デスパレートな妻たち (Desperate Housewives・シーズン8) 原案・製作総指揮／マーク・チェリー 制作／チェリー・プロダクションズ／タッチストーン・テレビジョ ン 出演／テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・ フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh8/

Oct. 9, 2011
第3話 男の嫉妬 Watch While I Revise the World

脚本／ John Paul Bullock III 監督／David Warren
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家を出たトム、キャビーから警察官のチャックと付き合うのは
危険だと警告されたブリー、ブリーは脅迫状のオリジナルを
知るポールに会う。罪悪感にもがくカルロスは自責の念を共有
出来る相手・スーザンを発見。

元々スーザンとカルロスは相容れない関係に有った。
スーザンがカルロスが人の注意を引きたがる人物だと写り、
カルロスはスーザンが人に注意を払わない人物だと写っていた
からだった。長年殆ど言葉を交わさない二人だったが・・・

ある夜、スーザンは夫・マイクに打ち明けられない問題を抱えて
眠れない日を過ごす中、外に出るとカルロスもまた同時に外で
散歩しているのを目撃する。二人は自分たちの心情を語り合う
と共に、カルロスは殺したアレハンドロの幻影を見ることを
告げ、スーザンはネオンサインを見ると有罪だと言われている
気分になる事を語る。先日の警察官への暴行行為でスーザンは
15時間の奉仕活動を行う事になった事を語る。しかし決して
この事はマイクには話せないとし、カルロスに話せることで
気が楽になった事を語る。
家を出たときにカルロスが居ないかと思っていたことを告げる。
スーザンは"アラバマ物語"の事を引き合いに出し、自らの正義
を貫く信念の男の話なので読んでみたら良い事を告げる。
そんな会話をしているのをマイクは家の窓から見ていた。

一見非の打ち所のないウィステリア通り。
住民が欠点を隠すのに長けているだけだった。
古いものを新しく見える様にしていたり、恥ずかしい失敗を
消し去ったり(リーがHapy Birthdayと表記)、お粗末な家結果を
控えめに底上げ(セリアが試験のC-のマイナスを消す)したり、
友達に差し入れすることで別れをいたんで安らぎを与えようと
していたからだった。

ギャビーはブリーの元にスキニーベリーのドリンクを差し入れ
する。別れたことへの償いの意味も込められていたが、
ブリーがまだチャックと居る事を知って激怒する。
ブリーは未だにチャックと連んでいる理由を話し、脅迫状の
送り主がチャックみたいであることを語る。
ポールと話したらマーサの件で自白した際に、チャックが
取り調べの時にその場に居たのだという。しかしチャックは
ブリーの何が欲しくて脅迫しているのか。ギャビーはブリーに
彼の持ち物チェック、そしてメールをハッキングし、電話を
盗み聞きするよう告げ、何処まで知っているのか探るよう告げる。

レネはマッサージ師のフリードリッヒから自宅でマッサージ
を受けていると突然リーが入ってくる。
リーは養子にした娘のジェニーに関して、月の関係の話は
僕が担当する事になっているが、ボブが東京に出張している間
にいよいよ娘にお乳の妖精が到来したのだという。レネに
ジェニーと一緒に買い物に行きブラジャーを買ってくれないか
と頼む。
リーはフリードリッヒがとてもイケメンなので気にする中、
リッキー・マーティンがバナナを持って居ると叫んでゲイ
反応を試すが、全くのストレートである事知る。

レネはリネットに一緒にジェニーの買い物に付き合って欲しい
と頼みに行くが、これから妹のリディアが家に来るのだという。
レネはあのダメ子が来るのかという。
リディアがやってくると、レネは裏口からそそくさと逃げる。
そかん中、リディアはラシーのお陰で私は生まれ変わったのだ
として、彼と婚約した事を語る。

スーザンは帰宅するとマイクが厳つい顔をしていた。
先ほど役所の人から電話が鳴り、警察に暴行して奉仕活動を
命じられている事を指摘する。恥ずかしくて言えなかったとする
が、役所の人は電話でソリスさんと言われた事を告げる。
カルロスが留置所まで迎えに来てくれた事を語ると、マイクは
先日月夜の散歩も心配する必要は無いのか?としてカルロスと
居た事を語る。スーザンは相談に乗っているだけだとするが、
マイクは男友達がいるのは問題が無いが、コソコソしたり
嘘を付いている事が我慢ならないのだと語る。
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リッキー・リカード、アラバマ物語、エセル・マーマンなど
が引用されるところを見ると、今回の脚本家の趣味が見えてき
そうだ。


