デスパレートな妻たち Desperate Housewives (シーズン6) http://www3.nhk.or.jp/kaigai/dh6/index.html

第14話 やり直す勇気 The Glamorous Life

脚本／David Flebotte
監督／Bethany Rooney
--------------------------------------------------------
オーソンは喜怒哀楽を見せるようになる。しかしその感情表現
も極端で、笑うことも有ったが、怒り悲しみ落ち込みそして
静寂を繰り返していた。それを見たブリーは不安に感じる。

オーソンは近所の友人たちを集めると、自分の使わなくなった
荷物を彼らに与える。しかしそれを見たブリーは、現在のオー
ソンは普通の精神状態とは違うとし、ハゲタカの様に群がらな
いでと注意する。オーソンは持っていても仕方がないものだと
いう。オーソンはこのとき既に死ぬことを考えていた。

キンスキーはゴミを捨てに集積場に来る。しかし全くゴミの分別
をしない事にアンジーは気になっていた。これから条例で分別
することは決まったのだとし、分別も簡単だと説得するも、
私はゴミの仕分けなどする気がないというキンスキー。
地球がどうこうなるときには死んでいるからという。アンジー
は激怒するが、ニックはあまり関わるなと忠告する。

スーザンはストリップクラブの共同経営権を譲渡する契約を
交わしに行く。そこでストリッパーのロビン・ギャラカーから
声を掛けられる。ロビンは死ぬまでに呼んでおくべき100冊の
本というものを見て、現在では"白鯨"を読んでいるという。
スーザンが教師をしている事を聞くと、ロビンは自分も大学1年
の頃に教師を目指していたが、家族が金銭トラブルを起こした
ので、そのまま9年間ストリップ生活との事。スーザンは仕事が
嫌ならば続けることはないとし、人生はいつからだってやり直
せると説得する。

トムとリネットは、グラハム先生のカウンセリングを受ける。
今日は運転中にリネットが隣の運転手に中指を立てた事の
話だった。しかし必ずカウンセリングを終えると、トムは
スッキリとした気分になり、リネットは不機嫌になっていた。
リネットは先生はトムの味方だからと告げる。
トムはグラハムが週末演劇に出る事を知り、自分も見に行く
と告げる。グラハムは大学時代に演劇をかじっていた事を
告げ才能も有ったことを自ら語る。演劇は"アントニーとクレ
オパトラ"だった。

ギャビーは買い物に行く間にアナに子供達の面倒を見てもらおう
として、アナと一緒にいるダニーの元を尋ねる。
アンジーから二人はダニーの部屋に居ることを知ると、よく
二人っきりにしていられるわねと心配する。しかしアンジーは
正しい知識を教えれば良いと告げ、この年で無理して引き裂く
事は出来ないと告げる。まだ二人は17歳で関係を持つのは早すぎ
るとするギャビーだが、貴方の初体験は何歳だったのか?と問われ
ギャビーは仕方なく避妊の事を教えようと決める。
--------------------------------------------------------

■スーザンとストリッパー

スーザンはロビンに人生は何時でもやり直せることを告げると、
その言葉に感化されたロビンは、スーザンを尊敬の眼差しで
見ることになる。私の言葉に耳を貸す人が居るなんて思わなか
ったみたいな自虐さが笑えるけど、言ってしまった手前責任
を持つスーザンの姿が有った。

笑えたのはMJが早くもプレイボーイの素質を見せ始めたこと。

スーザンがマイクに彼女を下宿させたい事を告げると、マイク
が"これって引っかけ問題だろ?"みたいなやりとりが秀逸だった。

■リネットとトム

鬼刑事と仏刑事の二人。
いつも嫌われ役のリネットと、人にいい顔していたいトム。
カウンセラーの前でのやりとりではいつもトムが優位に立って
いたけど、その辺の性格が上手く出ていたな。

グラハムの演劇を見に行くも、相当酷かった様子。
自分の才能も見抜けない人に、カウンセラーを受けるのも
信用できない気持ちがよく伝わってきたな。

劇場のタイルが429枚とか、ミントを喉に詰まらせたときに
そのまま窒息死を望んだとか、ラッパ吹くアザラシのショー
の方がマシだとか、散々言ってたな。

でもそのお陰で互いの心をさらけ出し逢えたという意味で、
グラハム医師も無駄ではなかった。

■ブリーとオーソン

なんとオーソンは自殺しようと考えている。
オーソンって策士だから、PCの中に書かれた遺書の下書きとか
見えるようにしておいて、ブリーの心を取り戻そうとしている
のではないかとか思ってしまう部分も有ったけど、どうやら
気持ちが落ちている事だけは確か。

ラッキー家の金婚式を見て、ブリーもそういう関係になりたい
と考えた様子。

■カルロスとギャビー

今回はボーレン家との絡みだった。
アナとダニーが付き合うことになったので、どうしてもこの
二つの家族が絡む事が多くなってきた感じ。
避妊についての是非を問うも、カルロスは激情する。
もしもアナが妊娠したら子供の面倒を見るのはギャビーで、
俺はポーチに死体を埋めるので塀の中だとブラックジョーク。
一度塀の中に入っているカルロスだけに実感がこもっていた
な。

しかしアンジーも一度感情に火がつくと、どうしても自制出来
ないみたい。ゴミおばさんの件とか完全にアンジーの方が
被害者なんだけどね。さてカルロスたちに話を聞かれたアンジー
たちに明日はあるのかどうか。