Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン2)


第4話 人道的治療
TB or Not TB

脚本/David Foster
監督/Peter O'Fallon
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アフリカで人道活動を行う医師・セバスチャン。
彼は寄付を集めては結核のための抗生物質を購入し、現地へと
届ける。
現地の子供達もセバスチャンが空港に降り立つと、名前を呼ん
で近づいてくる。抗生物質の多くはスイトアタッカーという
製薬会社のもの。更にセバスチャンはハーシー社のチョコレー
トを子供達に手渡す。

彼は再びアメリカに戻り支援を求めるためにストイアタッカー
社を訪れる。この倉庫には結核の薬が備蓄してあり、一つでも
多く届けたい為に、アフリカ現地の写真を交えながらプレゼン
の様な形で重役たちを説得。
しかしそんな最中にセバスチャンは倒れる。

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今回は医者の事を診療すると言うことで実に気難しく、更には
この医者、自分だけが結核の薬によって治る訳にはいかない
として治療を拒むという難敵でも有った。

今回はそんな医師にキャメロンがちょっと揺り動かされる。

結核のスペシャリストだけ有って診察の手順も勝手に指定され
たり、結核だと決めつけてしまう辺りの意固地なところは
ハウス医師と似ている所もある。
ただハウス先生、今回は偽善者は嫌いという様に相当この医師
を敵対していた。

結核かどうかの着眼点は、進行状況の早さだった。
数週間前には健康体でアフリカにも飛び回っていた人が
突然倒れてしまったこと。結核は進行が遅いらしい。
肝臓・腎臓そして心臓に異変はないかと思えば、脈拍が不安定。
洞不全症候群を疑うことに。
心臓負担検査と心エコーで検査。更に体位変換検査と称して
体が前後に揺り動かして心拍を計る辺りの検査はちょっと笑えた。
ハウス先生、限度も知らずに揺り動かすために、あれじゃ飛行士
も気持ちが悪くなるという。
でもそのお陰でペースメーカーが必要ではないかという事になる。

しかし容体は急変し、洞不全では無いことが分かる。

ツベルクリン反応によって結核であることは間違いないらしく、
治そうとするも容易には治させてくれない。
自己を犠牲にしてまでアフリカの人に支援を求める行動にマスコミ
も食らいつき、記者会見まですることに。

そんなセバスチャンの態度を見てハウスは激怒し、アフリカの
民衆とより条件を近づけるために冷房を切って部屋の温度を
上げる作戦。結局これで自律神経の病気かどうかを調べる検査
だったらしい。
患者は急変し一時は心臓まで止まったが、ハウスの説得によって
結局結核の薬を飲むことになる。イマイチやりとりのニュアンス
は伝わらなかったが、結果として見えてきたのは、腫瘍。
その後の顛末は良く解らなかったが、膵臓にカルシウムを注入
して反応を探っているようだった。結局除去手術をしたのかな。


今回はハウスの言い草がとても面白く常に色んな所に噛みついて
いた。ウィルソンとの会話の中で、セバスチャンは一年に数千人
を救うが君は一体何人を救うのか?と尋ねられたとき、ハウス先生
は、マックのハンバーガーと母親のハンバーガーでは量を多く
作るだけで美味しいという事になるのか?と言ったりもする。

またあのセシリアという患者をフォアマンに任せたのが運の尽き。
フォアマンってハウスを陥れようとしていたのかな。
ハウスは新聞社からの電話にオレはカッディだとこれまた陥れよ
うとしていたし、とんでもない人たちばかりだ。

あと相変わらず危篤患者の部屋で密談する辺りは板に付いてきた
感じだな。

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie)
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形
ステイシー・ワーナー (Sela Ward) ハウスの元彼女

セバスチャン・チャールズ (Ron Livingston) 医師
セシリア・カーター (Andrea Bendewald) 乳ガンを疑う患者
ジェリー (Ken Weiler) ドイツ製の車に乗る製薬会社の男
マンディ (Mary Wickliffe) 猫アレルギーの患者
ボゲール (Hansford Prince)
ダホーマ (Harry F. Brockington IV)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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