Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D.


第2話 血縁関係
Paternity

脚本/Lawrence Kaplow 監督/Peter O'Fallon

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ラクロスに興じていた16歳高校生のダンが視界が二重に見える
複視によってプレイ中に倒れる。
患者を診るのは嫌だとするハウスは、診療時間が終わる4時ま
で患者を受け入れずに時間稼ぎ。
そんなハウスの元にダンが運ばれてくる。ハウスは帰宅しよう
としていたところだったが、ダンの両親はハウスのサインが
有るとして診療を求めてくる。サインを見ると女性が書いた
丸文字で、すぐにキャメロンの仕業だと分かる。

事情を聞くと複視に加えて、夜驚症の症状が有るという。
この症状が出る人は2つのケースが有り、発砲の音を聞いたか
性的虐待を体験したものだという。しかしダンも両親もその
ケースには当てはまらないと否定する。複視はもっと前から
症状が出ていたという。
ハウスは自分が最も嫌う虐待の可能性が有ったために診ただけ
だと告げ、それ以上の診療を断ろうとするも、待合室にいた
ダンは足を痙攣させており、取りあえず睡眠の時の様子を
観察することになる。

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今回は予防接種の必要性を描いたような話だった。
生まれてから6ヶ月は母親の免疫によって助けられるが、その後
は必要があるという。製薬会社が儲けるために嘘を付いている
という患者との出会いによって、ハウスも実情を知ることになる。

色んな可能性を調べていく。
CTやらMRIやら血液検査を行うが一切異常は見られない。
腫瘍も無いために原因が分からないが、最初に診断したのは
脳のわん曲により脳自身が閉塞しているのではないかとの事。

多発性硬化症なるものを疑い検査するも、ハッキリするまでには
数ヶ月かかるという。しかもその症状が確定ならばやがて機能
傷害が起こる難病だという。
しかし硬化症ではない事が判明し、脳にペニシリンの投与を行う。
そのペニシリンによる治療も効果が無く、苦し紛れに取った
次なる診断は、脳波を取れと。

今回はやたらと実子なのか実父なのかに拘っていたハウス。
一応若い母親が予防接種をしていない現実がドラマとしての
前振りになっていた感じ。

家族の病歴がこれほど重要だとは思わなかったが、予防接種を
行っていないことが分かっただけで、全脳炎を見破った。
これって予防していればそんなに心配する病気でもないのかな。
抗ウィルス剤の投与のために頭蓋骨を開けて手術するシーンは
グロかったし、菌の存在を調べるために角膜の奥から注射器で
抜き取る様子は恐かったね。

それと脊髄への度重なる注射。これって相当痛いらしいけど、
患者の痛みを紛らわせるために、ナースの胸の谷間を見させる
ところがちょっと笑えた。

結局ハウスは賭に勝ったが勝負には負ける。
DNA検査って3200ドルも掛かるんだね。
あと顎が割れるというのは優性遺伝の一つだそうな。

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie)
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

ダン (Scott Mechlowicz) 患者
--- (Robin Thomas) ダンの父
--- (Wendy Gazelle) ダンの母
ジョン・ファンステン (Alex Skuby) 淋病
--- (Kylee Cochran) 若い母親。予防接種をしない人
ジェイク (Scott Hochstadt)

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