デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン7)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh7/index.html





第9話 邪悪な種 Pleasant Little Kingdom

脚本/David Flebotte 監督/Arlene Sanford
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レネとトムは過去に触れる。
ブリーの感謝祭は、メアリーとリチャードが離婚を宣言。
ガブリエルはヘクターが不法滞在で逮捕された事でグレースに
会えなくなる危機になる。
そんな中、ポールのプランが動き出す。

スーザンはリネットの子供・ペイジを公園まで30分間散歩に
連れ出す。
子供を持つ親にとって注意すべきもの。
捨ててはいけない子供のおもちゃ、出してはいけない野菜。
繕ってはいけない服、親は忘れてしまいがちの事。

リネットは子供服が小さくなった事を見て、子供はあっという
間に大きくなると実感する。着られなくなったベビー服・ロン
パースをリサ・エリソンに挙げる事にしたリネットは、ベビー
服を着て涙ぐむ。子供は大きくなるのが早すぎで、気がつけば
みんな巣立ちして私とトムだけになるのだと。しかしトムはリ
タイア後の楽しい生活を見せてあげるとして、子供部屋で突然
二人は交わり会う。スーザンはおもちゃを忘れたとして、その
部屋に取りに来ると、思わず
二人が裸で抱き合うのを見てしまう

隣の住民は信用出来るものなのか。頼れる人物なのか?呼んだら
駆けつけてくれる人なのか。良い隣人ならば信頼に応えてくれる
もの。
スカリーはポールに自宅の売却をする。
この通りの住民達が好きでこの年で引っ越しするのは躊躇われ
るが、破格の値段を提示したために、ポールに売る事になる。
ポールは
この通りは変わるのだと意味深な発言をする。
ご近所にもプランを知らせるというポール。

スーザンはリネットの元にやってくる。
今度は見てはいけないものを見ないために目を隠しながら
入ってくる彼女。リネットはもうあのことは忘れてと告げる。
スーザンはリネットに耳打ちし、
トムのアソコを見てしまった
が思わず三人居るのではないかと思うくらい凄かった
という。
なんで三脚ボーイだと言わなかったのかとし、トムはファーコ
ートのボタンだと思っていたという。しかしリネットは私は
トムが豆粒系だと思われても平気だと語る。その会話をトム
は聞いていた。

一方カルメンは夫がメキシコに強制送還される為に、自分も
とりあえず
テキサス州に行き、タイミングを見計らって彼と
落ち合うという。そんな環境は子供に悪いのではないか?と
するギャビーだが、あの子は強い子だから大丈夫という。
ギャビーは提案としてグレースをウチに置いていけばどうか?
とするが、あの子の家族は私たちだとし、それならば逆に
私たちにもホワニータを連れて行く権利があるのかと問う。
ギャビーに任せていけば、
ホワニータの様に自分本位の我が儘
な子に育つ
として、それを拒絶する。キャビーはその言葉を
聞いて怒りがわき起こる。

ロンマクラスキー
カーマ・スートラを試したロンはおでこを怪我していた。
そんな中、ポールの家に
社会内矯正センターが近々オープン
するという看板を目にする。
出所前の重罪犯用の中間施設
を作ろうとしている
事を知る。
住民達は集まり、ポールから事情を尋ねると、自分は出所の
日幸せだったこと。受刑者達は多くの幸せを望む事は出来ず、
再犯率が多い現実を告げ、彼らを連れて来てこの通りの住民
たちとふれあわせれば、再犯率も防げるのだという。施設は
オレの代弁者だと語る。

スーザンはレネの家に誤って届いたレネの誕生日カードを
届けに行く。ノックをせずに中に入ると
レネが涙している
のを目撃
してしまう。仕方なく、スーザンは改めてドアを
叩くフリをして、レネに準備する時間を与えて、見て見ない
フリをする。そして彼女に誤配されたバースデーカードを
渡す。スーザンは誕生日は何時なのか?と問うと、三度目の
28歳の誕生日をした後忘れたという。辛い事を忘れる為にも
一緒に飲みに行かないか?と誘うのだった。

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スーザンの場合。
リネットとトムのHシーンを見た後に、スカーボ家を尋ねて
くるスーザンが必要以上に目隠ししている姿が笑えた。
これぞスーザンって感じ。
今回はレネとスーザンの絡みがあり、彼女からはスーザンは面白
さではなく知性的だと評価される。
酔って自宅まで介抱した際に、レネの20年前の週末を過ごした
運命の男性がトムである事を口走り、それを知ってしまった
スーザンが何時リネットに話すのか。黙って居ると友情関係を
疑われてしまうのだろうけど、トムの立場を考えると容易に
リネットに話せそうにないな。

