Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン3)





Jan. 30, 2007
第12話 同室のよしみ One Day, One Room

脚本/David Shore
監督/Juan Jose Campanella
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ハウスはカッディの偽証によってなんとか刑務所送りは防がれ
た。ハウスがリハビリに通っている事も有り、警察としては

これ以上の追求から手を引く事になる。


ハウスは朝カッディに呼ばれると、現在抱えている患者の状況
を聞かれる。色々と抱えている患者の事を語るが、カッディ
からは二日間は診察室で缶詰となって外来患者の診察に当たる
様告げる。
私のお陰で刑務所に入らなかったのだから、その
借りを返してという。

ハウスは仕方なく診察室に行くと、風邪だという男性や性病に
かかっているという若者、そして婦人の姿が有った。
ハウスはきりがないと考えて待合室にいる風邪の患者に対して
放っとけば治ると告げ帰る様求める。そんな中、一人の患者が
突然耳が痛いとして辺りを走り回る。薬剤師のマルコは鎮静剤
でもうつか?と問うが、頭が割れそうだという患者は走り回る。
ハウスはカッディに対して原因を探らないと不味いことになるぞ
として、自分が対応するとばかりに手にしていた注射をハウス
は男に注入する。

ハウスはフォアマン、チェイス、キャメロンに対して、この患者
のコンサルを行う。
症状は、右の耳の痛み、異常行動、目眩
とし、
どんな原因が考えられるのかと問う。
内耳に問題が有ったのだろうとし、楕円状に走り回っている
ことを告げる。聴神経腫ではないか?というフォアマンに対して
ハウスは鋭いとして、MRI検査をするよう告げる。他に考えられる
症状は何か?と問うとチェイスは、精神異常で自分で耳を掻いて
傷つけたのかもしれないという。ハウスはそれならば精神科に
連絡しろという。ハウスは更にキャメロンにも原因は何と考え
られるかと問うと私もフォアマンと同じだとするが、もしかする
と慢性の病気もあり得るかも知れないと語り、内耳圧迫によって
乳様突起から裂けたのかも知れないという。ハウスはそれならば
CTと血液培養、生化学検査、全血球算定をしろと指示する。
ただし耳にアルコールを塗り、中に入ったゴキブリを採って
からだという。キャメロンはハウスの行動を怪訝そうに問うと
検査した振りをしないと外来診療をしなければならないのだ
と語る。

ウィルソンはハウスと友に
ジョギングパークであう。
ウィルソンは何でこんな所で遭うのだとし、一番無関係の場所
だろうとすると、観察しているのだという。ここならばカッディ
にも見つからないだろうと。

そんな中キャメロンの患者に突然老人がやってきて、他の病院
が寄越したというカルテを見せる。見ると
右の肺に6cm大の
腫瘍が有りそれも悪性で治療不可
である事を知る。老人は
今夜はここで眠らせて欲しいとし、外は寒いのだと語る。

カッディは公園で寝そべっているハウスの元にやってくる。
サボるために無意味な検査をさせるなというカッディ。ハウスが
薬を飲んでいるのを見るとバイコディンを飲んでいるのか?
と問う。これはブレスミントだとし、これからキスをするのだろう?
と問う。リハビリを辞めたというと見せかけだけだったのか
として呆れる。刑務所に行くか診察室に行くか選んでと告げ、
私は貴方が身も心も綺麗だと思い偽証したのだと語る。

ハウスは待合室に行くと、今すぐに帰ると約束するならば
50ドルあげるぞと患者達に告げる。
突飛な行動に呆れるカッディ。
カッディはそれならば診察を面白くする為に患者に触れずに
診察したら一人当たり10ドルずつ払うという。触れたら10ドル
返してもらうとのこと。ハウスは患者と接するウチに人間愛に
目覚めると思っているのか?と問う。

