デスパレートな妻たち
(Desperate Housewives・シーズン8)

原案・製作総指揮/マーク・チェリー
制作/チェリー・プロダクションズ/タッチストーン・テレビジョ

出演/テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・
フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh8/




 

Feb. 12, 2012
第13話 懐かしい顔 Is This What You Call Love?

脚本/David Schladweiler、Valerie Brotski 監督/David Grossman
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リネットはデート宣言をするが、20年ぶりの初デートで
フランクに粗相を見せて大失態を演じる。犯罪の隠蔽のストレ

スでブリーは仲間から孤立し、酒に溺れて危険な道を進む


恋愛は人の嫌な面を浮き彫りにする。実はケチだったり、好戦
的だったり、無関心だったり・・・でも恋愛の手前、恋の前段
階では誰もが一番良い面を見せようとする


リネットとフランクは二度目のデートをする。
リネットは恥を承知で電話をかけた事を告げると、フランクは
とんでもない女とデートしたと触れ回ったことを告げ、後で
訂正して回らないといけないと語る。食事も終わりデザート
を待つ中で、リネットは彼を
自宅に招待してデザートでも
食べないか
と語る。リネットは本当にデザートを食べるために
自宅に招いたつもりだったが、フランクはセックスのことだと
思っていたとしてまたしてもちぐはぐな結果になる。リネット
は二度目のデートでは早すぎるとし、セックスするとなると
色々と準備が必要だという。早とちりだった事を告げ、また
今度近いウチにデートしようと告げ今夜はお開きになる。

大失敗から立ち直る方法は人それぞれ。
酒に頼る人、スイーツを食べること、信頼できる友人に頼る事


リネットは昨晩の失敗をスーザンとギャビーに相談する。
スーザンは焦る必要は無いのではないかとするが、ギャビー
はリネットはもう50歳になるのだから体が柔軟なウチに楽しむ
べきだという。今更躊躇することもないのだと。しかしリネット
はかなりそういう関係になるのはご無沙汰であり、他人に裸を
見せるのは子宮検診の医者以来だという。好きならば時間を
かければ良いとするスーザンに対して、ギャビーは、セックス
は大事なことであり、試乗せずに車を買う馬鹿は居ないとして
ガンガン試せば良いのだという。久しぶりなので緊張する事
を告げるが寧ろそれが刺激的なのだとし、結婚して20年間
他の人で妄想してHした事が有るでしょと告げる。その妄想
を実現するチャンスなのだという。

そんな中、ブリーの家から男性が出てくるのを目にする三人。
一週間で5人の別の男性を見かけた事を告げ、何か悩んでいる
のではないかとするが、心配する義理などないという。

ホワニータは明日の
バレンタインデーに向けてカップケーキ
を作る。ギャビーはバレンタインデーのカードを渡せば良い
だけじゃないのと言うが、パパが居たらちゃんと手伝ってくれ
たのだと語る。何でパパは欧州なのか?と問い今までと違って
長すぎると告げるが、仕事なのだから仕方がないのだと語る。
ギャビーはホワニータが一個だけ念入りにケーキを作っている
のを知って、好きな子が居るのか?と問う。ギャビーは誘導尋問
して名前を聞き出すと、ライアン・ベイヨというイケメンの
男の子だという。特別なものをあけたいと。

スーザンはテーブルの上に
大量のシリアルを買って置いていた。
マイクは一体何なのかと問うと、ジュリーと幼い時には
よく二人でシリアルディナーをやったのだが、ジュリーの
好きなシリアルを忘れたので全部買ってきたのだという。
半年ぶりの帰省だが一体何なのか。実家が恋しいのではないか
という。スーザンは娘の帰省に喜び、小さい頃にジュリーが
好きだったことを全部させるのだという。
ジュリーが帰宅すると、スーザンはジェットコースターに
乗りに行き、私の通うボクシングジムに行きトランポリンを
しようというが、
ジュリーはなんと妊娠していた。既に
6ヶ月目に入るのだという。スーザンは付き合っている人の
事も聞いた事が無かったので驚いた事を告げると、ホンの弾み
で関係を持ったのだとし、相手は居ないのだという。スーザン
はジュリーさえ良ければ実家に戻って一緒に子育てしようと
いうが、
養子に出すつもりで戻って来た事を語る。
現在安アパートに住みバイトをしながら大学院に通っているの
だと告げる。スーザンは子供を持つことが夢だったでしょと
告げるが、結婚してから子供を持つことが夢だったのだとし、
既に考えに考えた末に養子エージェントに任せることにした
のだという。この近くに住んでいる主婦に遭う予定だとし、
スーザンにも同席して欲しいのだと語る。

