CSI : NY6 (CSI:ニューヨーク / シーズン6) 制作総指揮／ジェリー・ブラッカイマー http://www.watch-csi.jp/csi_ny/ http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny6/

20 Jan. 2010
第13話 ファウル・プレイ Flag on the Play

脚本／Wendy Battles
監督／Jeffrey G. Hunt
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ランジェリーフットボールリーグのニューヨーク対ボストン戦。
解説者のダンとリックは、この試合で初めて起用された補欠の
クォーターバック選手、メレディス・ミューアのデビュー戦に
対して吉と出るか凶と出るかを占う。レギュラー・クウォータ
ーバックのクリスティン・メルヴォイはこの日ベンチ入りも
していなかった。
時間ギリギリでニューヨークが劇的逆転勝利(23vs20)。
控え室では選手はシャンパンファイトで盛り上がる中、選手の
一人は泡風呂で疲れを癒そうとする。すると浴槽内にメルヴォイ
の遺体が発見される。

被害者はクリスティン・メルヴォイ(26歳)。
CSIの中でもいち早く検死官シドが来ていた。マックは、ゲーム
のファンなのか?と問う中で、被害者は標母皮下の状態から、
長い事水の中に漬けられていたであろう事が推測される。
死亡時刻は硬直具合から午前7時から9時だという。
12時間以上浴槽の中で見つからなかった理由は何なのか。
話を聞くと泡風呂は普段試合後にしか使用されていなかった
という。シドは目に厚い膜がある事から脱水症状を起こして
おり、風呂に入れられる前に亡くなっていたであろう事を示唆
しているという。別の場所で殺して風呂の中に入れたのだろう
との事。マックは恐らく被害者の体内に付着する指紋やDNAを
洗い流す為に風呂に入れた知能犯だという。

フットボールのコーチ・マーティンから話を聞く。
メルヴォイは普段見かけ倒しだと言われていたが、とても努力
家だったという。殺害されるに辺り、チーム内や関係者に対立
していた人物は居ないか尋ねるが、ライバル争いや女性同士
特有の喧嘩程度の物だったという。
被害者のロッカーに貼って有ったであろう自分の写真が剥がさ
れているのを見つける。ロッカー内には私服も残されていて、
鍵とサイフが有った。
コーチによると、メルヴォイは試合のある日には午前中から
練習場に来ていたという。
シドは検死の結果、アナフィラキシーショックによる呼吸不全
で亡くなったと断定する。体内からは高濃度のヒスタミンと
胸膜腔の鬱血が見られるとの事。何らかの物質にアレルギー
反応を示したのだろうとの事。腕に付着する傷は、数日前の
もので死因とは関係なく、練習中についたであろう事を告げる。
簡易検査で、ヘロイン、コカイン、PCP、メタンフェタミン
アルコールは検出されなかったと告げる。

シドはマックに半年前に妙な電話が有った事を語る。
電話主はリアン・ボールドウィンで、娘のナタリー(22歳)が
寝ている際に心臓発作で亡くなったというもの。ミシガンに
居る父の元に泊まっている際に心筋梗塞を起こして亡くなった
のだが、ナタリーはメルヴォイと同じくこのチームに所属して
いたチームメイトだという。ナタリーの死亡証明書を見た
限りでは不審な点は無かったが、検死解剖に関しては父親
の宗教的理由で求めなかったので、防腐処置してニューヨーク
に埋葬されているという。シドはあの時もっと突っ込んで調べ
ていれば助けられたかも知れないと落ち込む。マックはシドに
責任はないと告げるが・・・

被害者の下着・スポーツブラから破片が見つかる。
金属塗料の痕跡が有るというリンジーに対して、ダニーはロッ
カールームの内装はガラスブロックとタイルなので、それに
該当しないという。リンジーはダニーに対して、鍼灸院で盗ま
れたバッヂの件を報告が良いのではないかと告げる。

ロッカールーム室内のゴミを調べるホークス。
中からは注射器が見つかり、メルヴォイのDNAが検出されたと
の事。注射器からは二種類の物質が検出され、一つは局所麻酔
として利用されるリドカインだという。スポーツ選手が怪我
した時などの治療の際に利用されるとの事。
遺体は水の中に浸かっていた為に注射器の痕跡が見つからなか
ったが、改めてトルイジンブルーを使って調べると胸の辺りから
注射痕が見つかる。
リドカインの過敏症で皮膚が荒れている患者を診たことが有る
というホークス。しかしリドカインで死に至るほどのショック
状態は今までに知らないとの事。しかし彼女の治療歴から、
1992年にリドカインでアナフィラキシーショックを起こして
いた事が分かる。
普通治療にリドカインを使うのに胸に注射することなど滅多に
無い事。一体何をしていたのか。

シドはリアンに逢うと、ナタリーについて薬品アレルギーが
無かったか尋ねる。メルヴォイも遺体として発見された事を
話すと、ナタリーはよくメルヴォイの話をしていたという。
チームで何らかの注射をしていた話など聞いていないか?と
尋ねるがリアンは知らないという。シドは死因を調べる為に
もナタリーの遺体を掘り起こしたい事を告げる。
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女性フットボールリーグの選手が浴槽で死亡して発見される。
調べていくと過去にも一人、このチームの選手が亡くなって
いるとの事で関連性を調べていく。

今日筋肉増強剤に関してはスポーツ界でもいたちごっこで、
検出されないものの開発とのせめぎ合いの様な状況になって
いるみたいだけど、CSIでも簡易検査ではヒト成長ホルモンで
有るソマトロピンは検出されなかった。ただ今回筋肉増強剤
が直接関与したモノでは無く、実際には闇医者のような形で
活動していた清掃員の男による意図しない事故だった。

マックによれば殺人よりタチが悪いとしていたけど、二名の
人物が無知な男によって亡くなっている訳だからね。

シリコンをバッグに入れずに豊胸として利用していたとの事
だけど、体内で分散したら、豊胸の役割なんて果たすもの
なのか? シリコンバッグが飛行機に搭乗することで気圧の変化
で爆発して体内で破裂してしまうのではないか?とする疑惑
を昔テレビで診たことが有るけど、正直これだけ激しい競技
をしている人物がねシリコンバッグに入れた豊胸処置でも
相当リスキーなものが有るのではないか?

シドがランジェリーフットボールリーグに興味が有り、
ファンの選手の遺体検視作業をしたいと感じていたのか?と
思い、ちょっとゾクっとする感覚が有ったけど、実際には
リアンの件でこのフットボールリーグの選手の事を気に掛けて
いた現実が有ったのね。

ドラマのポイントは、被害者のスポーツブラに付着していた
ナノペインか。携帯電話の電波を遮断する役割が有るもので、
それを使われていた場所で働く人物を特定していくことで
捕まえる事が出来た。

ダニーの流れでは、彼の私物を盗んだものの指紋照合の結果、
終身刑として収監されているシェーン・ケイシーだと判明。
シーズン3の4話「見せしめ」、シーズン3の11話「レイジング・
シェーン」に登場。このエピソードの続きは、シーズン6の
19話「贖罪」に繋がっていくのがまだまだダニーのバッヂの
謎に関しては、解決し無さそうだ。

最後にマックかシドのボールをキャッチボールするシーンは
マックの笑顔も眩しかったし、良い感じの雰囲気だったね。
日本のドラマならば、ボールの視線を追われて車が通って
きて交通事故でマック死亡みたいな安易な流れで幕引きしそう
だ。

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