Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン3)





Sep. 19, 2006
第3話 インフォームド・コンセント Informed

脚本/David Foster
監督/Laura Innes
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ネズミを使って人間の肝臓ガンの治療研究をしているエズラ・
パウエル
は、実験過程をボイスレコーダーに収めながら研究
を津告げる。そんな中、突然呼吸が苦しくなりエズラはその場
に倒れてしまう。

ハウスはキャメロン、フォアマン、チェイスと共にコンサルを
行う。患者はエズラ・パウエル(71歳)。
腫瘍研究所の研究員
軽度の震えが有り、2年前に
黒色腫を摘出白内障で今は呼吸
が出来ない状態だという。顔には不吉なひっかき傷があるとの
こと。キャメロンたちは
ハウスが再び杖をついてきたことを
心配し声を掛けるが、ハウスは無視してコンサルを続ける。
顔の傷は実験用のマウスが仲間の敵討ちにつけたものなのかと
言う。キャメロンは杖のことを再び尋ねると杖一つで五月蠅い
ぞと言われる。フォアマンたちはエズラの名前を聞いて、例の
医学書を書いた研究者なのか?と問うと、ハウスはただの医学書
ではなく名著だという。キャメロンはハウス先生でも尊敬する
医者が居るのか?と驚く。
酸素分圧が極端に低いし肺に水が溜まっていること
心臓疾患なのか。アミロイドーシスか。肺の疾患の可能性も
否定できなかった。長年有害な化学薬品を使って研究をしている
からだった。しかしX線は正常で心電図でも異常はないという。
ハウスは処置した後に検査したから異常が無いように見える
だけで、心臓か肺のどちらかの疾患は明かだという。荒治療を
行えとし、トレッドミルを使った負荷心電図を使う様告げる。
本当に尊敬しているのか?と疑問を呈する。

負荷テストをさせられるエズラ。これを発案したのは私とウィリ
アムズ(84歳)
で彼はパラセーリング中に亡くなったとキャメロン
に聞かせる。心拍数が130を越えないと意味が無いとして、
ランニングマシーンを走らせる。
検査中キャメロンはフォアマンたちにハウスがバイコディンを
飲むとは思っていたけど、杖をしているという事は元通りに
なったか寧ろ悪化しているという。とばっちりを覚悟しないと
なとチェイスは語る。

そんな中、エズラは肺に水が溜まった状態で呼吸をしなければ
ならず苦しいので辞めてくれと訴える。キャメロンは検査の為
だとするが、今必要なのはチアリーダーではなく酸素だと語る。
検査は中止。心拍数は90にまでしか上昇せず異常は発見されなか
った。肺に体液が漏れて息が出来ないのだというキャメロン
に対してハウスは、そういう時はどうすれば良いのか?とし、
車輪の中のマウスよろしくだとしてとにかく走らせろと告げる。
キャメロンは危険な行為だとするが・・・
そんな検査ばかりしているのを見てエズラ本人はハウスがやら
せているのだろうと告げる。

一方ハウスは外来として来たマークという患者を診察する。
目が充血している患者。娘のアリが付き添いの為にやってくるが
娘がパーティーの為に400ドルもするハンドバックが欲しいと
おねだりするのを耳にする。ドレスはお下がりのを着るのだから
買ってくれても良いでしょと訴えるが、ハウスは未成年者で
すべての必要なものは父親に買ってもらっているのだから我慢
しろという。マークは一週間前に
フレズノから戻って来てから
体調が悪くなったのだという。食欲が無くて体中が痛いという
と、ハウスはヤクを打っている女性とアナルセックスをしたのだ
ろうという。それを否定するマークに単なる鼻風邪だとして、
一日4度処方薬を飲めと語る。アリはハウスを見て、何か言いだけ
な様子でハウスに近づいてくる。その光景をキャメロンが
見つめていた。

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■再びハウス先生、杖を利用

悲しいかなハウス先生が杖をつき始めた。
結局ハウス先生って何でそんなに足が悪いのだろうか?
足を切断した人には、その後足が無いけど傷みを感じるような
事を言われるけど、心因性によるものなのだろうか。

■今回の患者はハウスの尊敬する研究員?

