Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D.


第11話 依存症
Detox

脚本/Lawrence Kaplow、Thomas L. Moran
監督/Nelson McCormick
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父親が帰宅していない為ベッドでいちゃつくキースとパム。
パムは挑発するようにHを要求したかと思えば、実は購入した
外車を乗り回す事に快感を得ていた二人。スピードを出して
盛り上がる中、キースの容体が悪くなり突然咳き込む。すると
咳に混じって血が出てくる。その事に驚いている隙に車は
スリップし、衝突事故を起こしてしまう。
入院するが足の骨折とは別に三週間前から内出血を起こして
いる事を指摘。これは事故によるものではなく、元々出血して
いたのだという。溶血性貧血ではないかというキャメロン。
遺伝性ではない事は明らかだが・・・
取りあえず赤血球が減少している理由を探さねば、血液内の
酸素運搬に支障が出るという。

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今回の依存症とはハウス先生の事を指していたのね。
彼が痛み止めのために飲んでいるバイコディン。
今回は手違いでその薬が届かず、ハウス先生は機嫌が悪い。
カディからは足の痛みのせいではなくハイになりたい為に
飲んでいるのでしょうと言われ、量が二倍になっている事を
指摘される。ハウスも負けずに君は二倍喧しいという。この辺
のやりとりがハウス先生らしいよね。
そんなカディと薬を辞められれば外来を一ヶ月休んで良いと
言われてハウスはその挑戦に乗る事になる。

さて今回の患者は謎の赤血球の減少現象。

毛髪からドラッグ検査をするも陰性。感染症検査をするも陰性。
SLE(アレルギー)も陰性。母親が膵臓癌で亡くなっているとの
事なのでリンパ節を切除して癌検査するも陰性だった。

キースは突然血栓を作って左目が見えなくなる。
原因追及のために目を犠牲にする医師達。視力を失うというのに
こんなにあっさりしていて良いのかなと思わせた。
結局チェイスのアイディアで血管を広げて血栓を押し流す事
で視力は回復したが、左目失明を言われた患者達は相当腹を
くくったかもしれない。それにしても目の治療は相当痛々しくて
グロいね。

ガリウムスキャンでも見えないのは心臓であるとしてエコー
検査をするもやっぱり異常がなかった。

そんな中視力の戻ったキースだが突然嘔吐し始める。
肝不全だろうというハウスは同時に家に帰れるというブラック
ジョーク。この場に於いてもブラックさ全開のハウス。薬の
副作用によって相当参っているのか。

SLEの症状に似ていると言うが、まずはE型肝炎の可能性を潰す
方が先だとしてソルメドロールの投与を指示。しかし父親が
その治療を許すかどうかで悩み結局キャメロンが嘘付く事で
落ち着く。しかし実際にはキャメロンや他の医師はSLEだと
思っていた様子。父親もそれを知りハウスにより敵愾心を
抱いた感じだね。

そうしている間にもキースは幻覚を見るようになる。
ジュールズの事を口にする彼。一体何のことなのか。
しかもキースは直腸からの大量出血により絶体絶命の状態。
取りあえず肝移植が必要だという事だが、ジュールズが死んだ
猫の事であることから、違和感を持ち始める。
猫の墓から掘り返して調べていくと、猫はシロアリによって
死んだことが判明。全てはナフタリン中毒。家に大量のシロ
アリがいるのだろうとの事。脂肪に蓄積された有害物質が
交通事故によって病院食を食べさせられた結果、脂肪を分解
し、そこからあふれ出たのだろうとの事。栄養をとることが
治療になるなんて面白いね。
肝移植を停止させた訳だけど、折角取り寄せた肝臓を送り返す
事へのリスク・決断は相当な物だっただろうね。やっぱり移植
させるなんて言っても次に合う肝臓が来るのが何時のことに
なるのか分からないしね。

見事回復。

ハウス先生の薬の依存症は相当な物だった。
腕まで骨折させて足の痛みを紛らわせたりするのだからね。
段々と目の周りが真っ赤になっていく様子が痛々しかったな。
結局ハウスは惨めな自分と向き合うのを恐れる余りに薬物依存
になったのかな。可愛そうなハウス。誰か友達になって上げて
くれ。

そういえばセクシーなマッサージ師に気を取られて話を聞いて
いないハウス先生が笑えた。そうとうすっきりされていますね
みたいなセリフが何となく卑猥に感じたけど。

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie)
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

Mr.フォスター (Mark Harelik) 父親
キース・フォスター (Nicholas D'Agosto) 16歳
パム (Amanda Seyfried) キースの彼女
ハウラニ (Maurice Godin) 医師
イングリッド (America Olivo) マッサージ師
麻酔学者 (Akiko Morison) 肝移植の時
病院の薬剤師 (Marco Pelaez) ハウスのバイコディンを処方

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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