Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン2)


第21話 恐れる医師・後編


脚本/Russel Friend、Garrett Lerner、David Shore
監督/Deran Sarafian
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先に発症し亡くなったジョー・ルリア。彼と同じ病気がフォア
マンを襲う。
ハウスはジョーの遺体を検死させるようカッディに告げるが
これはバイオセーフティのレベル3の事態だとして、院内の医師
がやることは危険だと判断。検死はCDCが行う事を告げる。
しかし検査の結果が出るまで三日はかかる。フォアマンが亡く
なるまでジョーの例と照らし合わせてみると約36時間であると
語る。
カッディの許可が出ないハウスはフォアマンの元に行き、彼に
ジョーの検死をやるよう指示する。しかし彼は既に視力を失い
冷静さも欠いていた。
脳生検は陰性だった。キャメロンが感染していないことから、
血液感染の可能性は除外できた。
可能性としてキランバレーなのか、それともアルゴウィルス
なのか。ハウスは片っ端から病状を上げて、手当たり次第の
薬を飲ませることにする。

ハウスはジョーの自宅を改めて調べに行く。フォアマンと連絡
を取り何処をどう調べたのか尋ねる。ねずみのスティーブを
使ってねずみに発症させようとする。
その間フォアマンは実家に電話し、父親・ロドニーに病気の
事実を伝える。
ハウスはネズミが発症しないか自宅に隔離し、ウェブカメラで
容体を見守る。
ハウスはウェブカメラを見ながらも外来の患者を受け入れる。
その行動を見てカッディは外来はいいからフォアマンを見ろと
激怒する。

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ネズミのスティーブ

このネズミ、まだ飼っていたのね。
しかも今回はネズミを犠牲にして病状を探ろうとした。
しかしネズミには感染しない。
人間に感染してネズミに感染する病気を調べることになる。

フォアマンの父親・ロドニー、初出演。

母親も健在みたいだけど、遠征できる様な体ではないみたい
な感じだったね。精神的に不安なのか、それとも認知症みたいな
感じなのか。兄も居るみたいだけど、別れを告げようとした
フォアマンは兄のことは別にどうでも良いような事を言って
いたな。

手当たり次第に薬を飲ませる。

一時的に視力は回復したのだが、結局アミラーゼとリパーゼの
値が3倍に増加。脳の菌は退治したけど、膵臓が破壊されて
いるという状況に陥った。全ては薬の副作用みたい。

検死はやらせないカッディ。

院長としての辛い決断だった。しかもフォアマンからは相当な
不信感をかってしまった。今後のエピソードでも非常事態に
なればこの時のカッディの非情な宣告をフォアマンは持ち出す
かも知れないな。

病気の進行が早いフォアマン。

これは黒人特有のものなのか。
このドラマでは時々人種の違いによる病気の発症が指摘される
事があるね。結局レジオネラを感染させると病気の進行が
遅れさせられる事を知り、ハウス先生がビンを投げ込む。
この辺の仕事がまた速い。

生検は最後の手段。

生きた人間から脳の生検をすることの危険性は存在する。
ハウスはなんとかそれを避けようとするが、全ては一任された
キャメロンが判断を下す。
タッチの差だったんだけどね。でも生検でこんなに早く分かる
のならば検死させてあげれば一瞬で発覚してしまったではない
か!?

キャメロンとフォアマンの蟠りが解ける。

ここ数話、二人は犬猿の仲だったが、ようやく友達関係に戻る
事が出来た。全てはフォアマンが亡くなる事を悟り、歩み寄った
為のものだけど、今際の際にならないと本音が表現できないとは
ね。

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie)
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形
ステイシー・ワーナー (Sela Ward) ハウスの元彼女

ジョー・ルリア (Scott Michael Campbell) 警察官
ロドニー・フォアマン (Charles S. Dutton) エリックの父
クレア (Leigh Allyn Baker) 母
ローズ (Amber DeMarco) 娘

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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