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■スーザンの場合

久しぶりに娘のジュリー・メイヤーが登場。
弁護士のカールとスーザンとの間に生まれた子で、カールは
残念ながら飛行機事故の巻き添えでシーズン6の11話で死亡
している。
現在大学院に通っているということで、最後に登場したのは
シーズン7の12話。スーザンには腎臓の移植が必要だという
事で提供者になることを告げるために一時的に戻ってきた
エピソードだった。
スーザンはジュリーの為に喜ばせたいと感じて小さい頃に
ジュリーが好きだったことを一緒にやろうと考える。しかし
ジュリーが帰省した目的は妊娠であり、養子に出すという決断。
スーザンはシングルマザーも悪くないとしてジュリーに子育て
の薦めをするも、スーザンが感じているジュリーとの子育ての
歴史には、娘から見るとまるで違う意識が存在していた様で、
スーザンはジュリーがシリアル好きだと思っている様だが
実際にはスーザンは料理が出来ない為に仕方なく食べて居た
事を知る。ジュリーが一方的にスーザンを責める中で、
マイクがまた根底に存在する愛情というものを説いて、二人
の仲を取り持つ辺りは良い感じの役割だった。ここ最近、
このドラマも殺伐とし過ぎていたので、こういうエピソード
も悪くない。スーザンがウザいのはともかくとして、ジュリー
の行動も安易過ぎるし、そんなに容易に養子に出せるという
アメリカの土地にも問題があるよな。しかも凄い事に、
養父母候補が住んでいるウィステリア通りに近いところだと
いう。そんなに近くに住んでいるのに、子供が大きくなった
時にはどういうことになるのか考えないのだろうか?

■リネットの場合

フランクとの関係を進めるリネット。
思わず生活臭ににじみ出ているリネットは、自宅に招いて
デザートを出そうとするも、プッチンプリンみたいなものを
デザートと称して出そうとしているのを見て、恋愛音痴もここ
まで来るとこりゃアカンって感じ。
ギャビーとスーザンに相談するも、正反対のアドバイスを
された。ギャビーの意見に賛同したのか、積極的に関係を
持っていこうとする。もう50歳なんだから・・・とギャビー
からの指摘に対してまだ遠いと言っていたリネット。
因みにリネットは1963年生まれという設定のようなので、
ドラマの世界感が現実とリンクしているのであれば、49歳
つい先日子供を産んだばかりなのにね。

因みにスーザンは46歳。
ブリーは50歳。
ギャビーは36歳。

となっている。

フランクと関係を持った後に涙するリネットの姿は、トムとの
関係の終わりを感じていた為のもので、今まで客観的に見ていた
離婚の現実がいよいよ具現化されたようだ。

しかしフランクは良い人で、
『運良く自分を好いてくれるセクシーで知的で面白い人に
出会ったから幾ら待っても惜しくはない。』

と言われたことで、リネットも心を決めたようだ。

25W以上の照明はダメという辺り笑えたかも。

■ブリーの場合

相変わらず酒に溺れて男を取っ替え引っ替えするブリーの姿。
レネからブリーがバーで酒を飲んでいるということを聞いて
流石にマズイと感じた三人は救済のために動く。

しかしブリーとしては、私が死のうとした事も知っているのか?
と問われ、必要な時だけ友達面して、まとめ役になったのも
元々はギャビーのまま父のことが原因であり、そしてそれを
やらざるを得なかった事を説いていく。

ブリーとしてはバーで最後の一杯とばかりに飲んでいると
ゲスな男性が近づいてきていたけど、実際にはブリーがゲス
な女性と成り下がっていた事を知る。
ちょっぴりリスキーな流れだったけど、現実立ち戻るためには
良い感じの流れだった。

