Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン4)

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Nov. 6, 2007
第6話 極秘ミッション Whatever It Takes

脚本/Thomas L. Moran
監督/Juan Jose Campanella
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ドラックスターレース。
新人王のケーシー・フルフォンゾと全米9度優勝を果たした

トニー・フーパーの対決。ケーシーはメカニックをしている
父親ルーに励まされ、コクピットに座りスタートの時を待つ。
すごい勢いでスタートしたレースは見事ケーシーが勝利する。
しかしインタビューを受けている際にケーシーは体調不良で
倒れてしまう。ルーは急いで救急車を呼ぶよう要求する。

講義室ではチームハウスが今回担当する患者について会話していた。
どの患者を診ていくのか。
サーティーンは68歳の男性の件を引き合いに出す。
ハウスはウィルソンの昼飯を朝飯として食べながら
話を聞いていた。アンバーは赤ちゃんの蕁麻疹を取り上げない
か?と告げる。タラブは女子大生の症例を引き合いに出す。
しかしフォアマンは
ハウスは面白い患者しか引き受けないので
診断する患者は既に決まっている
のだろうという。
担当するのはスピードレーサー、
ケーシーで、発作に加えて
視覚と聴覚に異常が有るという人物
だった。
ドラッグスターで加速はスペースシャトルの上をいくレース
をしているドライバーだという。検査結果を見る限りでは
脱水症だと告げると、ハウスはそれならば
熱中症だなと
いう。
そんな中、突然講義室にはスミスと名乗るものが現れハウス
に内密に話がしたいという。ハウスはもしも患者が熱中症
ならば午後は休みだとし、とりあえずそれ以外の可能性も
考えておけとつげ、リーダーはフォアマンに任せるという。

スミスは自らを
CIA局員だという。
CIA局員の一人が病気で任務から戻った事を告げ、恐らく
毒を
盛られて消されるところだった
のだという。治療に協力して
欲しいという。

一方フォアマンのトップとしてチームでは病気の可能性に
ついて色々と話し合っていた。遺伝性脳障害、一過性脳虚血、
腫瘍随伴症候群、フィシング症候群、カルシウム欠損など。
とりあえず神経検査と脳のMRIを取ろうという。

ハウスはスミスが警察官ではないかと感じ、警察官のモノマネ
をヴィレッジピープルに取られたからってCIAだとするのは
無理がある事だろうとつげ、信じるバカは居ないという。しかし
病院の屋上にはヘリコプターが待機していた。

ブレナンとフォアマンは、患者の元に行き、発作の前に吐き気
は無かったか?と問う。座骨神経痛や脊椎損傷などは無いのか?
と問うがケーシーはそれを否定。ブレナンは突然、
深部腱反射
が弱い
という。フォアマンは一応MRIをしようと告げると、
私は時速480kmの世界で戦っているので意識を保てないと終わり
なんだとつげると、フォアマンは多分熱中症だと語る。
CTにも病歴にも問題はないと語る。しかしブレナンはあくまで
深部腱反射が弱いとして、ミラーフィッシャー症候群かも
しれないことを語る。
そんな中サーティーンは患者がまた発作を起こしている事を
つげ今度は垂直眼脈を起こしている事を語る。
ミラーフィッシャー症候群ならば呼吸不全を起こす可能性も
あるとし、明らかな問題があるという。血漿交換療法を行う
というフォアマン。するとケーシーやルーはフォアマンに
対してその場しのぎの医者にしか見えない事を告げ、担当医
のハウスはどこに行ったのか?と問う。

ハウスはCIAの病院施設に来ていた。
ドラマ「24」には劣るなと告げる中、スミスからサミラ・タージ
医師とメイヨーのシドニー・カーティス医師を紹介する。
医師同士で協力して担当しなければならないという。
ハウスはカーティスの名前を聞くと
"カーティスの免疫学"
著者か?と問う。本を読んでくれたのかと問うカーティスに
ぐらついているピアノの下敷きにしていると語る。

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■ハウス&ウィルソン

冒頭からハウスがウィルソンのランチを食べている姿が有った。
何処までやりたい放題なんだって感じのハウス。
そんなハウスが今回CIAに治療の協力を要請されて、意外と
あっさりと付いていく所が意外でもあった。
珍しい物好きってところがあるのか。
ドラッグレースをしているレーサーを治した後に乗せてもらう
んだみたいなノリもあったしね。

ウィルソンとの絡みはあんまり無かったけど、患者のジョン
が放射線宿酔で死にかけているとした際に、化学治療の専門医
に話が聞きたいとするサミラに対して、俺の腰巾着に腫瘍科医が
居るとして、会話した流れが面白かった。
ワルデンシュトレーム型の最新治療について尋ね、CIAにいる
という説明に信じない彼に、ウィルソン側から電話させて
信じさせていた。

衛星でスッディのアソコを監視していて侵攻するつもりらしい
ぞと語る姿が有った。

ウィルソンのことをガジェット警部扱いする姿もあった。

■ハウス&カッディ

ハウスが病院にいない件でカッディはウィルソンに聞きに来る。
CIAにいる事を正直に話したのに信じてもらえず、嘘付いた
罪は重いとして、結局ハウスよりも厳しい罰則がウィルソン
に与えられてしまった。
ただ最後にカッディがハウスの前に現れ直接何処に行っていた
のか尋ねた際にハンプトンで金持ち相手に治療していたとした
時には一度は信じたのかと思わせつつ、ンナ訳ないと自ら
突っ込んでいたカッディが笑えた。


