CSI : NY6 (CSI:ニューヨーク / シーズン6) 制作総指揮／ジェリー・ブラッカイマー http://www.watch-csi.jp/csi_ny/ http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny6/

10 Mar. 2010
第17話 欲望のゴールド Pot of Gold

脚本／Trey Callaway
監督／Eriq La Salle
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ランチの混雑する時間帯。
マックは常連の店でクラブサンドを食べるために整理券を持って
呼ばれるのを待っていた。そこにオープンハウスの広告に丸印
をつけた女性・オーブリー・ハンターがやってくる。
マックは軽く挨拶を交わす中で、携帯に他殺体が二体発見され
たとの連絡を受け現場に行こうとする。オーブリーが困ってい
る姿を見て、マックはいつも混雑している際には二枚整理券を
持って居る為に、40番の数字の書かれた整理券を渡す。ここの
パストラミはイケるよと。

現場にいくと、フラックから匿名の通報が有って遺体が発見さ
れたという。死亡時刻は24時間前。被害者の一人からIDが見つ
かり、マイケル・ペイリー(28歳)だと判明する。小口径の銃
(22口径)の銃で後頭部から一発喰らって即死したもの。
もう一人の被害者の名前はわからなかったが、鈍器で殴られて
死亡していることが分かる。
現場で分析機を使い調べると、純金の痕跡が有った事が判明。
また靴底から一万分の一の確率で生まれる四つ葉のクローバー
が見つかる。
セントパトリックデーの前に金塊の痕跡なんて、まるで虹のふ
もとだなと呟くフラック。

ステラは被害者がペイリーだと聞いてマックにブログを書いて
いる男か?と問う。ペイリー・ヴァンデマン.comというサイト
を相棒のジャーナリスト・キャム・ヴァンデマンと共に開いて
いて、過去バッテリーパークのホームレス殺人事件では、
市長や警察官を糾弾した事がある追跡調査専門の新進ジャーナ
リストだという。もう一人の男性は鈍器で殴られている為に
顔が潰されて身元も判明していなかった。

ラボで遺体を身元を調べるシド。

一方リンジーとダニーは遺体の有る倉庫を調べていた。
リンジーは現場に有る銅線の付いた電池と金属のスプーン、
そして容器に入っている水の正体が何かを調べる。
ダニーは現場の靴跡を調べていると、現場には4組の靴跡が
有った事が分かる。二つは被害者たちの履いていたテニスシュ
ーズで、一つは革靴、もう一つは作業ブーツだという。
現場の足跡の痕跡から現場の状況を再現する。
犯人は背後からペイリーを銃で射殺した後、二発目を発射する
前に被害者と犯人は格闘しており、その際一度銃をタンクの下
に落としているであろう事を掴んでいく。

一方ラボで遺体を調べていたシドは顔復元ソフトによって、
被害者はキャムではない事を告げる。血液検査から高レベル
の抗体が見つかって居るとし、A型肝炎、B型肝炎、腸チフス
狂犬病、マラリアなど複数のワクチンが検出されたという。
また鈍器で殴られた頭皮に英数字の跡が見つかったとのこと。

リンジーは採種した薬品を調べるが、化合物はなく単なる水
だと分かる。また被害者の洋服から緑色の物体が付着して
いた為にそれを調べると、藍藻類の一種だと判明する。
クローバーを調べていたダニーは、EDNAのサンプルからこの
クローバーはホップクローバーと呼ばれるアイルランド原産
のクローバーだと分かる。

マックはリードに呼び出されて喫茶店で会う。
緊急だと言われたマックは何事かと尋ねると、友達のキャム
の事が心配だと語る。僕たちは真実に切り込むブロガーであり
キャムからの連絡では彼は被害者を殺害しては居ないのだと
いう。警察が自分の事を犯人扱いしている事に怯えているとし、
マックに今夜一人で彼と逢ってくれないか?と頼む。マック
はそんな危険を私に負えというのか?と問うと、時にリスクは
犯すべきであり、相手にチャンスを与えるべきである事を
告げられる。

フィルからマックの元に連絡が入る。
今朝のグリーンのジャケットを着たブルネットの女性から
受け取っているものが有るという。彼女は走り書きのような
形で、マックに対してお礼の文章を書いたものだった。
彼女は最近の生活に煮詰まり、マンハッタンを後にしようと
考えていたが、今日一日親切にしてくれる他人と一人でも
出会えば踏みとどまろうと考えていたという。39番の整理番号
を持ったマックに対して、40番の整理券の女性からのメッセージ
だった。
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ジャーナリストが殺害された事件。
一人はすぐに分かるがもう一人は一体誰なのか。

ジャーナリスト繋がりと言うことで、リードが久しぶりの登場。
シーズン4の20話を最後に暫く出ていなかったけど、今回の
エピソードが2012年現在ラストの様子。
最近Dlifeで放送している「ヴェロニカ・マーズ」のシーズン2
を見ているので、個人的には彼はリードと言うよりもビーバー
にしか見えないけどね。

アイルランド色の強い内容だった。
今更ながらフラックがアイルランド系だったんだなと思い出さ
せるものが有った。なかなかアイルランド系と言っても
一緒くたに扱うのは難しいとはいえ、気性が荒いという民族的
傾向が有るのは本当の事なのだろうか。
セントパトリックデーなどあまり日本では馴染みがないけど、
アメリカはやはり色んな民族の祭典が有るんだなと思わせる。

金塊の特製を分からせるものだったり、タングステンと呼ばれ
る金属を上手く加工するだけで、金塊を誤魔化すことが出来る
というのもある意味凄いけど、こんなニセモノの流通しつづけ
れば、すぐに足が付くようなものを、何度も繰り返し行うと
いう辺りがリアリティが無いかも。

金塊を目にしたアダムがちょっぴり目の色を変えていて、
後ろの警備員に怪しまれているところなど面白かったし、
もっとも値の張る凶器だとするステラの発言も皮肉に富んでいて
良かった。

ドラマとしては主に皮下組織の文字を読み取ったり、消された
銃の製造番号の復元方法など、CSIのお得意の捜査だった様な
感じ。GCMSとかEDNAなどがフル活用された。

またマックとしては新しい出会いが有った。
まるでトム・ハンクスとメグ・ライアンが出会う恋愛物ドラマを見ている
かのような展開だ。
オーブリー役のMädchen Amick。
ドラマ「リンガー」の11話の所にも書いたのでここでは割愛。
チャック・ウィルソンの様なウィアー役のIan Zieringは、
旧「ビバリーヒルズ青春白書」のスティーブ・サンダース役
を演じていた。

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