エズラ博士を演じたのはJoel Greyだけど、相変わらずRon Rifkin
さんと似ていてよく分からない。

今回は何と言ってもキャメロンのライバルで患者の付き添いと
して来たアリ役が、
ゴシップガールの我が儘女王・ブレア
を演じたLeighton Meesterだった事かも。金髪姿なので一見する
とよく分からないけど、ハウス先生はキャメロンも好意を寄せて
いるし、若い人にモテモテだね。こんな偏屈じぃさん、何処が
良いんだと小一時間。

■患者の意思、医者の意思

患者の意思が優先されれるべきものが有るのだろうけど、
患者は自殺願望も有る様だし、入院したいと言われて、それを
見過ごしてしまうという事など出来るのだろうか?

エズラとハウスは互いに知った関係のようなので、その変の駆け
引きは面白かったけどね。
24時間以内に病原を発覚しなければ言葉通り死なせてやると
するハウスだけど結局時間無いには見つからなかった。

結局退院させると言いつつも、眠らせた状態で病状を探るという
暴挙に。
しかし手術の同意も無しにガンガン開腹していたな。

■博士のしてきたこと

新生児に放射性薬剤を投与し、尿道逆流になる事件を施して
いた事が有った。
博士がしてきたモットーが「小を殺し大を生かす」という事を
聞いてキャメロンも心を決めたようだ。

■分かってみれば一番最初に疑った病状。

比較的早い段階のコンサルの際に、今回の病気がアミロイドーシス
である事は掴んでいた。しごきが足りなかったのだとするハウス
先生。あのシーンでキャメロンが止めなければその時点で
分かっていたかな。

■嘘を付いて患者の病気を調べていく。

ハウス先生の倫理感ももの凄いな。
ハウスが時間切れだとしって患者の事を殺そうとしているハウス
の前からフォアマンとキャメロンは出て行ってしまった。チェイス
だけは腰を据えて残っている辺りねハウス先生にとってはポイント
アップかもれしない。
キャメロンはジョニー・デイモンに逢わせない限り参加しないと
駄々をこねる姿が有ったし。

カッディ先生から嘘を付いたハウスが攻められるも自分もハウス
に対して嘘を付いていたカッディ先生としては何にも言えない。
君のお母さんは請求書の水増しもしないし、薬局から薬を
盗むこともない、患者の10代の娘に妄想も抱かない良い母だと
呼びかけていた。これって本当にカッディ先生、妊娠はしていない
のだろうか?

■Tバッグの女神

まさかそんなイロモノで結論を見出していく物とは思わなかった。
フレズノの夜景の写真を中には半年後の事が書かれていたけど、
ハウス先生は逢ったりするのかな。キャメロンを嫉妬させる
という意味では面白いキャラなんだけどね。


■使用された曲

・Johann Sebastian Bachの"Cello Suite No. 1"
Mazzy Starの"Into Dust"

■検索用キーワード

・エピネフリン投与 心拍数を挙げろ
・私を死なせてくれ 生き恥をさらしたくない
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・非細胞性 真菌が居る可能性は無い
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・多発性骨髄腫
・そんな顔で睨み付けても怖くないもんね
・肺線維症 SLE 免疫グロブリンを投与 結腸鏡検査を

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形
ステイシー・ワーナー (Sela Ward) ハウスの元彼女
ブレンダ・プレヴィン (Stephanie Venditto) 看護師

エズラ・パウエル (Joel Grey) 71歳、腫瘍研究者
アリ (Leighton Meester) マークの娘
マーク (William Charlton) アリの父・鼻風邪
ブレンダ (Bobbin Bergstrom) Nurse

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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