デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン8)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh8/




 

Jan. 8, 2012
第10話 出来すぎた偶然 What's to Discuss, Old Friend

脚本/Wendy Mericle 監督/David Grossman
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ベンの浮気を疑うレネ。追求するチャック。逃れようとする
スーザン。トムを頼ったリネット。施設から消えたカルロス。

ブリーは幕引きを決意する。


ブリーは気高くエレガントな生き方を心がけてきた。それは
死ぬ時でも変わりはない。人生最後の一杯はお気に入りの
シャルドネ。上品なネグリジェ、遺書は高級カードに認める。
エレガントな死を迎える準備は整うが一つ足りないのは
プライバシーだった。


ブリーは自殺する為に銃を手にしてモーテルへとやってきたが
突然入り口のドアを叩くものがいた。スタッフかと思えば、な
んとブリーがベンとの浮気を疑ったレネだった。
さっさと開けないと蹴破るわよと言われ、1・2・3でドアを
蹴破って入ってくるレネ。彼は何処なのかというレネに対して
何の事なのかと困惑する。貴方は立派で淑女だと思われている
が本性は大違いだとし、ただの尻軽な中年女だと激怒する。
しかしレネはテーブルの銃に目が留まり、
銃が何故ここに
あるのか
と問う。遺書がある事を知って浮気した訳では無い
事を知る。ブリーはレネによって間一髪助けられるのだった。

秘密を守ることは孤独な営みだ。だからみんな打ち明ける相手
を求める。理解してくれる味方、秘密を守る事の出来る助言者
絶対に避難しない友人。しかし誰もが秘密を打ち上げられて
喜ぶとは限らない。


トムはジェーンとパリにいく直前にリネットから、殺人の共犯者
だと告白されて留まることになった。
トムは子供達の為に朝食のパンケーキを焼く。リネットが
食べようとすると、"共犯者に食べさせるパンケーキは無い"と
言われる。トムはギャビーとカルロスの問題なのに荷担する
なんて信じられないという。友達の助けが必要だったのだと
するが、僕のYシャツをクリーニングに持って行くのも面倒
がっていたのに、森に遺体を埋めに行くのは手伝うのかと呆れる。
いずれチャックが逮捕に来るのか?と問うと、彼はギャビーに
今日から正式に捜査を行うと話したという。4人の中でも一番
リネットがキレ者なのに、なんでそんな事をしたのかと問うと
リネットは欲しいのは味方で有り小言ではないという。
何か対策を考えるというトム。

そんな中チャックが
フェアビュースクエアでひき逃げで亡くな
ったとの報道が行われる。

ギャビーはリハビリ施設にいくと、スタッフに対して何故
カルロスを引き留めてくれないのかと問うが、ここは刑務所
ではないと言われる。そんなギャビーもニュースでチャックが
亡くなった事を耳にする。
午後11時、
レイクストリート黒いセダンに乗った人物
はねられたというのである。

レネはブリーの自宅に泊まっていた。
目覚めたブリーは頭痛を訴えると、レネは寝る前に出した
お茶の中に鎮静剤を入れて置いたからと語る。当分私はここに
いるというレネは、夕べあんな事をしたのに放っておけないと
いう。自殺に使う物は全てこの家から取り除いたのだという。
多少イカれていても生きていれば良いという。ブリーは一晩
寝たら気分が収まったというが、レネはそれならばどうして
命を絶とうとしたのかと問う。
銃を持っていた理由を話さない
限りここから動かない
という。そんな中、ブリーはチャックが
亡くなった事を耳にする。

マイクは目覚めるとスーザンがベッドの横にいないことに気が
つく。家を出て
ニューヨークに行こうとタクシーに荷物を
積んでいるスーザンの姿を見てマイクは裸のまま外に出て
スーザンを止める。夕べ十分話し合っただろうというマイク。
俺はニューヨークなんて行かないとするが、スーザンは
大都会のパイプを詰まりを直してあげてという。マイクは
スーザンは絵がやりたいからニューヨークに行くのではなく
チャックから逃げたいが為に行くのだろうとし、賛同は出来ない
という。スーザンは次にチャックに尋問されたに絶対に話して
しまうと言うが・・・そんな中、スーザンの元にブリー、ギャ
ビー、リネットがやってきてチャックが亡くなった事を語る。

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■スーザンの場合

ほとぼりが冷めるまでニューヨークに行こうとしていたスー
ザン。朝起きるとマイクの隣で寝ているハズの彼女が居ない
事に気がつく。
一度目はニューヨークだったけど、二度目はオクラホマ。
マイクはスーザンの感情に振り回されるのはゴメンだとして
いたけど、チャックが亡くなった後にも落ち込んでいる理由
が何なのかを探る。そこでチャックの叔母と葬式で会い、
スーザンは心に引っかかるものが何なのかを掴んでいく。
人の死を悲しみだけに囚われずに、人生の物語が終わったの
だと思えれば自然と受け入れられると考えた様だ。

