Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン3)




 

Apr. 17, 2007
第19話 早熟 Act Your Age

脚本/Sara Hess
監督/Daniel Sackheim
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父親のデランは、8歳の息子・ジャスパーと6歳の娘・ルーシー
を学校までむかえに行く。ジャスパーがまたケンカしたという
事で保育士のジェニーは鼻血の出血を抑えるためにジャスパー
の鼻に布を当てて圧迫止血する。猿みたいに臭いと言われて
ケンカしたのだとすると、父デランは風呂にも入らないのだか
らそう言われても仕方がないと息子に語る。10分以上前から
出血している事を聞いて、救急車を呼ぶことになるが、ジャス
パーの血は収まる。しかしルーシーが突然倒れてしまう。

ハウスが診察しているところにカッディがやってくる。
ハウスは彼女を追い返そうとするが、
収縮性心膜炎の幼稚園児
が運ばれて来たとして診察を求める。
石灰化していて血圧も
上昇している
ので手術をしていると。今まで健康だったのが
突然容体が悪化したのだという。ハウスは手術しているので
有ればやることはないとするが、今のウチに血液検査をして
くれという。

それを受けてハウスは、部下たちにアミロイドーシス、サルコ
イドーシス、ヘモクロマトーシス、など"シス"がつく病気の
検査を調べろと丸投げする。フォアマンやチェイスは、コウサ
ッキーウィルスやパルポウィルスB19やサイトメガロウィルス
も疑うべきではないかという。キャメロンはバクテリア感染
や結核も疑うべきではないと。脱水症状を起こして今の状況
に陥っているのではないかと。しかしチェイスが反論している
のを見てフォアマンは
もう二人は寝ていないという事かと真理
を突く。チェイスは
どうせ検査してもバカ呼ばわりされるだけ
なので帰る
と言って出て行ってしまう。

翌朝、ハウスが到着するが結局病気の原因特定には至らない
事を知ってキャメロンとフォアマンをバカ扱いする。チェイス
は病理報告として、ルーシーは
心膜に肉芽腫が発見されたとし
真菌感染だという。フォアマンたちはチェイスが検査もせず
帰宅したことに対してハウスに告げ口するが、寧ろハウスは
チェイスの手際の良さを誉める。真菌を特定しろとし、その為
にリンパ節の生検だと語る。キャメロンとチェイスの二人で
調べろという。

ルーシーに注射する中で、キャメロンたちはデランに対して
病状を説明する。恐らく湿気のある所で感染したのではないか
というものだった。母親が去年脳腫瘍で死んだのだという。
注射した後にルーシーは人形のウサちゃんを取って欲しいと
手を伸ばすが、複数羽居ると告げる。
複視と呼ばれる状態だった。

細隙灯検査で前眼房が腫れているという。ブトウ膜炎だった。
真菌じゃなくリンパ節でもないことは明らかになる。
フォアマンは複視 + 締め付けられた心臓は
自己免疫疾患だと
いう。SLEや川崎病だろうというと、ハウスは彼女の膝を調べた
かと問う。6歳児ならば傷だらけのハズであり関節炎を患って
いるハズだという。
若年性関節リウマチだという。抗核抗体を
調べろとし、それまでステロイドを投与する事を指示する。

ハウスはウィルソンに遭うと、
演劇のチケットが二人分ある
という。ハウスはお前にやるという。
ハウスは外来患者・エディを診ていた。
尿検査をするというと、エディは人前では尿はしない主義なんだ
として家で尿を採取してくるという。

フォアマンはデランに対して、多分自己免疫疾患だろうと説明
する中、突然ルーシーの容体が急変する。なんと
脳卒中
起こしていたのである。
中大脳動脈の血栓が原因だった。
血栓を融解するのが第一だという。更に関節炎と心疾患とは
一体何なのか。リウマチではこんな状況にはならないという。
赤血球増加症ではないか?とすると、ハウスは何故血が濃くなっ
たのか?と尋ねる。酸素が不足しているからだとすると、その
原因は一酸化炭素やタバコが原因だという。父親はタバコは
吸わないと言っていたというが、ハウスは話は当てにならない
とし、チェイスとキャメロンに自宅を調べてこいと語る。
フォアマンに対しては、ヒドロキシラレアを投与して赤血球の
増加を抑えて、血を抜いて置けという。

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■ハウス&ウィルソン&カッディ

今回のハウスはウィルソンがカッディとデートしたことを知って
一人心配し、嫉妬する姿が有った。ハウスが珍しく感情を
露わにした感じ。

ウィルソンに対して花束が贈られてくる。
"okもう一度XXをやりましょう リサ"とカードが入っていた。
カッディからのものだと思ったが実際にはハウスが彼に贈った
もので、反応を見てウィルソンの気持ちを確かめたようだ。

ラストでは年相応の相手と付き合うのが一番だとするカッディ
に対してハウスが彼女を演劇に誘おうとしている姿が有った。
今更ながらカッディ先生ってリサって名前だったのねと。


■フォアマン、チェイス、キャメロン

チェイスがキャメロンに真剣交際を申し込んだ為に二人の関係
が終わる。会話を通して二人が別れたことをフォアマンが
悟る辺りが笑えた。

患者の8歳の男児がキャメロンのお尻をみて欲情する姿。
そして実際に交際を申し込むわ、お尻を触るわで、子供の特権
をフル活用。
キャメロンもまた男児から贈られた花束(別の入院患者から盗
んできたもの)を見て、チェイスに見せつけるようにして男児に
キスする所を見ると、気を引こうとする意図が有ったのか。



■今回の患者

ジャスパー&ジェニー

ジャスパーの容体が悪いのかと思わせ、ジェニーの容体が
悪化していくというもの。
結論から言うと父親が年下の彼女と付き合うために勃起増強ク
リームであるテストステロンを塗った手で子供たちに触れた
為に、子供たちの成長ホルモンを狂わせてしまったようだ。
そんなクリーム一つで、脳卒中とか膵臓嚢胞とか、血栓ができ
たりするところなど凄かったな。
またジャスパーが怒りっぽくなったのもそれが原因だったよう
だ。
6歳にして生理が始まったというのだからある意味凄いね。

遺伝性を疑い、そして父親の虐待を疑い・・・ついには下垂体腺腫
だとして脳を切り開こうとする姿があった。それを主導したのは
キャメロンだったけど、キャメロンの行動は全部裏目に出ていた
な。ハウスもキャメロンが環境的要因だとした際には全然
相手にしていなかった感じだし。

エディ

外来としてやってきた患者。
保険に入っていない女性の体を検査させる為に変わり身となって
診察を受けに来る。
妊娠している事を知ることになるけど、妊娠していなかったら
ハウスも別人のものだという事が分かったのだろうか?

■使用された曲

・Alison Sudolの"Hope for the Hopeless"

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

デラン (Erich Anderson) 父親
ジェニー (Carla Gallo) 保育士
エディ (Joel David Moore) 外来に来る患者
ルーシー (Bailee Madison) 6歳児、長女
ジャスパー (Slade Pearce) 8歳児、長男、キャメロンに好意
--- (Ellery Sprayberry) Girl
--- (Marcus Folmar) Security Guard
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse
--- (Tonya Davis) Nurse


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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