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■ハウス

ようやく最強の敵トリッターとの戦いが終わり、ハウスファン
にとっては胸をなで下ろしたであろう状況の中、早くもリハ
ビリは辞めてしまった様子。

今回は難解な病気との戦いではなく、レイプ被害者との関係
を通してハウスの過去が明らかにされた。
これもウィルソンから心をさらけ出す必要性を唱えられたこと
で、ハウス自身も自分の身の上に起きていた幼少期の虐待の
事を語っていた。そういえばハウスの家庭のことってあんまり
知らないね。兄弟とか居ないのかな。

ハウス先生が今回向き合うことになった女性・イブは、とても
綺麗な子だったけど、相当傷ついている様子。
特にレイプ犯から心的外傷だけでなく、妊娠させられてしまった
ということで、幾ら子供には罪はないとは言え望まない子を
産む事への抵抗感と、堕胎することへの抵抗感で激しい葛藤が
有った感じ。

■カッディ

ハウスの事を久しぶりに外来診察するよう説得する流れ。
時々カッディも外来を見ろと命令するけど、外来患者に
手をかけた途端トリッターのような人物を引き当ててしまった
訳だし、ハウスの問題行動は病院側としても冷や冷やもの
だね。

■キャメロンvsフォアマン

レイプの患者に対してハウスが対応にあぐねていると、二人
はアプローチの仕方で全く正反対のことを語っていた。
良い人生であり希望に見満ちたことを話して欲しいという
キャメロン。人生は最低な者だというべきだというフォアマン。

■チェイス先生の一言

間違った答えはない。正しい答えがないから。正しい答えが
分からないだけ。

今回の患者

イブ

クラミジアの患者。ノースウェスタン大で比較宗教学を学んで
いる。
その年でコンドームも知らないのかと問うと涙する。
クラミジアは治る病気だとするが、ハウスが近寄ると遠さげる
様要求し、逆に精神科医のストーン医師を呼ぶと今度はハウス
を呼ぶという始末。話を聞いていくウチにレイプされた患者で
更には妊娠している事を知る。
鎮痛剤を一瓶飲んで自殺未遂。
色々と哲学的な事も話し合っていた。
人は脳が発達した性で時々悪魔にも劣るような事をしたい衝動
があるとして、何故レイプが起きたのかという事に説明を
付けようとしていた。

ホームレス

キャメロンの元にやってきた外来患者。
セカンドオピニオンに来ただけかと思ったけど、実際には
死に場所を求めていた感じ。
生きた証を残したいとしてキャメロンの中に自分の存在を
刻ませようとする。その為に苦痛にゆがむ顔を見せ続ける
というのもなんだか変な話だったな。

8歳の子供

磁石を飲んでしまったという患者。ちゃっかり50ドルを受け取り
つつ更に治療を求めてやってきた。お腹にメスを近づけると
くっつくという光景。腸の辺りに流れている事を知って、
便と共に出てくる事を告げる。

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形
ステイシー・ワーナー (Sela Ward) ハウスの元彼女
ブレンダ・プレヴィン (Stephanie Venditto) 看護師

イブ (Katheryn Winnick) 大学生、レイプ被害者
--- (Geoffrey Lewis) Older Man
マルコ (Marco Pelaez) Hospital Pharmacist
--- (Nick Slatkin) Hiccupping Patient
ストーン (Michelle L. Gardner) 医師
--- (Randy Evans) Patient
--- (Bryna Weiss) Patient
--- (Michael Rivkin) Patient
--- (Jason Galloway) Patient
--- (Hope Shapiro) Patient
--- (Ray Chavez) Sick Patient
--- (Roger Ainslie) Nose Patient
--- (Todd Sandler) Ear Patient
--- (Kristen Glass) Beautiful Woman
--- (Sean Christopher Davis) Father
--- (George Williams) Doctor
--- (Drew Matthews) Kid
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse
--- (Joey Paul Gowdy) Obese Diabetic Patient
エディ (Joel David Moore)

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