■スーザンの場合

これまで確かにカルロスと関わり合うシーンって無かったけど、
スーザンとカルロスの珍しいツーショットシーンが多数見られた。
カルロスって役作りのためなのか随分げっそりした感じで
細身になってきた気がするね。
スーザンが奉仕活動をすることになり、スーザンが自ら罪を演出
したようにカルロスも奉仕活動の監督官を煽って自らも奉仕活動
を手伝う。「アラバマ物語」の件をスーザンに言われて本は読ま
なかったけど映画を見てくる辺り、共通の話題が欲しかったの
だろうね。
マイクには見られてしまい、マイクがカルロスを殴った事で
全てを告白することに決めた二人。当初関係を誤魔化していた
際にマイクからの突っ込みで、スーザンは以前カルロスのことを
リッキー・リカードと呼んでいただろうと語り共通性など
皆無だと指摘されていた。
マイクはスーザンの誤解が解けたけど、果たして支えていくのか。
マイクも服役していた時にはスーザンが支えていたし、これで
別れる事は無いだろうけどね。

■リネットの場合

トムとは離婚ではなく別居だと言っていた彼女。
そんなリネットの家には妹のリディアがやってくる。
リネットが三姉妹だということはシーズン4の7話「不実の影」
の時に明らかにされたけど、大人しいリディアも姉妹と関わる
と本性が現れるというところなのか。
ラシーという男性がまたきな臭い感じがするのでリネットが
疑うのもなんとなく理解出来なくもないけど、やはりリネット
の性格はウザ過ぎる。
ラシーがケリガン公園で瞑想セミナーをしていると知って
リネットが乗り込む。取り合ってくれないとしるや、この場
でEthel Mermanの歌を熱唱するわよと脅すところがまた
リネットらしさかな。

■ブリーの場合

チャックが自分の事を脅しているのではないかと感じて、別れず
に様子を見ることになる。確かにチャックの事を振り回して
しまっているし、ブリーの行動を見ればなんとなく馬鹿にして
いるかのようにも思える。
まぁ男性のプライドを折ったということで怒るのも分かるけど、
悪者が立ち去る際の捨て台詞のように当たり散らす辺り、人間性
を見た感じにも思える。
ただサプライズとはいえ、ブリーの手の写真が入って居たり、
証拠品の押収袋みたいなところにブリーの名前が書かれている
ところがあまりにも趣味が悪い。
他人の持ち物を勝手にのぞき見したブリーが悪いんだけどね。

最後に失踪人として回ってきたのはアレハンドロのファイル。
果たして気がつくのかどうか。チャックならば脅しの材料に
使ってきそう。

■ギャビーの場合

今回は殆どブリーと終始行動を共にしていた感じ。
キャビーは自分のせいでブリーが恋人と別れたという責任を感じ
ているのかまるで分からない。
リネットが妹に対して、私は相手に合わせる事が出来ず押しつけ
るだけだとしていたけど、ギャビーも相当押しつけがましい
ところが有る。まぁブリーもその傾向が強いので、アメリカでは
そういう強い主張が求められるところなのだろうけどね。


■気になる要素

●久しぶりのリーの登場

養子として向かい入れたジェニーが登場。
11歳の少女ということでリーは対処出来ず、ブラジャーに対して
これほどパニクるところはゲイのリーにとってはどういうこと
なのだろうか。女性の心が有るのだろうので母親にはなれそうな
気もするけど、やはり見た目からしてなかなかガールズトーク
をリーに求めるのは難しいのかな。
リーはギャビーと仲が良かったのに今回はギャビーがブリーの
エピソードにかかりっきりだったので、最も子育てに縁遠い
レネに頼む。最近レネは自分の境遇である里親云々を語って
話に説得力を持たすシーンが多いな。
若い子にとってはレネは眩しく写るのかも。レネにとっても
意外と子供も良いなと感じたのかな。分数の計算なんて必要ない
というジェニーに離婚時のエピソードが語るところなど、レネ
らしさが有ったな。
で、レネはマッサージ師のチップを何処に隠していたんですか?