デスパレートな妻たち Desperate Housewives (シーズン6) http://www3.nhk.or.jp/kaigai/dh6/index.html

第3話 残酷な誤解 Never Judge a Lady by Her Lover

脚本／Bob Daily
監督／Andrew Doerfer
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未練のギャビー、不倫のブリー、秘密のリネット。そして娘を
襲われたスーザン。

ソリス家は一家で外食をしていると、そこにかつてソリス家
てで庭師をしてギャビーと不倫関係にあったジョンがやって
くる。一度は金持ちの女性と結婚していたが、離婚したことで
その時の金でこのレストランを買ったのだというジョン。
綺麗に見せようとするのはそう見られたい相手が居る時だけ
だという事で、ギャビーは髪の毛を突然整え始める。そんな
光景をカルロスは見ていた。

ダニーによってジュリーがクビを締められたと思いこんでいた
スーザン。アリバイを偽証していた事や、前日にジュリーと
言い争いをしている姿が目撃されていたからである。しかし
ダニーは弁護士のボブに連れられて釈放されてくる。ボブに
事情を聞くと拘束には至らなかった事を聞く。そんな中、アン
ジーがやってくるとスーザンと二人で話したい事を語るが、
スーザンは近隣住民が見ている中で突然、この人の息子に娘が
クビを締められて殺されかけたと語る。

一方ブリーはモーテルでカールと一晩を過ごしていた。
週末はラスベガスに行こうというカールに対して、ブリーは
私たちの関係に逃避行は似合わない事を語る。それは愛する人
たちがやることで有り、私たちは今の関係のままが上手く行っ
ているので互いに無理な要求は控えようという。カールとの関係
は単なる気分転換のように語るブリーにカールは違和感を覚える。

リネットとトムは子供達の前で双子を妊娠した事を発表する。
それを聞いた子供達から、世界一高齢出産ではないか?とか
目先の快楽のために未来を捨てる行為だとか、生まれてくる
子が男の子ならば家を出て行くと"祝福"される。

ボブはボーレン家にいくと、弁護に際して色々と過去のことを
尋ねる。過去に何らかの問題が有るならば教えて欲しいと尋ね
ダニーの性格を知る人物と連絡が取りたいことを告げるが、
ボーレン家は口を閉ざしてしまう。ダニーはウチの家庭には
秘密があるから答えれないと語る。
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ジュリーは一命を取り留めるが、そんな彼女のクビを締めた
容疑者としてダニーが浮上する。しかしダニーはすぐに釈放
された事でスーザンは依然として彼を犯人扱いし、近所中に
吹聴していくが・・

スーザンの件。
どう見てもスーザンの暴走だろうと思っていたけど、やっぱり
そんなオチが用意された。しかしこの一家、ダニーはまともで
夫のニックに問題が潜んでいるかと思ったけど、実際には
アンジーに何らかの秘密が隠されていそうだね。
マイクがとても冷静に対処していたけど、やっぱり自分も過去
に犯罪を犯しているだけに、噂なんかの事には敏感になって
いる部分があるのだろうか。

ギャビーとカルロス。
まさかジョンが再度登場するとは思わなかった。
どう見てもギャビーはジョンに気があるだろうとカルロスで
なくても分かるものだったけど、これまでの夫婦の重ねてきた
歴史を語られると、極普通の男性ならばそれを信じて詮索で
きないだろうね。美に多少なりとも疎くなったギャビーの姿が
少し寂しく感じる。

リネットとトム。
子供たちも結局妊娠の事実に対して誰一人として祝福の声を
上げず。望まれない子供として誕生していくのかもしれない
けれど、生まれたときには笑い逢えることを祈るしかない。
問題は上司のカルロスに妊娠の事実をいつ切り出すのかという
事だけど、こんな時に昇進の話が出てきて年俸50%アップと
言われるとは意地の悪いシナリオだね。
ジュディが妊娠の発覚によって昇進できなかったという事実
を前例として浮かび上がらせるところは、面白くできていた
し、リネットがそれによって気まずくなる辺りも、このドラマ
ではよく見られた光景。
接待の場で、トムがリネットの変わりにワインをがぶ飲み
していたけど、その後どうなったのか気になる。

ブリーとカール。
二人の関係は愛人関係なのか、それともセフレなのか。
カールとしては恋愛関係になりたいと思っている事。
それとは逆にブリーが都合の良い関係を求めてくる辺りは、
ちょっぴり意外といえば意外。
でもこういう時の恋愛の駆け引きが、アメリカのドラマって
良く練られているなと思う。