Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン3)





Feb. 6, 2007
第13話 彼と家族の事情 Needle in a Haystack

脚本/David Foster
監督/Peter O'Fallon
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クリスマスが過ぎ、気温は激しく冷え込む中で、スティービー
リッパ
は彼女のリアと車の中でキスをする。警察官は車両が
停まっている事に不審に思い声を掛けてくるが、若者達が車の
中でイチャついているのを見て、10分後にまだここに車が停ま
っていたら両親に連絡するぞとからかう。リアは10分の間で
スティービーと身体の関係を持とうとして上着を脱ぎ始めるが、
突然スティービーは容体が悪化し呼吸困難に陥る。

ハウスはいつものように
プリンストン・プレインズボロ教育病
院へと車で向かうと、いつもの自分の特等席となっていた
病院の出入り口に最も近い駐車場が別人の専用駐車スペースに
なっている事を知る。プレートを見るとJウィットナー医師
書かれていた。ハウスは仕方なく自分のプレートの書かれた
場所に車を駐めると、水たまりの中に足を踏み入れてしまう。

ハウスが病院に来たことを知るとすぐにフォアマンが駆け付け
る。16歳の青年・スティービーが
呼吸困難で運ばれて来たとい
うのである。
外傷、アレルギー、喘息はなく、心電図や心エコーは正常だっ
たという。しかしハウスの関心は駐車スペースを奪ったウィッ
トナー医師とは何者かという事だった。キャメロンは車椅子の
先生だと告げる。
そんな中でもフォアマンはハウスに現在スティービーがERに
運ばれ胸水が溜まっている状態だと告げ、CT検査では腫瘍も
肺炎もないのだという。チェイスはコカインでもやっているの
ではいかと告げる。ハウスは配管に問題が有るのだとし、静脈の
造影検査をしろと告げる。

ハウスはウィットナー医師の元に行く。
すると相手もハウスの噂は聞いていた。ウィットナーは私が
入り口に近い場所をもらったと告げると、あそこは俺の場所だ
として返してくれという。ハウスは車椅子なのだから長い距離
を歩いても平気だろうとし、ウィットナーは杖ならば歩けるが
私は歩けないのだとして互いに自分の方があの場所に相応しい
事を主張する。

フォアマンはスティービーの元に電話しているが全く電話に
でない事を告げ、検査するには両親の同意が必要であることを
告げる。会議中で電話に出られないだけだろうとし、同意は
必要無いとするがそういう訳にはいかないというファオマン。
そうしているウチにスティービーは胸の上に重石があるみたい
だと訴え、心電計が警告音を鳴らし始める。
すぐに検査することになる。

検査する中で、スティービーは指先の感覚がおかしいことを
告げる。フォアマンは色々とその原因を語りかけると、スティ
ービーはフォアマンが語る医学的指摘に対して、的確に答え
る。医学の勉強をしているのか?とフォアマンは尋ねると、独学
で勉強しているという。公立に通っている事を告げるとフォア
マンは自分と同じ境遇だった事を思いだし、彼に好感を持つ。
造影の写真を一緒に見せる中で、
胸水が溜まっているのに出血
がまるでない
という不自然な状況だった。

チェイスとキャメロンはスティービーの指摘した自宅にいき、
呼吸困難になった環境的要因を探りに行く。
するとベッドルームにはマリーナロンという男女がいること
を知る。スティービーに話を聞いてきたのだとするが、二人
とも知らない人だという。
スティービーがウソの電話とウソの住所を教えていたことを
知る。するとリアは彼は放浪民だと語る。

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■ハウス

自分専用の障害者用の駐車スペースを奪われたということで
取り返そうとするもの。
この病院にも車椅子の医師が居たのねという感じ。
車いすの方が杖よりも楽だとして言い争う姿はホント子供
みたいだけど、43mの歩行を巡り争う中には僅かな距離でも
やはり健常者とは感じ方は違うのだろうね。
ニューヨークマラソン6連覇は車いすの男だぞと語る所が
笑えた。

ウィットナーが車いすでやってると通せんぼするようにして
ハウスが車いすで邪魔したり、手術室では階段を車椅子で
下りる姿。また駐車場で車いすを使って滑って楽しむ姿。
助手席のドアを上手い事ブレーキを使って閉じる辺りが笑えた。
カッディ先生の胸の谷間が見られなくなったがお尻は良い角度
でみられるとする恒例のセクハラネタ有り、カッディがCカッ
プではない事を見抜いたとした際には、ウィットナー先生が
カッディ先生の胸は綺麗みたいな事を口にしていたので、
レズっ毛が有って何らかのカッディとの繋がりがあるのかと
思った。

■カッディ、ウィルソン

あんまり登場シーンは少なかったけど、ウィルソンとは男子
トイレで遭うシーンが印象的だったかな。
ハウスがズルしようとするも見てるからなみたいな感じで
ウィルソンはハウスに告げる。
カッディは今回はハウスに一週間の車いす生活をすればまた
元の駐車スペースを与えるようなニュアンスを語っていたけど
結局ハウスが、俺に罰を与えたいからと言っても嘘をつくこと
はないとして同情と罪悪感を植え付ける辺りが笑えた。


■フォアマン

今回の患者は嘘をつくというハウスが日頃から口にしている
格言そのまんまの男性だった。
ハウスの下で働くようになってきて徐々にルールを無視する
行動力がフォアマンには備わってきた感じだね。
それに協力するハウス先生。


■今回の患者

スティービー

文明を拒否しているようなアーミッシュのような家族だった
ね。フォアマンは自分の境遇に似ているとして同情し、手を
手をさしのべようとしていたけど、家族とする事を自ら
選んだ感じ。集まってくる人たちの姿を見るとファミリー感
溢れていた。フォアマンたちの事を指してみんな独り身だと
指摘していた。キャリアと家庭を両立するのは難しいのか。

病変の推移

冒頭では胸水が溜まっているだけだったけど、肝臓が悪くなり、
肝臓を治療していると今度は膀胱が悪化していく。
結果的には爪楊枝が刺さっていただけだったけど、薬や治療に
よってこんなにも大変な事態になってしまうところがある意味
怖かった。腸を引きずり出して病変を探るシーンは相当グロ
かった。

結果的に文明を否定していた両親の言っている事が全て正しい
という辺りがとても皮肉な感じだった。

リア役のJessy Schram

ヴェロニカ・マーズでローガンと恋人関係になる整形外科医
の娘ハナ・グリフィスを演じた彼女。スピルバーグが製作総指揮
をした「フォーリング スカイズ」ではマサチューセット市民軍
の第二連隊に所属し、捕らわれて洗脳されたカレン役を演じた。

■使用された曲

・Zero 7の"In the Waiting Line"
・Wayne Jonesの"How Does It Feel"

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形
ステイシー・ワーナー (Sela Ward) ハウスの元彼女
ブレンダ・プレヴィン (Stephanie Venditto) 看護師

スティービー・リパ (Jake Richardson) 16歳、
ジュリア・ウィットナー (Wendy Makkena) 医師
ジュディ・リパ (Arabella Field) 母
リア (Jessy Schram) スティビーの彼女
ロン・シンプソン (Ron Perkins) 医師
フランクリン・リパ (Rob Brownstein) 父
マリーナ (Sandra Purpuro) スティービーがウソを教えた家
ロン (David Kelsey) スティービーがウソを教えた家
ケイト (Tasha Taylor)
--- (Antonio D. Charity) Police Officer
--- (Hira Ambrosino) Anesthesiologist
ジャック (Tyrace Richardson)
--- (Joni Barth) Patron
--- (Maxine Hayden) Patron
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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