CSI : NY6 (CSI:ニューヨーク / シーズン6) 制作総指揮／ジェリー・ブラッカイマー http://www.watch-csi.jp/csi_ny/ http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny6/

14 Apr. 2010
第19話 贖罪 Redemptio

脚本／Bill Haynes、Peter M. Lenkov
監督／Steven DePaul
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雨が降る晩、ペンシルベニア刑務所ではレジー・ティフォード
の死刑執行が行われようとしていた。レジーは最後の面会人と
してホークスを指名する。急いで現場に来たホークスは、オレ
ンスタイン所長と面会すると、刑執行まで10分なので急いで
欲しいと言われる。レジーは神父から最後の言葉を受ける中で、
ホークスが来た事を知る。ホークスはレジーとは面識が無いと
するが、レジーは最後の時が来たらあんたに立ち会って欲しい
と思っていたとし、言っておくことが有るのだという。オレが
あんたの姉・マヤを殺害したのだという。

レジーは刑務官や州検事などが立ち会う中で、両手を縛られ
ペントタールナトリウムを注入させられようとしていた。
しかしいざ注射器を差そうとした所で、突然看守の一人・ドニー
が血を吐いて倒れてしまう。すぐにホークスは救命措置を
取るが、口から血を流して亡くなっていた。レジーの死刑執行
は延期になり独房に戻されることになる。ホークスはすぐに
現場の写真を撮るとラボにいるマックに電話する。
死刑執行の最中に死刑囚ではなく看守が亡くなったという事を
伝える。

ホークスは口からはアーモンド臭がするとの事から、シアン
化合物を飲まされたであろう事を悟る。しかも2時間以内に
口にしていたであろう事を推察。所長によると、ドニーは6時間
前から勤務しているという。この犯行を行うには外部の協力者
が居るハズだという。

一方ミラー巡査は、セキュリティ室にいくと銃を手にして
囚人の監房の鍵を開けるよう要求する。それを拒む職員との
間に格闘になり、銃が暴発。その銃弾の一発はコンピュータ
に直撃して、全部の監房の鍵が開いてしまうことになる。
すぐに所長は非常事態宣言を発令する。

ホークスはすぐに囚人たちの居る監房に行くと、そこでは5、
6人居る刑務官を囚人達がリンチする激しい光景が有った。
ホークスは視線の先に猟奇的殺人鬼のシェーン・ケイシーが
居る事を知る。連続殺人犯でシェーンはミラー巡査と精通して
いた。
そんな中囚人達はホークスに対しても殴り飛ばしにやって来る。
数名に囲まれる中でホークスを助けたのはレジーだった。
レジーは自分は看守を殺していない事を告げ、既に死を覚悟
していたからこそ、ホークスを呼んだ事を語る。しかし容易に
彼を信用出来ないホークス。

ペンシルベニア刑務所で暴動が起きている事はマスコミでも
報道される。ラボに居るスタッフたちは、刑務所内に居る
ホークスの事を心配する。ホークスの居る刑務所には最近
殺人鬼のシェーン・ケイシーが移送された事を聞いて、ダニー
はみんなの前で、自分に起きている事情を語る。
かつて鍼灸に行った際にバッヂと制服など全てを盗まれたこと。
父親の認識表だけは質屋で見つけて取り戻すことは出来たが、
その認識表を調べた際にシェーンの指紋が検出されたという
ものだった。

そんな中、刑務所を制圧するためにSWATが行動を起こすことに
なる。まずは電力源を全て遮断すること。マックたちは電話で
ホークスに対して救出出来るまでは安全な所に身を隠すよう
告げる。
ホークスはレジーと共に収納室で身を隠していた。レジーは
囚人服を持ってくると、それに着替えておくべきだという。
しかしホークスはレジーが許せずクビを絞めにかかるが、
寸前でそれを止める。

マックは刑務所の設計図を手に入れると何とか脱出経路を
調べてホークスを救出すべきだと告げる。

収納室に居る間に、ホークスはレジーから事件の詳細を聞く。
ホークスは姉のマヤがジャンキーである事を知っていて、関係
も疎遠になっていた。しかしレジーによるとオレとマヤが
出会ったときにはマヤは完全にドラッグを克服してクリーン
な状態だった事を告げ、彼女はジャンキーだったオレを救おう
としていてくれた事を語る。しかしオレがハイになって居る際に
自分が何をしているのか分からない状況の中で、マヤを殺害
してしまった事を告げ、その後ピッツバーグの押し込み強盗
殺人事件でスミス夫妻、トットとジャッキーを殺害して死刑執行
になったのだと語る。マヤは弟の事を誇りに思っていたとし、
マヤからラテン語で"ヴェリタス・ルックス・メア"だと言われた
事を語る。真実は私の光の意味で、マヤは弟の事を誇りに思って
いた事を告げる。マヤの為にも自分はホークスを助けたいと
訴えるのだった。
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刑務所の死刑執行に現場に立ち会う事になったホークス。
訳もわからず呼び出された格好だったが、死刑囚・レジーからは
自分がホークスの姉マヤを殺害した犯人だと言われる。
そんな中で、刑務所ではシェーン・ケイシーが脱獄計画を
実行し、囚人の監房の鍵のロックが全快して暴動が起きてしま
う。刑務所内に居るホークスは、囚人から命を狙われることに
なる。

シーズン3の11話「レイジング・シェーン」で逮捕した
シェーンが再び脱獄して暴れる様子。
その脱獄の流れをダニーが盗まれたバッヂや制服と結びつけて
いく辺りが大胆な流れが有る。

正直CSIとしてはかなり特殊な感じの話だった。

ただホークスもツナギを着た後にはそうリスクは感じなかった
のではなかろうか。わざわざこの危険な最中でも犯人を追跡
するためシェーンの監房に行こうとしたのが間違いだったのか。

不思議なことにマヤを殺害したレジーは憎めないヤツだった。
二人の間には信頼関係さえ生まれていた感じもするが、やはり
マヤ自身がホークスとはあまり関係が上手く行っていない時間
が長かったことも関係しているのかな。

ホークスは姉との関係、ダニーは兄との関係、フラックは姉
との関係、アダムは父親との関係が上手く行っていないという。
ダレにでも秘密にしたい過去、消し去りたい過去が有るという
リンジーが上手く制していたね。


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