っていた事を語り、危険を承知で30階の情報提供者の元に
行ったのも選択肢がなかったと語る。

そんな中、再びクラブで銃で襲撃される事件が起きる。
目撃者によるとグレーのセダン車であること。スモークガラス
をしていて、車のナンバープレイトは無かったという。
被害者の女性はクラブで何が起きる事を知っていて、あの時
にも三人が何かを起こそうとしている事を口にしていた事を
語る。
捜査に当たる中で、タイムズスクエアの広告塔には突然、
"注意を引いたか?金を出せば辞める"とのメッセージが掲載
される。
アストリアで起きた襲撃事件後、一時間後にメッセージが来た
こと。恐らく犯人は証言した女性が何処まで自分たちの事を
話したのか分からず不安で、慌ててメッセージを送ってきたの
ではないか?という。そんな中、二週間前にもクイーンズで
閉店したレストランの看板とひさしが銃で撃たれる事が有った
という。その時は銃弾は砕けて判別が出来なかったとの事だった。
その店ではパーティーの予約が入っていたが、直前になって
キャンセルが入っていること。
マックはこれまでの事件を総合して、犯人の目的は殺しではなく
脅しが目的だろうと語る。使用された銃はステアーSPPマシン
ピストルという大型の銃で精度には掛ける事からも、特定の人物
を狙ったモノでは無いという。街を支配するのが目的で、警官
だけをターゲットにしたものではない事はハッキリとしてくる。

またタイムズスクエアの広告は盗まれたカードで支払われた
もので、電話は使い捨て携帯で電話されている事が分かる。
線条痕から三つの現場で起きた事件の銃は一致している事が
判明するが・・・

そんな中、ヘイレン・ビコールという女性がCSIラボにやって
くる。話を聞くと、現場のエレベーターの天井から血痕が
有る事が発見されたという。自分は犯行現場の清掃係をしている
もので、現場を捜査していたアダムが見逃していたものでは
ないかとの疑いが出る。しかしヘイレンによると、恐らくLcvを
スプレーした為に、温度の変化から気化した液体が天井に触れ
それで血痕が浮かび上がってきたのではないかと推察する。
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NYPDの捜査官のジェシカが殉職し、悲しむまもなく、警察官の
集まるバーが襲撃される。三人の死傷者が出る中で、NYPDの
ラボスタッフの一人、ダニーも背中に銃弾を浴びて車イス
生活を余儀なくされる。マックは何としてでも最優先にこの
事件を解決したいと考えるが・・・

シーズン5がどんな状態だったっけ?と思いつつ、そういえば
ジェシカが無くなり、その後マックたちの居たバーが襲われた
事が最後に描かれていたなと思い出した。

シーズン6は今回の事件の背後に居る組織との対決って事になる
のだろうか。
それ以上に現実的には傷ついているNY市警・CSIの捜査官たちの
私生活や心の傷の方により焦点が当たっていく者なのかも知れ
ない。

一番痛々しいのが車イスになってしまったダニー。
心持ち顔がげっそり痩せた感じもして、子供が産まれて幸せな
時なのに、ホントに辛い出来事。最後にちょっぴり足の感覚が
蘇るところは希望的展開だね。

そしてフラックもまた恋人を失い傷心している。
過去テイラーだって同様に恋人を失っている事が有ったので
なんとかフラックにも立て治って欲しいね。

驚くべきはステラとアダムが一夜の関係を持った事。
一番後腐れがないと思ったのかも知れないけど、アダムは結構
ステラに拘っていきそう。今回はステラに話を合わせてしまった
けどね。

ホークスは医療ボランティアスタッフとして働いている。
不眠症だという事で何処かで捜査に支障が出てくるかも。

さて事件としては決して難しそうな案件でも無かったんだけど
ね。白昼堂々襲っているんだし、これだけの証拠も存在してい
る。なんだか犯行を犯している犯人が妙に軽い若者たちって
感じもしたので、なんか腰砕けの状況だけど、背後にはまだ
組織の存在がある感じだし、どう物語が発展するのか。

そういえばアダムの存在を脅かす被害現場の清掃員・ビコール
という女性が出て来た。ドラマでは時々捜査官に抜擢される
ケースはあるけど(CSI:科学捜査班のラングストンとか)、この女性は
シーズン6の3話「コンパス・キラー」と4話「幻の女」だけの登場みたい。
金髪で綺麗な女性だけど、スタッフに女性は結構いるからね。