Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン2)


第1話 命の重み
Acceptance

脚本/Russel Friend、Garrett Lerner
監督/Daniel Attias
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マーサ刑務所。死刑囚のクラレンスは刑執行前に最後の日の事
が看守によって説明される。彼は刑務所内でも囚人の二人を
殺害し看守さえも殺した凶悪犯。
運動の時間だとして手錠を掛けられたまま刑務所内のバスケッ
トコートに連れてこられるが、そこにボールは無くただシャド
ゥでバスケットを楽しむのみ。
そんな彼の前に突然過去に殺害した人々が現れ、彼の精神を
かき乱す。すると次の瞬間倒れてしまう。

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まさかの囚人の手当をする話。
死刑が確定しているわけで、死刑執行を行うために健康な状態
へと治療するという皮肉な展開だった。

フォアマンが最初は犯罪者になる要因は社会のせいではないと
突き放す存在だったけど、最後は腫瘍が殺人を引き起こしたこ
とを証言すると言い出す。一体どんな心境の変化が有ったの
だろうか。まぁそれよりもハウスが何故囚人の事を診たがった
のかが謎。

いきなりカッディから囚人を担当する変わりに外来2時間を条件
に出されていたけど、それをキャメロンに完全に丸投げ。
そんなキャメロンからの頼みは一切聞かないというまさに我が儘
し放題のハウス。

さて囚人・クラレンス役はなんとLL Cool Jだった。
倒れた原因は何なのか。
低酸素症と肺に水が溜まっているという診断。
連れて行かれた先ではいきなり喉が渇いたとして暴れ狂う始末。
ヘロインを疑い、独房を検査すると、コピーのトナー液が有り
それを飲んだと推察。
聞いてみれば全てを看守によって支配されているので、死ぬと
きくらいは自分で決めたかったという。

何をトチ狂ったのか、ハウスとクラレンスで飲酒。
当然ながら体内に溜まったメタノールをエタノールを使って
上手く除去するのが目的の様子。その割りにハウス先生も
かなり飲んでいた。

ドラマでは昼食の休憩時間に昏睡状態の患者の部屋で大好きな
メロドラマを見ているハウスに笑えた。
医療ドラマだけでなくメロドラマも好きなのね。

更に患者には別の病気があるとして経過を見たいという。
まさか人を殺した原因から病名を探っていくとは思わなかった。
褐色細胞腫という病気。
場所を特定するためにMRIに入れたけど、刺青に反応するモノ
なのね。相当痛がっていた。

もう一方はキャメロンが担当した患者・シンディ。
随分ハウスはぞんざいに扱っていたけど、肺ガン以外の何者
でもなかったのかな。無駄な時間は割きたくないとしてここまで
冷たい行動をとったのだろうか。

キャメロンにしてもフォアマンにしても今回はちょっと患者に
感情移入しすぎた感じ。
そういえばフォアマンの腕の刺青は黒人ギャングのものだと
言っていたね。フォアマンの過去も探っていくと相当ハード
なものが有るんじゃないか?

そしてシーズン2から加わった弁護士・ステイシーとの関係。
ウィルソンに言われてハウスも人に好かれるようにしろと言わ
れてちょっと反省したハウス。ステイシーはハウスが追い出そう
と思って嘘をついてカッディに怒らさせたと思っていたみたいだ。
この二人の関係も見物だね。

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie)
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

ステイシー・ワーナー (Sela Ward) ハウスの元彼女
マーク・ワーナー (Currie Graham) ステイシーの夫

クラレンス (LL Cool J) 囚人
ウォーデン (Marshall Bell)
シンディ・クレイマー(Christie Lynn Smith) 末期癌
ジェームズ (Bryce Johnson)
デボントレイ (Mustafa Shakir)
カルロス (Michael J. Gonzalez)
エミット (Tony Ross)
ダーリエン (Anesha Ndiaye)
ケント (Warren Davis)
ジョン・クリフト (Michael Dietz)
ビビアン (Adrienne Janic) 医師
ブルース (Joseph Williamson) 医師

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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