デスパレートな妻たち (Desperate Housewives・シーズン7) 原案・製作総指揮／マーク・チェリー 制作／チェリー・プロダクションズ／タッチストーン・テレビジョ ン 出演／テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・ フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh7/index.html

第18話 許されざる者 Moments in the Woods

脚本／John Paul Bullock III 監督／ David Grossman
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引き抜きの話が来たトム、透析で仲間が出来たスーザン、
フェリシアは釈放される。アンドリューは飲酒のせいでパート
ナーのアレックスが家から出て行ってしまったと母に告げる。

ブリーがアルコールを絶てたのは断酒会で12ステップを実践
した為だった。ブリーはそれをアンドリューに伝え実践させる
と回復している事が分かる。既に断酒してから30日が経過して
いた。ブリーはアンドリューが順調に回復している事を誉める
が、アンドリューによるとステップの8番目がなかなか上手く
行っていないという。過去に傷つけた人のリストを作るのは
大変な事だとブリーはフォローするが、既にリストは作成して
いてどう埋め合わせるのかが分からないという。特に1番傷つ
けた人が一人いるのだという。ブリーは自分の事を言っている
のだと考え、試しに償ってみたらどうかとし、人は見かけよりも
寛大なのだと語る。しかしアンドリューはママはリストでは7人
目だと告げると、前に6人も居るのかと驚く。そんなのあり得
ないと告げるが、アンドリューは1人目から始めるという。
一人目はソリスのおじさんだと告げる。

アンドリューはカルロスの元に行く。
心配なブリーは一緒について行く。話があるというアンドリュー
に対して話とは何か?という。ブリーはすかさずレックスが
亡くなった時にカルロスが優しくしてくれた事に対するお礼
だと告げる。あのお陰で随分助かったと。しかしカルロスは
自分も母親を失って喪失感が有ったので、逆に助かった事を
語る。

ポールは帰宅すると入り口のドアが空いていることに気がつく。
誰か居るのか?と警戒心を露わにして室内を探し回るとそこに
はフェリシアが居た。フェリシアはちょっと下見をしていたのだ
という。ここはベスの名義で不動産を購入したのでしょ?と
問うと、遺言状にはこの家は私の家になる事が書かれている
と告げる。ポールはサイコ女がこの町に住むのを許すと思うのか
とするが、私は仲間はずれにされても平気だとし、娘が居る
として、納骨堂から遺灰を持って来ていた。

スーザンは無事移植を行い経過は良好。
医師からも血液検査、クレアチニン値も通常値だという。しか
し夫婦生活を行うには後二週間は待つべきだと言われる。もう
一ヶ月も経つのに・・・と不満な彼女。
そんな中、スーザンは一緒に闘病していたディック・バローズ
に逢いに行く。すると昨日からまた入院していると聞かされる。
スーザンは彼の事をニヒルな黄疸王子だと告げる。
現在はウィルス感染で入院している事を告げられる。スーザン
は自分だけが治ったことに複雑な心境を吐露するが、ディック
からはあんたは現在誰よりもツキが有るのだとし、賭け事は
するのか?と問われる。退院したらカジノに一緒に行こうと
し、私のお守りになってくれといわれる。私はお菓子を食べな
がら友達とポーカーで賭け事をするくらいだと告げる。

トムは法務部から呼び出しが有った事を告げ、リネットに
法務部から渡された書類と小切手を見せる。なんと契約書は
10万ドルと書かれていた。リネットは何度も小切手の金額を
見直すと、とりあえず換金して札束の上に裸で寝そべりたい
と語る。トムは学資保険や退職積み立て金に9万ドルを割り当
てるので1万ドルはリネットが好きに使用して欲しいと告げる。

スーザンたちはレネ、ブリー、リネット、ギャビーと共に
リネット家でいつものポーカーをして楽しむ。スーザンが
あまりにツキがある為にみんなお手上げ。リネットは何か
変わった感じがしないか?と問うと、奮発してミル付き
コーヒーメーカーを奮発して買ったという。レネは折角好きに
使える金が有るのにキッチン用品に使用するのか?と呆れ
顔。レネはギャビーに対してなんでこうなるまで放って置いた
のか?とリネットのファッションが壊滅的であることを告げる。
ギャビーは啓蒙してきたが諦めたのだと語る。レネは私の
出番だとして、一緒に服を買いに行こうと告げる。
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■スーザンの場合

今回はスーザンが如何にツキのある女性なのかが描かれる話
だった。シーズン7が始まって以降散々なものが有ったので、
これでようやくスーザンにも幸せが訪れるのかと思わせる。
まぁ流れとしては、モーテル暮らしから元のウィステリア
通りの自宅に戻らせる為に、儲けさせたという感じだけどね。

透析で知り有った男性・ディックがまさか亡くなってしまう
とは思わなかった。スーザンに残したのはカジノの100ドル
のチップ。勝ち波を逃すなとのメッセージをもらい、結局
カジノに行くと大金(1万2千ドル)を儲けることになる。
まさかカジノにロイが居るとは思わなかった。毎週カレンから
50ドルをもらって来ている様だ。

■リネットの場合

内助の功とも言えるリネットの策略によってトムが転職し、
その結果契約金として10万ドルを手に入れることになる。
今まで苦労を掛けたリネットに1万ドルを自由に使わせる辺り
トムらしいといえばトムらしいけど、何に使って良いのか
分からないとするリネットもまたリネットらしい。
レネの協力によってショッピングモールではない服店で
我が儘・贅沢な買い物をする。ブーツを買って兄にディープキス
されているみたい。絡み方がエロチックだとするのが笑えた。
500ドルのジーンズは相当ヒップを押し上げる効果が有る
とのこと。

しかしその弊害として、トムは忙しくなり、リネットと一緒に
居られる時間が少なくなりそう。

■ブリーの場合

アンドリューがアルコール中毒ということで、ブリーは自分
が更生した時の経験を息子に伝授。見事回復するも、その回復
の過程に於いて避けては通れない事にぶつかる。
それは今までに傷つけた人への罪滅ぼし。
何と言ってもカルロスの母親を事故死させてしまったことが
アンドリューの中でも心に引っかかっているようで、それを
今回告白する流れになる。
カルロスとアンドリュー、二人きりでキャンプに行ったことを
知りギャビーもブリーも心配していくも、実際にはそこで
告白しようとはしていなかった事が判明。ブリーたちは墓穴を
掘り更には、ギャビーもカルロスの母親の件の顛末を知って
いた事がカルロスにばれてしまう。

結局アンドリューは許すことにしたけど、カルロスはブリー
との関わりを一切止める様子。果たして許せる日は来るのだ
ろうか。

■ギャビーの場合

今回はブリーのエピソードに巻き込まれた感じのギャビー。
自分がカルロスの母親の件でアンドリューが車で轢いたのを
知っていた事で、完全にカルロスから信用を失う。
カルロスならばアンドリューを殺しかねないとして、キャンプ
場に向かう中で、早くもカルロスの刑期を心配している
所がギャビーっぽかったけど、そう言っていられる間は、まだ
余裕が有った状態で、まさかカルロスがブリーと付き合うのを
辞めろという展開になるとは思わなかっただろうね。

今後どうやってコミュニケーションを取っていくのか。

■気になる要素

●フェリシアとポール

シーズン7のテーマの一つは、やはり何と言ってもこの二人の
関係だ。ポールの事を許したかに思えたけど、当然許すはず
も無い。先週の終わり方を見ても、刑務所から恩赦で出所する
為に教会に通っている姿が有ったしね。
殺せるチャンスが有ったのに殺さなかった事は、今後どう
影響してしまうのかだね。