Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン3)





Sep. 12, 2006
第2話 宇宙人の襲来 Cane and Able

脚本/Russel Friend、Garrett Lerner、Lawrence Kaplow
David Shore
監督/Daniel Sackheim
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息子のクインシーは寝る頃になると不安になって母・ステファ
ニー
を呼ぶ。喉が渇いたので飲み物が欲しいとするが、先ほど
水を飲んだばかりでしょとし、大人しく眠ってと語る。
クインシーは何かに怯えており、再び母を呼ぶと、今度は父の
トッドがやってくる。クインシーは父に対して、テレビを付けて
寝ても良いか?と尋ね、また奴らが浚いに来るのだとして怖い
という。そんな物は居ないので安心して眠れと告げる父。
少年は窓の外を覗きテレビを付けて眠る。
すると室内が異変が起こり、まるで
UFOから光が照射された様な
閃光が室内を照らす

翌日両親は子供を起こしに来るが、室内に居ないのを知って
辺りを捜す。少年は庭で尻から血を流して倒れて居た。

ハウスはリハビリの一環として今朝もジョギングに出かけよう
とする。音楽を聴きながらトレーニングウェアに着替えて
出かけようとするが、すぐに戻って来てしまう。
足の痛みが
発生
して、ハウスは右足をさすっていた。そしてクローゼットの
中に有る
バイコディンに手を伸ばす。

ウィルソンとカッディはハウスが早くに出勤してくるのを見て
驚く。ランニングして来た割には汗臭くないと指摘すると、
シャワーを浴びてきたんだという。オレはもうヤク中毒ではない
ので赤ちゃん扱いは辞めろというハウス。しかし右足を庇って
歩いている姿を目にしたカッディは、リハビリをサボると筋力が
低下してまた足が痛み出すわよと脅す。ウィルソンは
ケタミン
の効果が切れたのか
と感じるが、カッディは
先日の患者の件で
診断が間違えていた事に落ち込んでいるのではないか?
として
本当の事を話すべきではないかと告げる。このままだとまた
杖をついてバイコディン漬けの彼に戻ってしまうかもと。
しかし
ウィルソンは医学的根拠もない事を彼は試していたとし、
事実を言ったら益々つけあがって暴走が止まらなくなる
と告げる。
ハウスは死なないかも知れないが、患者が死ぬのだと。
健康になった彼が変わる可能性は元々低かったのだと語る。

そんな中、今回の患者である少年・クランシーの件で、ハウス
を中心としてキャメロン、チェイス、フォアマンはコンサルを
始める。
胎外受精で生まれた少年で、各種ワクチンは摂取済み
である事。3歳で右腕を骨折し、5歳で水疱瘡にかかっていた。
ハウスは心の問題は有るのか?と尋ねる。
キャメロンは直腸からの出血は性的虐待の痕跡ではないのか?
と告げ、幻覚もトラウマから来ているものではないかと語る。
しかし性的虐待の検査ではその痕跡は見つかって居ないのだと
告げる。チェイスは子供と話をすべきでは無いか?とすると、
宇宙人に浚われると語っている少年の話に耳を傾けるのか?と
尋ねる。チェイスは宇宙には500億の銀河が有って、1つ銀河
には一千億の恒星が有り惑星は更に無数が有るのに、地球にだけ
しか生物が居ないと考えるのは不自然だと主張する。しかし
例え地球以外に生き物が居ても、ケツに突っ込みたがるのは
地球だけだろうと語る。
神経疾患と出血性疾患の論文を見た
事が有るというフォアマンだが、
ハウスは神経疾患は見当たら
ない
とし、これはタダの怖い夢なだけで、
出血性疾患だと語る。
とりあえず凝固時間と出血の時間で血液凝固のチェックを
する様指示する。更に内視鏡の検査をしろと。

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カッディとウィルソンは患者の一人で植物状態だったリチャード
がアジソン病だと医学的根拠もないままに見抜いたハウスに対し
て、危険な行為である事を考え、ハウスの判断が正しかった事を
隠蔽する。
そんな折り、病院には宇宙人が襲ってくるとして幻覚が見る
9歳の少年クランシーが運ばれてくる。
精神疾患なのか、出血性疾患なのか。ハウスは精神ではなく出血
性疾患だとして検査を繰り返していくが、検査する度に結果が
違う事が分かる。クランシーの奇異な行動から、体内にボルト
が残されている事を知るが・・・

相変わらず何をしているのかよく分からないドラマだけど、
医師間のやりとりは面白いな。

一番の問題となっているのが、ハウスの暴走、更生、そして
ハウス自身の足の痛みによる心の不安定さなのだろうけど、
それに伴うハウスとカッディのやりとりはとても楽しい。

ハウスはカッディの胸が大きくなった事を指摘し相手を攻撃する
事で自分の事に触れさせないようにしている形だけど、
完全にセクハラが度を超えていて笑える。未来のママは酷い女
で大嘘つきだとして、お腹の中の赤ちゃんに語りかける辺りが
また笑えるけど、案外ハウスのそんな行動はカッディ先生に
恋人が出来たかどうか遠回りに探るためにかけている言葉にも
思えてくる。

そして今回は何と言っても患者が宇宙人に襲われるとする幻覚
が見えるという事で、ハウス先生のウィットに富んだセリフの
応酬が見て取れた。
少年に寄り添うチェイスとフォアマンをけしかけようとしたり
する辺り、ハウス先生らしいところ。

クランシーがベッドから居なくなった時には、チェイスはアルファ
ケンタウリ星を捜せと告げ、フォアマンにはタトゥイーン星に
行かせろと語っていたし、ボトルが体内から見つかった時には、
地球外の物質が入っていたとしたり、DNAが一致しない時には、
「Xファイル」で似たような話をやっていたと語ってみたり、
高血圧の発作を起こしたときには、あの子はミュータントだと
言ってくれと叫んでみたり・・・

病変を見るとボルトが入っていた件は単なるミスであり偶然なの
だろうか。そして何故もう一つの人格が宇宙人に襲われると
する恐怖を感じているのかがよく分からなかった。
キメラ現象とは、昆虫界ではよく見られるけど、人間でもそんな
事が有るんだね。


■使用された曲

・John Mayerの"Gravity"


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グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形
ステイシー・ワーナー (Sela Ward) ハウスの元彼女

ステファニー (Sheryl Lee) 母
クランシー・グリーン (Skyler Gisondo) 息子
トッド (Johnny Sneed) 父
リチャード・マクニール (Edward Edwards)
ブレンダ・プレヴィン (Stephanie Venditto) 看護師
--- (Bobbin Bergstrom)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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