■リネットの場合

トムが旅行に行くのを引き留めてしまった彼女。
冒頭からトムに対して小言を聞きたくて引き留めたのではない
とするリネットの発言を聞くと自分から引き留めたのにやはり
主導権を握るのかと思わされた。
トムとしては弁護士のボブに相談して対応しようとするが、
結果としてチャックが亡くなった為に、その話は白紙になった。
ボブには守秘義務が有るけど、おしゃべり好きのゲイたちに
秘密は守られるのか。リーに知られたら一瞬で広まりそうだね。
今回はトムの主張に部が有る展開かと思っていたけど、リネット
なりの言い分には、23年間ずっと私の好みを話してきたのに、
その言葉が届かず、ないがしろにされていると感じたという。
トムの好みをずっと押しつけられてきたリネットや子供たち。
トムは名作映画「市民ケーン」「マーティ」「カサブランカ」
などの白黒映画が好きらしい。そして今回選んだ映画は
「黄色い老犬」。妻も子供もトムの性格を知っているのならば
意思表示しないとね。まぁ結局自分だけが被害者だと思って
来たトムにはガツンと来る思いがしたのかな。


■ブリーの場合

もっとも悲壮感漂っていた彼女。
前回のラストで自殺しようとしてモーテルに銃を持ち込み、
メアリーアリスと会話した日にはやばすぎると思わせた。
先週の私はラブ・リーガルs2 #9でグレイソンが幽霊屋敷で
デビーと会話するのとは比べものにならない位のヤバイ状況。

ただブリーはそんなに死にも拘りを持つならば自宅では駄目
だったのか?という感じがする。
安モーテルで自殺するのか?って感じでなんだか違和感が
有った。

レネとのまさかの絡み。
今まで二人の関係は身近なモノではなかったけれど、心の傷を
互いに語り合い親友となった。レネは学生時代に母親を鬱病で
自殺で亡くしており、ブリーとしてもメアリーアリスの事は
今でも心に引っかかっている様だ。
一生命の恩人であり、友人だとするのも分かるけど、そんな
友人に果たして人殺しの共犯の件を話すことになるのか。

■ギャビーの場合

カルロスが施設から居なくなり、その夜にチャックが車で
轢かれて死亡したということで、ギャビーとしてはカルロス
が殺したのではないかとして心配する。
彼女のウィットに富んだトークセンスは悪くはないのだけど
やはりトムがリネットに語ったように、殺人はこの二人の問題
故に、彼女のジョークが素直に笑えないところがある。

ホワニータの事をマクラスキーさんに預けていた様で、
ホワニータはアイスをご飯にすると語ったことで、あの体格の
子に言われたら止められるハズないだろうというカレンの
姿が笑えた。

刑事のマーフィーに捜査状況を聞きに行く際の怪しさといった
ら無かったけどね。その時のやりとりはなかなかジョークも
交えて面白かった。

■気になる要素

チャック死亡

ざまぁーーって感じもするけど、問題は誰が殺したのか。
カルロスが最有力だったけど泥酔して警察にいたということ
でシロ。となると次はベンが有力なのか。

脅迫状の送り主は?

チャックをひき殺した人物と何ら関係はあるのだろうか。
予告を見ると、オクラホマでもアレハンドロは猛威をふるって
居た感じなので、怨む人物はいる感じだけどね。

カルロスは危うく告白することに・・

ブッツンスーザンが先かカルロスが先かの告白大会。
カルロスはチャックが死んだ日、警察の元に行ってろうそく立て
で人を殴った事を告白していたようだ。ギャビーは咄嗟に夫婦
ケンカを装っていたけどね。
カルロスに対して最後、愛している事を語りつつ、今度勝手に
告白にいったら森の中に埋めるとした言葉の中にどれだけ本気度
が有るのか。

スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士
レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人
ミッツィ・キンスキー (Mindy Sterling) 近隣住民・メガネ

チャック・バンス (Jonathan Cake) フェアバンク署警察官
アレハンドロ・ペレス (Tony Plana) ギャビーのママ父
ベン・フォークナー (Charles Mesure) 新しく引っ越して来た男
アンドレ・ツェラー (Miguel Ferrer) 美術の講師
エイミー・ヤマダ (Becky Wu) 美術の受講
ジェーン・カールソン (Andrea Parker) 医師、トムの新しい彼女

--- (Jeremy Rowley) Nurse
ドリス (Lee Meriwether) チャックの叔母
マーフィー (Michael Dempsey) 刑事
--- (Rob Reinis) 刑事
--- (Eddie Driscoll) Cab Driver
--- (Christine Clayburg) Anchor Woman
--- (Cassandra M. Bellantoni) Funeral Attendee

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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