CSI : NY7
(CSI:ニューヨーク / シーズン7)

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny6/





Feb. 4, 2011
第13話 パーティー・ダウン Party Down

脚本/Adam Targum
監督/Skipp Sudduth
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タクシー運転手のジーンカーロは互いに車をぶつけて喧嘩
し合う。それを見た乗客の女性は119に電話する中、喧嘩して
いた二人はトレーラーによって思わず轢かれそうになる。
間一髪逃れるが・・・
トレーラーの中ではパーティーが催されており、そのトラック
は静止を振り切り埠頭から
ハドソン川の中へと突っ込んでいく。
トレーラーの中の荷台にいたパーティー客達はなんとか上部の
ハッチから海上へと脱出するが、残念ながら三人の遺体が
発見される。

NYPD/CSIも現場へとやってくる。
引き上げられるトレーラーを見つめていたジョー。
荷台には
パーティー客が20名は居たハズなのに、死者が3人
済んだのは奇跡だという。トラックパーティーが地獄行きに
なったと皮肉られる中で、フラックは現在この手のパーティー
が流行しているという。SNSなどの口コミで人が集まってくる
のだという。しかしパーティーの際にはトラックが走ることは
無いハズなのに何故動いたのか。埠頭にはブレーキ痕はなく
ドライバーはどうしたのか誰にも生存は分からなかった。
リンジーによると
トラックの荷台には外から南京錠がかけられ
ており、運転席のグローブボックス内にその鍵が発見された
事からドライバーが故意にやったものだろうとのこと。しかし
鍵からは指紋もDNAも検出されず、水の中に入ったことで証拠は
洗い流されていた。
リンジーは運転席に有ったボンベを赤外線分光法で調べると
アセチレンボンベだったという。金属の切断に使用されたり、
また天井の溶接などに使用されたものだろうという。
運転席のカーペットには金属片が見つかって居る事から、計画
的にハッチを溶接して閉じ込めたハズが、溶接技術が未熟で
ハドソン川の水温の低さから溶接が取れて、天井のハッチの
溶接が解かれたのだろうという。

客としてパーティーに来ていたものから事情を聞く。
アビゲイルはパーティーに招待されると特別な存在に思えたと
いう。ティーナは同僚からパーティーが有る事を聞いて参加し
たという。クリスはブロンドの女性と話をしていたら車が
動き出したという。マークという黒人は不審者や主催者に
心当たりは無いという。ニールは後部ドアが開かなくなったので
必至に開けようとしたとのこと。サマンサは真っ暗だったので何も
状況が分からなかったという。

3人の被害者の一人はキャメロン・マーシャル(29歳)
胃と肺に水が溜まって居るので溺死で間違いないという。
二人目はフレッド・ホリスター(25歳)。鈍器で喉を損傷しており
輪状気管靱帯が断裂されているとのこと。もう一つはミズ・ヴィ
クトリア・エンゾ
クイーンズ在住の女性だという。清掃員
組合の支部長をしているカーメン・エンゾの娘であり、とても
厄介な人物だという。昨年清掃員二名が仕事中に亡くなった歳に
会社側になびいたとして、
社員からは裏切り者扱いされていた
という。

カーメンが署にやってくる。
カーメンは娘の事を語り始める。マックは父の仕事のターゲット
に娘が犠牲になったのかも知れない事を語ると、仕事柄仕方が
無いが家族を巻き込むのは間違っているという。マックは敵対
しているもののリストを作るよう求める。

そんな中、署にはジェシカというバーで働くバーテンダーが
やってくる。死亡したヴィクトリアは私の変わりに出席した
もので、
元々招待されたのは私だったという。変わりに行くよう
薦めたのは私であり、私の変わりに殺害されたようなものだと
語る。
招待状は2ヶ月前に郵送で送られてきたとし、VIP扱いだという。
妙だと思ったが、招待状があまりに手が込んでいたので凄い
パーティーだろうと思ったという。パーティーが始まる二時間前
に私は仕事のバーの仕事から抜けられなかったので変わりに
ヴィクトリアに声を掛けたとのこと。午前24時までに入らなけ
れば入場は出来ないと書かれていたという。

招待状が届いているか調べると口コミが多い中で、クリス・ボイル
アビゲイル・ウエスト、ニール・クーパー
招待状を受けている
事を知る。亡くなった残りの二人は当日にパーティーに行くこと
を決めたので狙われたものから除外しても良いのだろうと。
VIPとして呼び出された4人には何か共通点が有るハズだという。
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トラックトレーラーでのパーティに於いて、主催者はパーティー
に参加していたものたちを川に水没させて殺そうと考えていた。
VIP客として招待されていたのは4人で、それら人物が何らかの
理由で主催者に目を付けられ殺害されるところだったのではない
かとして共通点を探っていく。

イマイチ面白味に欠けた案件だった。
ニューヨーク編らしくパーティーシーンから始まるという展開
だったけど、そのパーティーがまさかトレーラー内で行われて
いるとは思わなかったし、先日のクラブではミストキューブに
よるパーティーでの事件が取り上げられたし、事件は会議室
ではなく、クラブで起きている事が多いね。

20名の乗客が居る中で、すぐに重要参考人を3、4名にまで絞り
込んだところは見事。

殆ど遊び心もなく、アダムの出番も一切無かったし、ダニー
とフラックのコンビもなく、ジョーの鋭い千里眼も存在しなかっ
た。

唯一目についたのはインチキ日本文化を利用してするアーティスト
アキコ・ハルカ(本名:ワンダ・コール)。外国人が白粉を塗って
着物を着ていると、エイリアス 2重スパイの女のジェニファ
ー・ガーナーが、トンデモな日本の着物姿を披露した時を
思い出してしまう。

犯人はストーカーなのか、統合失調症なのかと思ったけど、
単なる独りぼっちの人生を送ってきた男性の偏屈な嫉妬心が
動機となっていた。
ただ見ていると別に冴えないようにも見えなかったけどね。

女性に対する臆する気持ちが有るのか、分かりやすい形で
水を運んできた女性警察官に敏感に反応したり、その後の
取り調べをジョーが担当して相手の劣等感を引き出すところなど、
面白く描かれていたのかなという感じだった。

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ジョー・ダンヴィル (Sela Ward) CSI、バージニアから転属
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から
--- (Julie McKinnon) A / V Lab Tech

ニール・クーパー (Michael McMillian) 犯人、冴えない男
クリス・ボイル (Carter MacIntyre) VIP客、みんなを助けた
ジェシカ・トンプソン (Alexa Havins) VIP客、バーテン、当日欠席
アビゲイル・ウエスト (Marla Sokoloff) VIP客、ニュージャージーに住む
カルメン・エンゾ (Paul Ben-Victor) 清掃員支部長
ジョニー・エバレット (Brian Patrick Collins) ストーカー??
カルロ (Carl Ciarfalio) タクシー運転手
ヴィクトリア・エンゾ (Deja Howell) 被害者
アキコ・ハルカ (Haviland Stillwell) 招待状を製作、ワンダ・コール
ジーン (Henry Kingi Jr.) タクシー運転手
マーク・ハンソン (Leo J Clark) パーティ客
サマンサ・キング (Shannon Marie Wada) パーティ客
ティナ・マーティン (Toni Wynne) パーティ客
--- (Ashton Shane) Pretty NYPD Cop

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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