Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン4)

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/723




 

Nov. 6, 2007
第7話 美女と野獣 Ugly

脚本/Thomas L. Moran
監督/Juan Jose Campanella
--------------------------------------------------------
ジョー・アーノルドと息子のケニーは駅に降り立つ。
すると突然少女のジェニーがケニーの顔を見て叫び出す。
ジェニーの父はケニーに対して済まないと謝罪する。
ケニーの額は
前頭鼻骨脳瘤というものを患っており、顔の原型
を留めていなかった為に、少女には怖いものとして見えたので
ある。仕方がないとし、36時間後、僕は新たな生活が出来るように
なるという。ダーネルはケニー親子のことを
密着で取材していた。

前頭鼻骨脳瘤の患者が運ばれてきたとして、チェイスら形成外
科チームはテレビカメラを意識しつつ、どのような手術をする
のか説明する中で、突然ケニーは
まだ何もしていないにも
関わらず心室細動
を起こす。

カッディから患者は10歳代、再建手術に来た患者が原因不明の
心室細動を起こしたことを告げる。ペーシングワイヤーを挿入
して心拍を回復させたが、房室ブロックを起こした理由が分か
らないとして、このままでは手術は出来ないと
いう。ハウスはカッディからの話を聞きつつもカメラのことが
気になっていた。俺は
「パッチアダムス」を見て医者になろう
としたんだと告げる中、ハウスはカッディと二人きりになり、
カメラの件で文句を告げる。しかし私が好きで引き受けたと
思うのかとし、尻や胸へのあなたの皮肉なコメントが世界中に
流されるのだという。これは病院のPRになるんじゃないのか
というと、カッディがカメラを意識してオープンブラをつけて
乳首を立たせているのも計算だろうという。これは寒さで
立っているだけだという。カメラが回れば誰でもおかしくなる
とし、部下たちにも影響が出るという。しかし制作会社は
密着取材の変わりに手術費用を出すのだという。

ハウスはカッディのオフィスから出ると、カメラの前で
カッディが髭の脱毛をしていると嘘を吹き込む。

いつもの講義室でのコンサルに於いて、タージという医師が
居ることにコールやアンバーは異議を唱える。ハウスに
対して正式に採用するのか?と問うと、アンバーはフォアマン
が居るので残る枠は一つになるとして益々採用枠が減るのを嘆く。

今回の患者は16歳少年で第二度房室ブロックで心停止した
患者だと告げる。まだフォアマンが来ていないというサーティ
ーンたち。
ハウスはカメラが気になる為に金属の立ち入りが禁止される
MRI検査室にいきコンサルをする。アンバーはタージの存在が
気になり何で彼女を雇ったのかと問うが、医療に詳しいから
だと告げられる。

前頭鼻骨脳瘤で正中線上に頭蓋裂がある患者について、
なぜ心室細動が起きたのか部下たちに話をさせる。
「頭がデカイので頭蓋内圧の上昇ではないか?」
「元々先天性の心臓疾患があったのではないか?」
と次々と意見を出す中、アンバーは相変わらずタージが
割り込みしてきたのは不公平だとハウスに唱える。
しかし公平なんて期待するなというハウスは人間なんて不条理
なものだとバッサリ切り捨てる。
「感染症の心内膜炎ではないか?」というコール。「患者は人工
心臓弁ではないから静注麻薬のせいでは?」とサーティーン。
ハウスは薬は当たりだが静注麻薬ではなくフロンだろうと告げ
鼻の下に黒い凍傷が見られるという。しかし「黒色表皮種かも」
しれないとし頬と額に同様の状態が見られるという。ハウスは
核医学検査をやる様指示し、心臓に瘢痕が見られるかもしれない
事を語る。
タージはハウスに対して、私は正式採用されたのか?と問うと、
正式なオファーだと思ったからこそCIAを辞めてきたのだと
語る。ハウスは正式にオファーしたものだと語るが・・・

ハウスはウィルソンのオフィスを尋ねると、見かけ倒しだった
かもしれない事を語る。ウィルソンは使えないのであれば
首にしろという。天下のCIAなのに出来ないなんてあり得ないと
するが、
ピッグス湾では大失敗だっただろうというウィルソン。
相手はCカップなのかDカップなのか?と問うウィルソンに対して
ハウスは俺がオファーを出してCIAを辞めさせたのだと語る。
お前をそんなにまでさせた女性の顔を一度は拝まないといけない
なと語る。

タウブはジョーに対して息子・ケニーがフロンの薬物を使用
しているのではないかと尋ねる。ケニーが薬物に走る訳が
ないと否定するが、カメラの前でタウブは"ハウス先生が"
フロンを使用していると診断したのだと語る。我が子に限って
それはないと感じている親ばか状態なのではないか?と問う。

検査室でカトナーはケニーに薬物を使用するのは仕方がない
と告げ、僕も君ほど酷くはなかったが使用していたような事を
口にしてしまう。思わず酷い言い方をしたとして、傷つける
意図は無い事を語るが、カトナーが取り繕うほどに相手に
失礼な言い方になってしまう。その様子は逐一映像として
写されていた。

--------------------------------------------------------

■ハウス&ウィルソン

今回のテーマは見た目で物ははかれないということを描いた
ものだった。それ故にタイトルにある患者の患部の醜さと
共に、美しさの側に立つタージを見ても、医師としての視点に
狂いが生じてしまうということを端的に示したものだった。

