Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン4)

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Nov. 27, 2007
第9話 ゲームオーバー Games

脚本/Eli Attie
監督/Deran Sarafian
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イアン、クリス、ジミー・クイッド、フレッドはジャンキーで
ありそしてパンクロックバンドのメンバーだった。イアンは
自分たちの前に演奏しているバンドたちの様子を偵察に行く中、
ティアドロップの復刻版ギターを持っているところ、クイッド
はそのギターを突然地面に引きずり傷つける。イアンはクイッド
を殴る中、いよいよ本番がやってくる。しかしクイッドは突然
体調が悪くなり、吐血して倒れるのだった。

ハウスは一人でテレビドラマを見ていると、カッディがやって
くる。ドアには貸し切りだと書いておいただろうと告げると
カッディは10日前に採用者を決定すると約束していたでしょと
告げハウスに早く2人に絞るよう告げる。ハウスは今見ている
ドラマの主人公・ルイサ・マリアは4つ子を養子にするか迷って
いるんだと告げ、結局のところ4人とも引き取るんだという。
ハウスはウチも4人(サーティーン、アンバー、タウブ、カトナー)
を雇うということで良いのではないか?とするが、カッディは
金曜日までに2人に絞りなさいと告げ、採用試験を始めてから
二ヶ月も経過している事を指摘する。金曜日までに決められな
ければハウスの給料から天引きする事を告げ、駐車場もE区画
にするという。

ハウスはERで働くキャメロンの元にいくと、珍しい患者はいない
かと問う。またゲームに使う患者なのかと問うと、ハウスは
ペチャパイ(キャメロン)の後任には誰が良いか?と問う。
キャメロンはジミーというパンクロッカーが運ばれている事を
告げる。
外傷にリストカット、熱、関節痛、肺の過膨張、倦怠感に貧血
血便に血尿の患者だとし、診断天国だという。血中からは
アルコール以外にコカイン、アンフエタミン、アヘンが検出
され38歳まで生きているのが不思議な患者だと告げる。

ハウスは4人が集まっている講義室の中で、ジミーの患者のこと
を語る。それを聞いたフォアマンは原因は外傷にドラッグ、そして
負け犬だという。ハウスはこれが最後のテストであり、症状を
当てたら採用するし、がんばれはもう一人採用枠がある事を告げる。
カトナーは心内膜炎、サーティーンは肺からの出血性病変、
アンバーは閉塞性細気管支炎、タウブは心内膜炎だろうという。
カトナーは僕の所見と同じじゃないかとすると、それならば
細菌性髄膜炎ではないかと告げる。フォアマンは単なるドラッグ
だとするが、ドラッグにしては症状が出すぎていることを告げ
疾患が隠れている可能性が高い事を告げ、検査するよう告げる。
しかしフォアマンは禁断症状で血を吐いたばかりなので生検する
なんて危険だと非難する。ハウスはそれならば診断につき検査
は一環だという。アンバーは気管支鏡検査をすべきだとすると、
ハウスは目玉の模型を手渡し、これを持つ者が検査できるのだと
語る。フォアマンは採用をゲームで決めるなんて不謹慎だとするが
ハウスは今日はフォアマンは必要ないので別のところで遊んでいろ
と告げる。

ハウスはウィルソンのオフィスを訪ねると、アンバーのことを
どう思うか?と問う。しかしウィルソンはそれどころではなく、
患者の診断をしくじった事を告げる。三ヶ月前に中年男性の
マッケンナに腺ガンを告知し余命半年だと告げたが悪化すること
なく再検査で生検した結果、偽陽性だったという。滑石吸引に
よる無害な病変だったという。ハウスは「面白いな」と告げると
いつも面白いというのなというウィルソン。普通ならば良かった
と話すべきところだとすると、ハウスは好奇心から面白いと言った
のでありどこが悪いんだと告げる。

サーティーンはアンバーの元へ。
患者はトイレに行っているのだという。サーティーンはアンバー
に対してなぜドラッグだと思うのか?と問うと、診断書をみれば
明らかだという。サーティーンはタバコの禁断症状を持っている
患者に酸素を持たせるなんて馬鹿だと告げると、案の定トイレ
の中で軽い爆発音がする。

ウィルソンはマッケンナに改めて診断がミスだったことを話そう
としているところ、ハウスがオフィスにやってくる。腺ガンは
診断ミスだったとすると、患者は困るという。ようやく家の買い手
が見つかったところで、サヨナラパーティーを三度行い、ベネチア
行きの航空券も買ったところだという。家を売らないことにしても
ブローカーには6千ドルも払わねばならず、無一文である事を告げる。
ひどい知らせだとすると、患者は診察室から出て行く。
ウィルソンはがんではないと知ったのにどういう反応なのか?
と問い、命よりも金が大事なのか?とハウスに問うとそれだけじゃな
いだろうと告げる。
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今回はそれぞれに持つ生き甲斐、そして生の実感について描かれた。
どうしている時がその人にとって幸せなことなのか。
人それぞれの価値観がぶつかる中で、いよいよハウスが選考していた
チームのメンバーが決まるのだった。

