CSI : NY6
(CSI:ニューヨーク / シーズン6)

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny6/





25 Nov. 2009
第9話 マンハッタンヘンジ Manhattanhenge

脚本/Trey Callaway
監督/Matt Earl Beesley
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ホリスの妻・カリオペは二年前に殺害されている事が判明。
コンパスキラーの正体がホリスだと判明し、
フラッシング・メ
ドーズ
に居る事が分かるとマックらはホリスを追いかけるが
公園内を逃げて姿が見られなくなる。公園内では入出には
警備員が居たためにチェックせずに入るのは不可能だとされる。
ホリスの靴底からは
テラゾーが付着されていた。
一体公園内の何処に逃げてしまったのか。
500ヘクタールの公園内に潜んでいる事は間違いなく、ヘリコ
プターで上空から
赤外線を使って熱感知して捜そうと試みる
熱源を発見してその場を探ると、マンホールが有りそこから
地下道に繋がっていた。ステラはすぐに水道局に問い合わせて
ルートを確認する。
マックとフラッグは二人で地下道に入り慎重にホリスが居ないか
どうかを調べていく。地下道の先からは音楽が流れてきていて
発電機が設置してあったことから、熱を感知していた事が分かる。
ホリスが住んでいたであろう形跡が発見され、24時に逃げ込んだ
のでタッチの差で逃げたのだという。
ステラによると
1964年に万博のパビリオンとして設置され、
その後ここは土に埋められた
のだという。しかしホリスは市の
測量士をしていた為に、この場所を知っていたのだろうとの
事。ホリスが次に狙う被害者の情報が無いか部屋を調べる。

一方アダムは町中の防犯カメラ三千台にアクセス出来る様に
して、
顔認識ソフトを使ってウエストサイドを調べる。
ダニーとフラックたちは地下道を以前として調べていると、
フードを着た不審者が下水道内にいるのを発見する。
ルーズベルトアベニューから地上に登っていくと126丁目へ、
そして
ウィレッツポイントの路地裏に逃げ込んでいく。
しかしいざ容疑者を捕まえてみると、レオナルドという男性だ
った。今日は一度変なヤツに襲われたので怖くて逃げたのだ
という。顔はまるでホラー映画みたいなヤツだったとし、
殴られたか同然優しくなると、パーカーをくれたという。ただし
ここに2時間ほど居て欲しいと言われたという。ホリスが時間
稼ぎをした事が明らかだった。

ホリスの3歳当時の写真が部屋から見つかり、現在の顔を想定
して写真を作成。更に部屋には太陽のチャートを調べるソーラー
パスファインダーが有った。これを使うと天空率が分かると
いうホークスは、
太陽の位置を利用して計測していたであろう
事は分かるが、何故計測していたのか。
また室内に有った遺書として残されていた紙が被害者の傍に
落ちていた紙と一致する。

ホリスが書いたと思われる手紙が部屋に落ちていた。
そこには
"あの愚か者は銃を殺戮者に売る前に決められたとお
りの相手の許可証を調べるべきだったが、それをせず金を受け
取って売ったのだ
と書かれていた。これはダリオの罪を書いた
ものなのか。更に手紙では
彼女には精神科医として裁判所に
任命されたのにあの男の危険性に見抜けなかったとして、せめ
て相手に警告の手紙を送り出せば良かったのだ
と書かれていた。
これはキャロルの妻を説いたものなのか。また手紙には
何のた
めの給料だとし、彼が居眠りしている間に死に神がやってきて
私の天使を連れ去ったのだ
と語る。これは三人目の犠牲者
リチャードに宛てられたメッセージだった。しかしダリオは
銃の売人ではないし、キャロルは精神科医でもなく、リチャード
は警備員ではない事を考えてる話が合わないのは明らかだった。
ステラは起きた事を誰かの責任にしていたのだろうとし、彼が
悲劇と現実の区別が付かない事を考えると、彼は死に責任のある
であろう人物を想定して描き、その人物と似た人物を殺害して
いたのではないかと推察する。そうなると4人目の被害者は
特定するのは不可能だとして、為す術が無くなるのだった。

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いよいよコンパスキラーが逮捕される話だった。
統合失調症の患者を見た事が有るけど、この病気にも色んな
症状のレベルが有るにせよ、近所に住んでいた患者さんは、
夜中に奇声を発して走り回っていたのを思い出す。
ただそんな現実と幻想の区別が付かない人物が、マックたち
を出し抜いてこれ程緻密な計画を立てた犯行を犯せるのかと
いう疑問の残る話だった。

12月5日が一つのポイントとして描かれ、この日がマンハッタ
ンヘンジと呼ばれる日である事。
イギリスのストーンヘンジに因んで、日の出・日の入りの日の光
がマンハッタン東西のストリートのラインを重ねる状態なのだ
という。

ホリスの妻が殺害された事も不条理だけど、ホリスによって殺害
された人物はホント、不条理の極みという感じだった。

犯人は勝手に想像した人物を悪人だと思い込み、人殺しを重ね
ていたという事で取り留めのない後味の悪さも有ったけど、
ラストは近年のNYPDのゴタゴタを解消するするような大団円の
オチに繋げた気がする。

それにしてもダニーはつい最近まで車イスだったのに、早くも
地下道を走り回る役というのはちょっと不自然過ぎる。
フラックも同様にアル中っぽさが有ったのに、犯人追跡の際に
はシャキーンとしている所は、やはり刑事としてのプロ根性
なのか。

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ステラ・ボナセーラ (Melina Kanakaredes) CSI
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から

ジェシカ・エンジェル (Emmanuelle Vaugier) S3#1から、S5で殉職
ペイトン・ドリスコル (Claire Forlani) 女性検視官、S3#1から
スタントン・ジェラード (Carmen Argenziano) 警視
ブリッガム・シンクレア (Mykelti Williamson) 刑事部長
ケンダール・ノバック (Bess Wohl) CSI、アダムの彼女
ヘイレン・ビコール (Sarah Carter) 現場の清掃係、CSI入りたい

カリオペ・エクハート (Josie Davis) 妻、2年前に夫の職場で射殺
ホリス・エクハート (Skeet Ulrich) 統合失調症、コンパスキラー
ダリオ・ゴンザレス (Paul Lacovara) 1人目の被害者
リチャード・カルドローン (Mike Serlin) 3人目、橋から落とされる
キャロル・ヒルクロフト (Olivia Summers) 2人目の被害者

レオナルド (Marc Menchaca)
Mr.バーレバウム (Martin Papazian) 雑貨店店員
--- (Nina Smidt) Waitress
--- (Kimberly Evan) Upper East Side Tenant
レイモンド・カルドローン (Mike Serlin)
--- (Thom Tran) ESU Officer

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