ハウスは今回美人を雇うことで、自分の診断に誤りが出ている
事についてウィルソンに相談する姿が有った。

また美人だがCIAで見たときとはまるで違い、実際には思った
程に医療的スキルが無い事を知って、どうすべきかを
問うていく。

ハウスが雇ったのは容姿に見とれた為のものだと言い切って
しまうウィルソンも凄いが、ハウスもそれだけ人の子だという
ところなのか。

一緒になってVTRを見る姿が有ったけど、ウィルソンってハウス
の部下たちを今まで一度も見たことが無かったんですね。
サーティーンの姿をVTRで見て驚いている姿が有ったのは驚き
だったかも。サーティーンはかわいいじゃないかという問いかけ
に人を殺した女だぞと語り、アンバーに関してはくそ女だと
語っていた。

なぜキャメロンには普通に接していられたのかと考えるハウス。
今となってはそれも疑わしいとハウスとしては落ち込んでいた
様子。


■ハウス&カッディ

ハウスが担当する患者には密着のカメラマンが入ることで、
診断に邪魔になり、部下たちも気が散るだろうとして、
カッディを責める姿が合った。しかしカメラが入れば、治療費が
出るのだとして、理解を求める。そんなカッディのことを
密かにそしてカメラマンたちには悪口を吹き込んでいる姿が印象
的だった。

最後にできあがったVTRを見ると、ハウス先生は完全なる
善人として取り上げられており、ハウスとしては違和感が
有って差し押さえしようとしていたけど、ハウスは良い先生だと
見られるのを良しと思っていないのかな。
編集された映像を見て、マイケル・ムーア監督の映画も怪しいモン
だなと告げるハウス先生。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

キャロメンに対してカメラが向く。
ハウスとは三年半の間チームとしてやってきた事に関して、
色々と質問され、ハウスは好きだと語ったことに関して、
色々と取り繕う姿が有った。側にいるのが好きなんだと言い聞か
せていたけど、改めて好きだということを実感したのだろうか?

フォアマンは今回ハウスがタージの発言に対して正確に判断
出来ない為にセーブする役目として活躍。ハウスが俺の
診断は正しいか?みたいにフォアマンを頼る姿が印象的だった。
またクビを宣告されたタウブに対してフォアマンはアドバイス
し、ハウスは失敗しても良いアイディアを出せば帳消しになる
と告げる。


今回チェイスはあんまり目立たなかったね。


サバイバル戦

国境なき医師団に参加していたブレナンが退場したことで
チームは、アンバー、コール、タウブ、カトナー、サーティー
ンに絞られることになった。しかし前回はフォアマン、そして
今回はタージが加わることで、最初から参加していた部下たち
は不満たらたら。特にアンバーは不平不満を語って居る姿が
有ったけど、その心配は杞憂に終わった感じだったね。

タウブは今回ハウスが否定する頭蓋内圧をずっと疑っており、
ハウスと衝突。ただカメラの手前なかなか言えず、ハウスの
口のうまさに言いくるまれて恥をかくだけだとして、当初は
黙っていたけど、色々と対峙する姿が合った。

ハウスが突然タウブの元職場に行って医師から、なぜ今の仕事
を辞めたのかを問うシーンが唐突ながら有った。
ナースと浮気して、それを隠すために4カラットのダイヤを
使ったという事をばらされていた。

妻を愛していること。そして反抗したのは単純にハウスが
間違っていると思ったからだとしたことで、キャリアよりも
守りたいものが有るというタウブを残すことにする。
そんなタウブを小さな種馬と称していたところも面白かった。

■今回の患者

ケニー

前頭鼻骨脳瘤というタンコブのようなものが出来た患者。
今まで16年間ずっと周りから変な目で見られてきたことに関して
傷ついた心を通り越して相当開き直るしかない状況だった。
ネタ的には"俺は動物ではない、人間なんだ!"という台詞が印象的な
映画「エレファント・マン」状態で、その訴えは切実なものが
有った感じ。

問題は形成外科手術で治せるものかと思ったけど、房室ブロック
が突如起きたことで、その原因は何かが分からない限りは手術は
出来ないというもの。

ステロイド使用を巡って、使用すれば整形治療が遅れるとして
タウブは反対。また小指が痙攣する症状が出た際には、タウブは
アセトアミノフェンのせいであり既に治っている事を告げ、
全てはペーシングワイヤーを抜けば真相が分かるとしていた。
何か起きれば心臓がまた止まるという中、カトナーは除細動の
プロだみたいな言いぐさが笑えた。


■使用された曲

・Joseph ArthurのMy Home Is In Your Head


■検索用キーワード

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

アンバー・ボラキス (Anne Dudek) 性悪女
ジェフリー・コール (Edi Gathegi) "BIG LOVE"、モルモン教、子
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
サーティーン (Olivia Wilde) ERから来た医者

ケニー (Khleo Thomas) 前頭鼻骨脳瘤の患者
ダーネル (Laurie Fortier) 取材の女性
ジョー (Michael Whaley) ケニーの父
--- (David Campbell) Plastic Surgeon
--- (Michael Adler) E.R. Patient
サミラ・タージ (Michael Michele) 医師
--- (Adam Pilver) Cranio Surgeon
--- (David Um Nakase) Physician
--- (Mandy Schneider) Pretty Woman
--- (Troy Vincent) Father
ジェニー (Lily Howe) 駅で悲鳴を上げる少女
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system