■ハウス&ウィルソン

今回のウィルソンとの関わりは、ウィルソンが患者を誤診し
てガンだと告知してしまったことで、一人の人生にちょっぴり
生きた実感を与えてしまい、その特権を奪われることでの
喪失感から患者から変な訴えがあるという場面に立ち会うと
いうものだった。ハウス先生がウィルソンの金を当てにして
いて、患者に払う必要のない金を払う事への違和感を唱えて
いたけど、ただ余命宣告を受けたことでの不利益というのは
当然存在していきそうなので、訴えられてもおかしくはない
ような気がする。でもその訴えがまた歪だったね。
ハウス先生のジャイアンの様な主張が笑えた。
お前の物は全ておれのもの的主張。
それを知ったウィルソンからは支配力の塊だと表現され、
ゲームをしているのもハウスが親的立場だからだとされていた。
支配できないものを恐れているのだとするウィルソンに
対して、ハウスは寧ろウィルソンは何にでも責任を取ろうと
していることを指摘。
死ぬのは簡単だが生きるのは辛いのだとして、ハウスには
患者に対する心遣いをすべき事を主張していた。

■ハウス&カッディ

相変わらずカッディ先生との駆け引きは面白い。
ただセクハラネタには発展しなかったのがまたちょっぴり
物足りなかったか。
冒頭からカッディに早くチームを決めろとせかされ、
ハウスとしては4人から一向に絞りきれないようで、ハウス
としては金さえ有ればこの4人を雇いたい様子。

途中で脳の生検をしたいとした際にハウスとカッディが
互いのニュアンスはまるで違うけど、顔をふるわせ有って
いたシーンが面白すぎた。

今日も相変わらずムッツリ顔だなというカッディに対して
君はお役所主義を貫き目の上のたんこぶで医者としてはやっと
こさ二流だが人を見る目があるとして、誰を選ぶべきかを
問う。カッディはタウブとカトナーを推薦。
後々ハウスがこの二人を残すとする決断を持った際には、
カッディとしてはハウスはこの二人を残さないようにする
為に敢えて語ったようで、一人は女性を入れないとダメ
だと語る。結果的に三人入れることにしたようで、フォアマン
を含めると4人構成になるのかな。
三人半にしようとしてタウブはチビだから半人前みたいな主張
がまた凄かったね。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

キャメロンとは冒頭のやりとりでテストに使う患者がいる
かどうかを尋ねにハウスが訪れていた。

チェイスは今回診断上心臓に疾患があると見て切り開いて
みるという際に、切って見せて欲しいと半ば強制的に頼み
に行くシーンで登場していた。

フォアマンは蚊帳の外にされていたけど、終始ドラッグ
が原因説を唱えていたのかな。


サバイバル戦

今回点数制で行われて100点からの減点方式。
凄い勢いでアンバーの得点がマイナーになってしまった
けど、結果的にテストを意識してテスト生たちが減点を
恐れて意見を言えなくなるというフォアマンからのアドバイス
も有って、最終的には点数は排除された。ただ突然に
サーティーンとカトナーはクビだと告げた際には、なんとか
首を撤回させようとして、意見を出させる辺り、ハウス先生
のずる賢さも表れていた。

■今回の患者

ジミー・クイッド

完全にドラッグによって引き起こされた病気だと思われた患者。
こんなジャンキーでも子供たちの面倒見は良いみたいだけど、
ジャンキーを子供たちに近づける人などいるのか?みたいな突っ込み
どころは存在する。アンバーはそんなジャンキーを嫌い、サーティーン
は対照的に患者として扱う姿が合った。ジャンキーを嫌う理由
として、アンバーは今回ハウスの前で、いろいろと語っていた。
母親に愛されず、父親には期待されすぎたことによって、必死になって
正しい答えを見つけようとしてきたこと。その結果患者に損はない
とする結果重視型の性格はハウスに似ているところが有るね。
タウブは寧ろジャンキーに肩入れするサーティーンに違和感を唱えて
いた。命は大事だが、命を粗末にする人物を助けようとしていること。
サーティーンは、ドラッグは何かを隠すための仮面であり、ただの
ジャンキーではないことを当てていた。案の定、ジミーの昔の音楽は
誰もを魅了するもの(ジミー・モスコウィッツ名で)を持っていた。
ドラッグの件に関しては、ハウス先生も人の事がいえず、何かを
隠す為にバイコディンを飲み続けているのかもしれない。
タウブの代わりに検査したハウスがお礼にバイコディンを持ってこない

結局症状的には、ドラッグによって体内の免疫システムが壊れて
「オリバーツイスト」のように子供たちと接しているウチにはしか
にかかっている事が判明する。


■使用された曲

・Norman GreenbaumのSpirit in the sky
・FoghatのSlow Ride

■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

アンバー・ボラキス (Anne Dudek) 性悪女
ジェフリー・コール (Edi Gathegi) "BIG LOVE"、モルモン教、子
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
サーティーン (Olivia Wilde) ERから来た医者

マッケンナ (Matt DeCaro) ウィルソンがガン宣告した
イアン (Alex Weed) バンドメンバー
フレッド (Nick McCallum) バンドメンバー
クリス (Eli Bildner) バンドメンバー
ジミー・クイッド (Jeremy Renner) バンドメンバー、倒れる
--- (Boris Kievsky) Club Owner
--- (Darren S. Kim) Parent
--- (Tanika Brown McKelvy) Parent
--- (Kes Reed Miller) kid
--- (Olivia Eve Everhard) Kid
--- (Spencir Bridges) Kid
ルイーザ・マリア (Dina Defterios) テレビドラマの主人公
レックス (Justin Brannock)
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse
--- (Raf Mauro) Doctor


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