CSI : NY7
(CSI:ニューヨーク / シーズン7)

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny6/





Nov. 5, 2010
第8話 死者たちのセントラルパーク Scared Stiff

脚本/Bill Haynes
監督/Alex Zakrzewski
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シドは検視台に置かれている女性の遺体を調べる。
遺体はまるで生きているかのようで、
座ったままの状態で死後
硬直しているブロンド女性の遺体
だった。シドはゆっくりと
死後硬直した身体を時ながら検視台へと寝かせていく。
ハイヒールに付着している泥、足に付いている傷跡、髪の毛に
着した葉っぱなど・・・
マックがやってくるとシドに話しかける。
セントラルパーク
木の根元で見つかった遺体について。こんな格好で見つかった
遺体は初めてだという。まるで恐怖で亡くなったかの様だという。

捜査官達は遺体の発見された現場を調べていた。
片方のヒール跡しかない靴跡が現場には見られる。
フラックが除外されるべき靴跡のサンプルを持ってくる中で、
手分けして犯人の靴跡を見つけようと語る。しかし捜せど一切
それらしきものが見つからなかった。現場で争ったような形跡
も無い事から、ホークスが
突然ゴーストに襲われたのかも
口にする。CSI捜査官で科学を信じるものの口からゴーストの存在
が口にされたことにジョーやフラック、リンジーは驚く。しかし
ホークスはこの一帯にゴーストが出るとして有名な場所で、
湖では夜の8時に
19世紀に亡くなったロゼッタとジャネットが
スケートをしている幽霊
を見たとする通報が多く、医療ボランテ
ィアスタッフの多くはこの一帯を担当したくないので自分が
担当する事が多いという。その際、何度か幽霊のような存在を
感じたことがあると語る。女性の悲鳴を聞いて近づいたが、何も
見つからなかったのだと。

モルグではシドが検視を行う。
彼の所見では
点状出血は窒息死と符合するが、今の時点では死因
は不明だという。それも喉や首、気道を
絞めた跡がない為のもの
で、鼻や口、唇に抑えつけたような痕が無いというもの。
しかし軽度のチアノーゼが見られることから窒息死であることを
示唆している事は間違いなかった。擦過傷が首の後ろに見られる
とし、何か堅いものでこすった様な跡だという。気になるのは、
着ている
服のコーディネートがまるでアンバランスなことで、
誰かに着せられたであろう事が伺えるというものだった。

アダムは服に付着する
黄色い物質を調べる中、リンジーは服に
付着する形状を調べていた。その結果後ろから何者かに握られた
様な手の跡だという。しかしあの場所で握られたとは証明出来る
ものではないとのこと。マックはそれを聞いて雨が降る前に
捜査範囲を広げて証拠を集めようと語る。

フラックとダニーは現場の林の中をかき分けていく。
ツタウルシが生えていない事を祈るとしながらも、コヨーテ
の遠吠えが聞こえることに身震いする。フラックはクロゴケグモ
のメスには毒性があるとして不安を口にすると、ダニーは彼を
"恐がり君"と呼び、毒ぐも程度ならば死なないと語る。
足跡を辿っていくとヒールの靴跡が見つかる。ジョーはホークス
と共に現場を捜索しながら、かつて一度ゴーストを見たことが
有ると語る。病院で友人の見舞いをしている際に白衣を着た
ゴーストが友人の手に触れたとのこと。後々話を聞いたら彼女
の父親が医者であり、容姿も自分が見た人物とそっくりだった
という。しかし人を殺すのは生きている者だとホークスは語る。

リンジーはそんな中、湖でスケートする男女の霊を目にする。
マックは何者かがいるとして、追いかける。
スウェットのフード
を着ていたもの
だが逃げられてしまう。男が土を掘っていた
のを知って現場に戻ると、なんとそこからは
女性の遺体が見つか
る。
すぐに鑑識を呼び寄せる中、容疑者は175cm、中肉中背のものだ
ったと語る。
騎馬警官が一時間半前に巡回した時には不審者は居なかったと
いう。今回の遺体は30代のブルネットの女性、最初に見つかった
遺体は20歳代のブロンドの女性。女性繋がりはあるが二つの
事件に共通性は有るか?と疑う。ブルネットの女性は腐敗の状態
から少なくとも死後2週間経っているという。マックは埋めて
いたのではなく掘り起こしていたのだろうと語る。

リンジーは魂の重さは21g説をホークスに語る中で、アダムは
服に付着する黄色の物質は硫黄だったと語る。公園の何処かに
硫黄が使われる事など有るのか?と。アダムはそれを聞いて
映画監督であり超常現象の巨匠・サリーが関係している事を
察して彼を呼び出す。すると確かに白いドレスの女性が撮影中に
ぶつかってきた事を告げ、その際に
カメラを回していた事を
知る。

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セントラルパークで見つかった女性の変死体。
外傷は無いにもかかわらず窒息死している女性・イザベル。
当時の被害者の女性の行動を見ていた超常現象の巨匠で映画監督
のサリーは、彼女は何かに怯えるようにして走っていた事を告げ
るが・・・

今回は科学的分析官たちに幽霊の存在を語らせたり、感じさせる
というちょっぴり遊び心の有るシナリオだった。
リンジーが幽霊を目の当たりにしたり、ジョーが幽霊エピソード
を語ったり、ホークスが幽霊の件を語るなど、意外な感じにも
思えた。

抗うつ剤と笑気ガスって組み合わせとしては最悪なのか、
目を覚ました後に幻覚を見て走り出すというのも不思議な感じ。

二つの遺体が発見されたけど、二つは完全に別物の案件で、
一つは葬儀社の男性が女性に対して行っていた気味の悪い犯罪。
そしてもう一つは前回から登場したカーバー局長の妹・ロニー
絡みの話。

一つ目の遺体は、結果的に髪の毛に施している化粧の成分が
検出されたことと、遺体に触れた指紋を試薬のアミノ酸を
使って浮かび上がらせるものだった。

生きている女性とは向き合えず、眠らせている女性に衣装を
着させるということで、一体何が楽しいのかとい感じの犯人
の行動だった。
被害者はとても可愛らしい女性だったし小学校の教師だった
ということで余計気の毒に感じた。抗うつ剤を飲んでいたという
事はアメリカの教職員も苦労しているのかな。

二体目遺体は上述したカーバー局長の妹が被害者。
何故表面的に腐敗していなかったのか。
雪を溶かすための塩のせいだとしていたけど、塩分だけで
遺体が何年も腐らずにあるというのも相当無理が有るので、
何らかのトリックが隠されていそうだ。
カーバー本人が何かしら関与していたりするのかな。
あんまり仲がよくないことを口にしていたし、甥のジェイの事
を口にしていたので、その辺が解明されるのは次のエピソード
なのかな。

・Graffiti6の"Calm the Storm"

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ジョー・ダンヴィル (Sela Ward) CSI、バージニアから転属
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から
--- (Julie McKinnon) A / V Lab Tech

テッド・カーバー (John Larroquette) CSI局長

ゴードン・スプラウス (Jeffrey Vincent Parise) 葬儀社
デクラン・サリバン (Lightfield Lewis) "サリー"、映画監督
ヘレン (Anastacia)
サマンサ (Jamie Tisdale) ゴードンに着替えさせられた
イザベル・ワイルド (Kelly Polk) セントラルパークで遺体、小学教
リサ・テイト (Marianne Chambers) イザベルの母
ロージー (Sophia Bui) ゴードンに着替えさせられた
ドワイト・パーソンズ () ドレスの血、CODISでヒット
ロニー・パーカー () テッドの妹

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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