CSI : NY6 (CSI:ニューヨーク / シーズン6) 制作総指揮／ジェリー・ブラッカイマー http://www.watch-csi.jp/csi_ny/ http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny6/

May 5, 2010
第21話 放課後の銃声 Unusual Suspects

脚本／Wendy Battles、John Dove
監督／Marshall Adams
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マックは自分が一番美味しいと思っている一押しのピザ店にオ
ーブリーを連れて行く。ここのピザの甘さはニンジンをすり下
ろしてトマトソースに混ぜて有るのが特徴だとするが、オーブ
リーはちょっとソースが甘すぎるという。最近パークスロープ
に出来たマトラーノの方が美味しいと。

そんな中、ニューヨークの通りには救急車の音が鳴り響く。
すぐ近くで人が倒れているのを見かけてオーブリーは救急に
加わる。現場にはERの救命士・ビンスが来ていた。
少年が腹部を銃で撃たれていた。被害者はニッキー・ハリス。
弟のサムは手に血をつけたまま兄の容体を気にしていた。
ニッキーは運ばれる中、サムに対して、母にアレを渡す様
訴える。

ERに運ばれるが容体はかなり重症だった。
病院に付きそうマックの元にステラは合流する。
目撃者の弟のサムによると91丁目の脇道で男に撃たれのだとして、
現在事情を聞くためにフラックが署に連れて行ったのだという。
二人とも学校での素行に問題は無く、成績もオールAの優等生
だったという。母親・マディは仕事を三つも掛け持ちしていて
夫のロバートは数ヶ月前にガンで亡くなっているとの事だった。

フラックはサムを落ち着かせながらも事情を聞く。
ニッキーを撃ったヤツについて尋ねると、ハッキリ覚えていない
としながらも、家から持ち出してはいけないものを持ち出して
しまったとして、犯人に時計を盗られた事を告げる。父親が亡
くなる前に兄に渡した時計・ロレックスだと。
フラックはサムにNYPDのTシャツを渡し、一緒に犯人を捜そう
と告げる。

現場には野球帽が落ちていた。
リンジーとダニーは現場写真を撮りながら、撃たれた場所を
特定していく。点状出血の先を辿っていくと脇道に犯行現場
が有る。
ホークスは脇道に置かれているゴミ箱から銃を見つける。
発砲の痕跡が有るが、今回ニッキーを撃ったものと決めつける
事は出来ないとの事だった。現場からは別の血痕らしき赤い
塗料が見つかるが、血痕とは違うものだと判明する。

ニッキーの患部の写真を取りに来るステラ。
銃弾は腸を貫通し、腎臓を損傷しているという。肝臓にも
相当なダメージが有るので予断を許さない状況だとオーブリー
は語る。
傷口から射出口、射入口を検証すると、背中から撃たれたもの
だろうと推察するが、それにしても現場からも体内からも銃弾
が見つからない事に違和感が有った。
そんな中、母親のマディが息子が撃たれた事を聞いて病院に
やってくる。夫を亡くすまでは車で学校まで送り迎えをして
いたという。マックはニッキーが母親に何かを渡す様サムと
会話していたが、それに心当たりは無いかと尋ねる。しかし
マディには何のことだか分からなかった。

フラックはサムに容疑者の写真を見せるが証言はあやふやだった。
フラックは似顔絵を作ろうとして、モンタージュを作成する。
アダムはニッキーの服を調べる。一方ステラはニッキーの爪の
中から犯人に繋がる痕跡を探る。するとジョニー・クックと
いう人物のDNAが検出される。作成されてきたモンタージュの
写真とも一致する事も有り、ジョニーを逮捕しにいく。
しかしジョニーは取り調べ室で、時計を盗んだ事は認めるも、
子供は射殺していないと否定する。マックは陪審員は犯歴と
動機を考えれば、有罪にするハズだとして、ジョニーを脅すが
路地に居たとする証拠自体が見つからない限り、彼の犯行を
立証するのが難しかった。

サムにジョニーと面と押しさせるが、涙しつつも見た事が無い
と否定する。

そんな中、現場に付いていた赤い染みは、メチルアミノアント
ラキノン(染料)だという。極あり触れたものでそこから扱って
いる店を特定するのは難しいものだった。またベンゼン、
ブダジエン、スチレンなどの合成ゴムの繊維が服から検出され
る。アダムによるとリサイクルタイヤのもので、ポリマー繊維
として利用されているものだという。
一方ホークスは、現場に落ちている銃をVOCテストで調べた
結果、最後にこの銃を使用したのは、一ヶ月以上前であり、
今回の犯行とは無縁だと語る。銃は半年以上前に盗難届が
出ているモノだと分かる。
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成績優秀な兄弟の内、兄のニッキーが路地裏で何者かに襲われ
重体になる。唯一現場を目撃している弟のサムは、何かを
恐れて目撃証言を曖昧にしていく。

サムがニッキーを撃ってしまった物語のシナリオかと思い
供述を誤魔化しているのかと思った今回のドラマ。

まさか子供が銀行強盗をしているとは思わなかったし、その
強盗の様子を都合良く仮釈放中の男が見ていたとする辺りも
ちょっぴり違和感は有った。

前話との繋がりで言えば、ダニーのバッヂや制服を盗まれた
件に対して何の音沙汰もなく処理されてしまうところもまた
違和感が有ったかも知れない。

二度に渡って容疑者が逃走しようとするシーンが有ったけど、
トロイの場合、交通事故の様子が凄くリアルでちょっぴり驚い
た。ただ仮釈放中の身で有りながらも、刑事に発砲する姿を
見ると、例え捕まっても当分は刑務所から出られなかったの
だろうね。

射入口・射出口に対する疑惑と、銃弾の行方が全てだった。
リュックの中の教科書の中に挟まった銃弾の姿。
933ドルが意味しているものとは一体何かがドラマとしても
興味深く写る。それにしても早急に事件の解決を求められる
とはいえ、重症なニッキーを目の前にして、ステラもよく
被害者の身体の写真を撮れたなと。

フラックは子供に優しいけれど、子供を疑うことの出来ない
性格はちょっぴり危なっかしさも同時に存在している感じ。
NYPDの子供用のTシャツとか良いな。


個々のエピはイマイチだったけど、またブタさんが射撃の
テストに利用されていた。アダムが行っていた映画「タクシー
ドライバー」のロバート・デニーロのモノマネは有名なもの
だけど、アダムはマックのやりとりって何となく憎めないもの
が有るね。

そしてオーブリーとマックの関係は気になる。
オーブリーのクレジットが今回のエピソードで終わりになっ
ているんだよな。どういう別れ方をしてしまうのかな。


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