久しぶりにオーソンの登場。
最近海外ドラマでよく見られるタイプの「うる星やつら」的
電撃攻撃
で巨漢の男を退治する。久しぶりのオーソンの登場
だけどこれまで監視していたのは彼じゃないのかって感じの
カメラワークでも有ったな。

■ギャビーの場合

今回はホワニータとの絡み。
オークリッジ学園に通うホワニータには好きな男性・ライアン
が出来たという事だけど、相手はまるでホワニータの事に見向
きもしてくれない。
ショックを受ける娘をギャビーが励ます意味で工作した
バレンタインデーのカードによって波乱が起きる。

スーザンの親子関係と一部被っているけど、子供だったと感じ
ていたものたちが、いつの間にか大人であると感じる瞬間を
描いたもの。
ホワニータはギャビーに対してウソばかりだとして、カルロス
の件でもウソを付いていることを指摘。結局最後になって
正直に語っていく姿が有った。

しかしホワニータのキス攻撃は怖い。
"XOXO"とギャビーがカードに書いたことで、その意味が
ハグとキスだと答えたことで、ホワニータは暴走してしまう。
以前のエピソードの中で、マクラスキーがホワニータのシッター
をしていた際に、朝食にアイスを食べるのを止められなかった
としていたけど、ホワニータの体格的迫力は確かにあるな。
一つ間違えば強姦罪にもなりそうな事件だったよなぁ。
子供のした事だから・・・と言えなくもないのだけど、
あの勢いを見るとトラウマになりそうだ。

■気になる要素


スーザン・メイヤー (Teri Hatcher) 美術の講師
リネット・スカーボ (Felicity Huffman) 子沢山
ブリー・バン・デ・カンプ (Marcia Cross) 潔癖性、ケータリング
ガブリエル・ソリス (Eva Longoria) 元モデル。プライド高い
メアリー・アリス・ヤング (Brenda Strong) 自殺してしまった主婦

カルロス・ソリス (Ricardo Chavira) 投資会社
トム・スカーボ (Doug Savant) 夫
オーソン・ホッジス (Kyle MacLachlan) 潔癖性。医者
マイク・デルフィーノ (James Denton) 配管工

アンドリュー・バン・デ・カンプ (Shawn Pyfrom) 息子
ダニエル・バン・デ・カンプ (Joy Lauren) 娘
プレストン・スカーボ (Max Carver) 双子
ポーター・スカーボ (Charles Carver) 双子
パーカー・スカーボ (Joshua Logan Moore) 息子
ペニー・スカーボ (Darcy Rose Byrnes) 娘
ホワニータ・ソリス (Madison De La Garza) ギャビーの娘・長女
MJ・デルフィーノ (Mason Vale Cotton) スーザンの息子
ベンジャミン・カッツ (Jake Soldera) ダニエルの娘
セリア・ソリス (Daniella Baltodano) 娘・次女
ジュリー・メイヤー (Andrea Bowen) スーザンとカールの娘

ポール・ヤング (Mark Moses) メアリーアリスの元夫・殺人容疑
カレン・マクラスキー (Kathryn Joosten) 隣人
リー・マクダーモット (Kevin Rahm) ゲイ、不動産業
ボブ・ハンター (Tuc Watkins) ゲイ、弁護士
レネ・ペリー (Vanessa Williams) MLBのダグ・ペリーの妻
ロイ・ベンダー (Orson Bean) マクラスキーの恋人

チャック・バンス (Jonathan Cake) フェアバンク署警察官
アレハンドロ・ペレス (Tony Plana) ギャビーのママ父
ベン・フォークナー (Charles Mesure) 新しく引っ越して来た男
ジェーン・カールソン (Andrea Parker) 医師、トムの新しい彼女

フランク (Patrick Fabian) 美容師、リネットとデート
ホブソン (John Rubinstein) オークリッジ学園の校長
ディラン (Mark Totty) ブリーと不倫
デビー (Stephanie Erb) 養子を求める
ビル (Christopher Goodman) 養子を求める
ライアン・ベイオ (Grant Venable) ホワニータが好きな少年
ジェリー (Gary Hudson) ブリーがナンパ、名前を忘れていた
--- (John Mattey) Bartender
--- (Brian Cousins) Man
--- (Kevin Makely) Unkempt Man

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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