■その他

・キャメロン、チェイス、フォアマン

相変わらずキャメロンを頼ってくる研修医たちが多いね。
特にアンバーはキャメロンを必ず利用しようとする。
フォアマンはキャメロンに他人の担当する患者に口出しするなと
して忠告しに行く姿。キャメロンはそんなフォアマンの行動に
対して私は診断を手伝っただけだとしてチェイスに愚痴りに行く
と、チェイスからは診断ではなく如何にフォアマンを扱うのか
指導しただけだと語られていた。
肝心のチェイスは相変わらずハウスを対象とした賭けに精を出して
いた。



■今回の患者

ジョン

スミスという謎のCIA局員にハウスが連れてこられて行った先にいた患者。
詳しいことは全て機密だなんだと言われてまともに情報を与えられない
中で、ハウスとサミラ、そしてカーティス医師の三人でジョンという
患者を治療していく。「X-ファイル」がどうとかエイリアンがどうとか
「24」がどうとか突っ込んでいたけど、ハウス先生、医療ドラマ以外にも
よく見ているんだね。
重金属、毒物、感染症の検査を6回したけど検出されず、CIAの見解では
任務の過程で毒を飲まされたのではないかと疑っていた。栗を沢山食べて
いたという情報から、トチの実には毒があるのではないかとするカーティス
に対してリス解放軍と争うのはごめんだみたいなジョークも飛ばしていた。

11ヶ月ボリビアにいたという情報。
俺のメードを殺そうとしていたのか?とハウスはCIAというと暗殺とか殺し
のイメージしかないらしい。「口紅に毒を塗り死のキスを行うが、何で
自分は死なないんだ?」と死にそうなジョンに質問をぶつけている姿も
あった。

ハウスはやたらとサミラ医師をナンパしようとして色々とアクションを
示していた。もうこんなヤツ放っておいてメキシコにトリップしようとか、
CIAの拷問のテクを味せてくれとか、オレのペニスにはタマタマ空きが
有るぞとして(ハウスによると病院に空きがあると言いたかったようだ)
完全に滑りまくる姿が合った。

結果的にハウスの誤診かに思われ、カーティスからハウスのせいで放射線
治療の開始が遅れたから助からないのだとされるが、冬虫夏草という
中国漢方の力を借りるまでに至ハウス。
しかし実際には40日に渡るカーニバルに参加していたということを聞いて
ボリビアではなくブラジルに居たことが分かり、クリとはパラ州のクリ
のことでブラジルナッツを食べていた事が判明。その中にはセレンが含まれ
過剰摂取すると疲労感、吐き気、皮膚炎、爪の下からの膿、脱毛を
起こすことが判明する。豆中毒の効果の高いキレート療法を使って回復
させた。


ケーシー

ハウスが抜ける中フォアマンが主導で治療する患者。
フォアマンは他の医師たちがご褒美目当てで治療をしようとしていると
して非難。当初熱中症ではないかとしていたところから始まり、
ミラーフィッシャー症候群となったり、相変わらず見解は定まらない。
多発性硬化症かSLEかと意見が分かれて、同時に二つの治療は出来ない事
を知ってタウブとアンバーはSLEだと踏んで救命のキャメロンの元に駆け寄る。
キャメロンは患者を第一に考える人なので、一番正しい診断をすると
考えたようだ。

ただ併用治療したせいで効果が薄く、下半身麻痺が起きたために、
またまた病状は変化。ウィルソンと対立していたブレナンはポリオだと
判断、ウィルソンはボツリヌス中毒ではないかとしてますます対立は深まる。

ポリオならばビタミンCを大量摂取すると治るかもしれない実験段階の
治療法があるとしてブレナンが提案していた。

フォアマンは自分のミスで、研修生たちが語っていたように自分は力を
誇示しようとしていただけではないかとする反省を述べていたけど、
実際にはブレナンが人体実験をしようとしていたようで、ポリオは不治の
病であり、ブレナンが最初の検査の結果を偽っていたことが判明。
その後タリウムを注入して、病気を悪化させていたらしい。
ハウス先生はオレだって鬱病をジントニックウオーターで治したと皮肉を
告げる中、ブレナンがしでかしたカラクリのトリックをあっさりと見破って
いるところは見事だった。

サミラが参戦することになるけど、彼女の出演は6話と7話だけのようだ。

■使用された曲

・Salt-N-Pepa & En VogueのWhatta Man


■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

アンバー・ボラキス (Anne Dudek) 性悪女
ジェフリー・コール (Edi Gathegi) "BIG LOVE"、モルモン教、子
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
サーティーン (Olivia Wilde) ERから来た医者
トラヴィス・ブレナン (Andy Comeau) 国境なき医師団

ケーシー・アルフォンゾ (Amy Dudgeon) レーサー
ルー (Thomas F. Wilson) ケーシーの父
シドニー・カーティス (Holmes Osborne) メイヨーの医師
スミス (Chad Willett) CIA捜査官
ジョン (Joel Bissonnette) 患者、CIA捜査官
サミラ・タージ (Michael Michele) CIA付き、医師
--- (Nick Warnock) Reporter
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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