リネットの場合。
相変わらずトムは精力的。未だにここまで愛し合っている所
は凄いと思う。
トムは自分が近隣住民から男らしく見られていない事に不満。
そして全てはリネットが近隣住民との会話の中で"男らしさ"
をアピールしていない事が問題だとして、彼女を責める事に
なる。しかしリネットにも言い分があって、トムの事は誰も
が認める理想の夫だとしているのに対して、周りの住民のリネ
ットを見る目は、夫をこき使い、子育てに於いても放任して
いる妻だと陰口をたたかれているのだという。一応リネットも
その自覚は有ったのかという感じだけど、流石に5人も世話
しているとこうなってしまうのは仕方が無いか。

それにしてもトムとのHシーンはかなり際どいカットだったね。

ブリーの場合。
キースとは相変わらずご機嫌よろしくやっているブリー。
しかしキースの父親・チャールズが離婚以来ふさぎ込んで自宅
で過ごしている事を知って放っておけない彼女。
本来ならばブリーの年齢だとチャールズとお似合いで、信仰心
やら古き良き価値観を持つ彼とは確かに気が合いそうな感じは
する。
しかし長らくキースも指輪を渡すかどうか悩んでいたみたいだ
けど、タイミングが悪いね。
そして息子の相手を奪おうとする父親。いよいよ親子の凄い
対決に突入していくのかも知れないね。

ギャビーの場合。
カルメンによって子育てを否定されたギャビーは、カルメン
を移民局に売り渡して、グレースを奪おうと考える。
しかしいざグレースとカルメンが引き離されそうになっている
姿を見て、心を入れ替えることに。
ギャビーらしい暴走かなと思ったけど、最後は自分の気持ちを
押し殺してグレースの気持ちを優先したようだ。
意外と大きな声で会話していたので、聞かれていないか不安
だったけど、来週ホワニータから追求されそうだね。


■気になる要素

●トレイシー演じるCynthia Watros

ブリーが聖歌隊で出会ったとする旧友のトレイシー。
LOSTのリビー・スミス役、ドクター・ハウスのシーズン
6に登場するサム・カー役などで出演。

●ポールの作戦がいよいよ判明

持ち家組合の承認が必要だという事でポールの矯正施設の是非
に関しては安泰かと思いきや、ポールが土地を買い占めていた
理由には、票集めという意味合いがあったようだ。
ウィステリア通りにはもっと多い人が住んでいるようにも思え
るけど、たったの15軒しか無く、しかも現在14対1かと思って
いたハズが、ポールが7軒買い占めていた事実が判明。その間
に住民が引っ越ししてする姿とか有って動きに気がつく人とか
居なかったのか?面白い感じに住民たちを疑心暗鬼にさせる
ところは良く出来ているんだけどね。キンスキーさんとマクラ
スキーさんのところは落ちそうな感じがする。囚人のジレンマ
じゃないけど、どちらが裏切るのか、そして金に屈するのかが
今後の興味だね。

●グレースとは今生の別れ?

現在アメリカでもシーズン8が終わった段階で、このエピソード
以降、グレースやカルメンは一度もクレジットされていない所
を見ると、とりあえずこのネタとしては一つの区切りだった
のかな。ただ来週はホワニータにその事実が伝わっていそう
な感じだったのでどう処理されていくのか。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士

レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
マキシン・ローゼン (Lainie Kazan) スーザンのアパートの大家
フェリシア・ティルマン (Harriet Sansom Harris) 姉をポールに
マーサ・フーバー (Christine Estabrook) 元、近隣住民、殺害される。
キース・ワトソン (Brian Austin Green) 内装業者
ベス・ヤング (Emily Bergl) ポールの妻
カルメン・サンチェス (Natalie Lopez) 妻
ヘクター・サンチェス (Rolando Molina) 夫
グレース・サンチェス (Cecilia Balagot) 娘、ギャビーの血を引く

リチャード・ワトソン (John Schneider) キースの父、元軍人
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人
デレク・イェーガー (Evan Parke) 元囚人、ポールと同房
メアリー・ワグナー (Nancy Travis) 医師、キースの母

トレイシー・ミラー (Cynthia Watros) ブリーの旧友、
Mr.スカリー (John O'Leary) 引っ越しする
ジャクソン (Troy Ruptash) エージェント
ミッツィ・キンスキー (Mindy Sterling) 近隣住民・メガネ
--- (Carlos Antonio) Older Gentleman
--- (Clint Carmichael) Handsome Man
--- (Stacy Hall) Guard
--- (Tiara Parker) Hostess
--- (Windy Duncan) Hostess

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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